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こんにちは、Robot Consulting メディア部です。
今回はRobot Consultingをより知っていただくために、代表横山が書き溜めているnoteを参照しながら創業秘話や「ロボット弁護士」開発誕生にまつわる想いをお届けします。
ーー高校卒業後、お金持ちになるために上京したとありましたが、その背景には幼少期の辛い経験があったようですね。
幼少期は家庭の事情で祖父の家に預けられることが多く、私はお爺ちゃん子として育ちました。しかし、私が中学2年生の時、祖父が自死。理由は借金でした。大好きな祖父が亡くなった理由が借金であったことが本当にショックで、「ある意味お金は命よりも重い大事なものなのか。命より大事なものがあるわけがない」と自問自答する日々が始まり、将来稼ぐことやお金に対する執着心が大きくなっていきました。そこで、高校卒業後は工場のバイトで貯金をし、日本で一番の都市東京でお金を稼ぐために上京。そのなかで有名投資家に出会い私も投資家の道を歩み始めました。
ーーお金への執着心から上京し、のちに投資家として成功するわけですが、AIを活用した「ロボット弁護士」の開発背景には2つ大きなきっかけがあったんですよね。
まず1つ目のきっかけは、祖父を助けることができなかった経験です。亡くなった祖父は人助けが好きで家にはたくさんの感謝状や賞状が飾ってあり、いつも誇らしげに「弱きを助け、強きをくじく。そんな男になれ。」と私に語る優しい人でした。そして、この経験から私は「お金がなくても一番困ってる人に法を届けたい。」と強く思うだけでなく、「もし貧困や身分の格差が関係なく、世界中に法律の無償化を提供できる「ロボット弁護士」を祖父の時代に作ることができていたら、祖父を救えたのではないか。」という想いが募るようになりました。
祖父の言葉と経験は「ロボット弁護士」を着想する根幹となり、今も胸にしっかりと刻まれています。
ーー世界中の誰もが身近に法律を利用できる世界、それがRobot Consultingが目指す「法の民主化」ですね。もう一つのきっかけはなんでしょうか。
2つ目のきっかけは、会社立ち上げに大きな影響を与えてもらったキーパーソン、法テラスの創業に尽力した弁護士 寺井一弘先生との出会いです。
法テラスとは安価に法律サービスを受けることができる、国が運営している法律相談機関です。寺井先生は、貧しい人や所得が低い人の法律相談を無償化するよう、国にも日本弁護士会にも訴えてきましたが、結局国は動かずその夢が叶うことはなかったという経験をお持ちでした。
”法律相談の無償化”という同じ夢を持つからこそ繋がった偶然の出会い。そこで私は「憲法には法の下の平等と書いているのに、なぜ無償化できないのか。私なら投資で儲けたお金でAIを活用した無償の法律サービスを開発することができます。弁護士が既得権益に絡まれてできないのであれば私がやります!」と話しました。すると寺井先生は「非弁法で捕まる恐れもある。(非弁法とは弁護士資格を持たない者が法律業務を行うことを禁止する法律)投資家として成功しているのなら、そこまでリスクを背負う必要はないのではないか。」と。それでも私は「法はみんなのためにあるべきです。投資家をやめても私がやります。」と決意を伝えました。
その後、寺井先生には会社の監査役に就任いただき、先生との二人三脚での挑戦がスタートしました。
ーー同じ志を持つ寺田先生との出会いは運命的なものを感じますね。
寺井先生との出会いがなければ、間違いなく、今の会社やロボット弁護士はできていなかったです。先生には本当に感謝しています。
ーー最後に、「ロボット弁護士」開発への想いを教えてください。
人は成功することよりも、失敗することの方が大事であると考えています。なぜなら、人は失敗から多くのことを学び、次の大きな成功につなげることができるからです。つまり、過程での失敗が全ての成功への財産であるということ。失敗や事実を受け入れることは時には辛いですが、夢をあきらめることが一番辛いことだと思っています。
特にこの先AIの発達によって、より正確でより便利で失敗をしないAIロボットが活躍する時代がきます。そうなった時、生身の人間が唯一残された権利は、”失敗できること”といっても過言ではありません。日々進化しているAI革命の中で失敗は財産になるので、これからも私は失敗を恐れず、失敗の貯金を増やすことで、いつの日か必ず寺井先生との夢を実現させたいと思います。
▷横山英俊noteはこちら https://note.com/robocon_417/n/na7d974c05be3