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新卒入社の商社を半年で辞め、入社5年後に代表に選ばれた男の軌跡【経営者インタビュー】

「株式会社TryHard Japan」は、音楽・文化・エンターテインメントのイベントをプロデュースし、世界中の人々に感動と笑顔を提供することを目指す会社です。 

坂東は2019年に入社し、5年で執行役員にのぼりつめた人。また、2024年9月には提携会社の代表取締役にも任命されています。今回は、代表就任までの軌跡とこれからのことを聞きました。 


商社を半年で辞め、学生時代のバイト先に舞い戻る 

ーー半年の間に、いったい何があったんですか? 

私が入社した商社はきびしい縦社会で、上司に気を遣う日々でした。飲み会ではまめにお酒をつぎ、まめに料理を取り分けていました。そういうことが実は苦手で「この気遣いが50年も続くのか」と思ったら嫌になったんです。もちろん、親に内緒で辞めました(笑)。 

一人暮らしでお金もありませんでしたから、すぐに大学時代のアルバイト先だったナイトクラブに戻ったんですよ。クラブはめちゃくちゃ好きでした。大学の友達は、なぜかDJをしている人が多くてクラブが遊び場になっていましたし、アルバイトとしてもお客様を笑わせるフランクな接客が楽しかったんですよ。おもてなしに対して「ありがとう」の反応がすぐに返ってくるところも好きでしたね。 


28歳、ふと悩みはじめる 

ーー なにがキッカケでTryHard Japanに入社したのですか? 

クラブの社員として3年半程従事して、28歳の頃にふと思ったんです。「この先、夜間の仕事を続けるのは難しいな」と。「昼間のリゾートバイトでもしようかな」と後先も考えずに退職しようとしていました。 

そんなときに、そのクラブのプロデュースを手掛けているTryHard Japanから「人手が足りないから音楽フェスの準備を手伝ってほしい」と頼まれたんです。すぐに手伝いに行きましたが、昼間の仕事が新鮮でしたし、創造的な仕事ばかりで夢中になりました。 

その1か月後に役員の方から「クラブでの経験を生かせるからTryHard Japanで働きませんか?」と声をかけていただきました。働くイメージが具体的に湧いたので、2019年11月に入社したんです。 



創造的な仕事ができる新たな居場所 

ーー TryHard Japanでは、どんなキャリアを積んできたのですか? 

イベントをプロデュースするTryHard Japanは、前述の通りクラブのプロデュースも手掛けています。僕の最初の配属は、クラブスタッフを育成する部署でした。 

それから1年半後に初めて役職をもらい、新設されたVIP対応専門の部署に異動しました。メインの仕事は、関西最大級の音楽フェス「MUSIC CIRCUS」をはじめ、「だんじり祭り」「ランタンフェスタ」など様々な自社興行のイベントにVIP席をつくることです。大人が高級シャンパンを楽しむVIP席だけでなく、飲み放題やオードブルなどの付加価値があるファミリー向けの鑑賞席などもつくりました。 

TryHard Japanの仕事で感じる面白さは、自分で考えて実行できるところです。理由がちゃんとしていれば、新しいチャレンジに投資をしてくれる会社なんです。 



33歳、代表取締役に任命される 

ーー 執行役員、そして提携会社の代表に選ばれる未来を想像していましたか? 

まったく。TryHard Japanの執行役員も、提携会社の代表も、自分がやるものではないと思っていました。母親に報告をしたときも「できるの?」と冷静に言われました。 

任命された理由はよくわかりませんが、評価されたとしたら、ふたつの新しい事業展開を考えたことでしょうか。 

僕はVIP席をつくるためにバーカウンターやソファをレンタルしていたのですが、毎回何十万円もかかるので、海外のかっこいいものを購入したんですよ。それらをレンタルし始めたんです。高単価なので売上としてのインパクトは大きいです。 

もうひとつ、VIPの運営委託という事業も始めました。「他社様のイベント関係の方からVIP席を商品造成するノウハウを教えて」という声が多いので、VIPの集客や対応をパッケージサービスにしたんです。イベント業界は横のつながりが強く、1社に信頼されると口コミで依頼が増えていくんですよね。 


日本の夜遊びアプリを世界のスタンダードに 

ーー提携会社代表としての野望を教えてください! 

世界で通用する事業をつくることです。提携会社とは他に類のないプラットフォームアプリ『JP Night』を開発・運営する会社です。 

『JP Night』には、2024年11月現在、夜の時間を安全に楽しめるお店が3000店ほど載っています。たとえば、ナイトクラブやボッタクリの被害にあわない明瞭会計のお店ですね。また、アプリ会員のお客様は割引サービスを受けることができますが、30万人もの方が会員になってくださっています。 

 『JP Night』は大阪観光局認定のアプリでもあるので、行政からも日本の夜遊びを安全にするアプリとしてお墨付きをもらうこともできました。株式会社ローソンエンタテインメントさんとも提携し、『JP Night』でしか買えなかったイベントチケットをローチケからも買えるようになっています。 

これからは大阪万博やインバウンドの加速にそなえて、色んなジャンルのお店を掲載していきたいと思います。そして日本からアジア、アジアから世界中の国と地域のお店に対応した世界で通用するアプリに育てていきます。僕が行く先々で『JP Night』の画面を開いている人やロゴを見かける未来をつくってみせます。

 


言いなりにならないイエスマン 

ーー誰にでもチャンスがある会社で、実際にチャンスをつかむ人はどんな人ですか? 

「イエスマン」だと思います。 

僕のイエスマンの定義としては、言いなりになる人ではなく、他者から意見されたことを一度素直に受け止める人のことです。そして、自分なりに噛み砕いて考え、違うならどう違うのか意見を伝える人のことです。そんなイエスマンが成長し、チャンスをつかむのだと思います。 

他者の意見を頭から否定したり、好き嫌いで仕事をすると、選択肢も増えず、チャンスも巡ってこないんですよね。結果的に、仕事も評価も広がらないと思います。 

「やってみたら意外に正解だった」ということも僕自身よくあって、選択肢や経験値を広げることができました。これからも「話が通じないやつだな」と思われないように、素直な良きイエスマンでありたいと思います。 


最後までお読みいただき、ありがとうございました! TryHard Japanの風土や働く仲間に少しでも興味を持たれた方は、ぜひご応募ください。社員一同、新しい仲間の登場を心待ちにしています!! 

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