「“GANNIが好き”を仕事に。オープンスタッフのリアル」 ー Seiya Nakamura 2.24 INCが手がける新しいリテールの第一線で働くということ
世界中のファッションラバーから愛されるデンマーク発のブランド、GANNI(ガニー)。その日本でのリテール展開をリードしているのが、セールス・PR事業に強みを持ち、ブランドデベロップメント事業にも携わるSeiya Nakamura 2.24 INCです。
2023年のポップアップからスタートしたGANNIは、今年には渋谷パルコ、阪急うめだ本店に直営店をオープン。現在、さらに複数ブランドでの実店舗展開も計画されており、リテールチームの拡充が急務となっています。
今回は、日本初の直営店である渋谷パルコ店のオープニングスタッフとして活躍し、ポップアップからGANNIの魅力を届け続けてきたHiyoriさんにインタビュー。 ブランドへの深い愛情と、お客様との関係を大切にしながら日々現場で積み重ねていること、そしてこのチームで働くやりがいについて伺いました。
HiyoriさんがGANNIに惹かれた理由
GANNIとの出会いはInstagram。スタイリングに惹かれたのがきっかけだったといいます。「他にはない個性や遊び心があって、着ているだけで幸せな気持ちになれる服」——そんな印象を抱いたそうです。
アメリカ留学中に現地のGANNI店舗を訪れた際、スタッフの佇まいや自信に満ちた接客に心を動かされ、「私も“好き”を伝える存在になりたい」と感じたのだとか。
「私自身がGANNIに心を動かされたように、私も洋服を通じて“好き”を共有し、コミュニティを広げていける存在でありたい。誰かが自信を持つきっかけになれるような接客をしたいと思ったんです」
「おしゃれ、だけでは終わらない。自分の“好き”に自信を持って表現していいんだ、と思えた。あの時の店員さんの姿が、ずっと記憶に残っています」
ポップアップから渋谷店へ──立ち上げ期のエピソード
初めて携わったGANNIのポップアップでは、ブランドの世界観や細部へのこだわりに触れることで、さらに愛着が深まったと語ります。
「GANNIを好きなお客様と自然と“好き”を共有できた時間が印象的でした。世界観を届けるという仕事の奥行きと楽しさを実感した、大切な経験でした」
その後、日本初の直営店となる渋谷パルコ店の立ち上げに携わることに。
「オープンを心待ちにしてくださっているお客様の姿を想像するだけで、胸が高鳴る毎日でした。準備を進めながらブランドへの理解がさらに深まり、オープニングメンバーの情熱にも大きな刺激を受けました」
「準備期間はとにかく忙しかったけれど、GANNIに関わるすべての人の熱量に支えられ、やり遂げた達成感は忘れられません」
「日々新たな発見の連続で、挑戦のたびに自分の可能性を再発見しています」
“ただの販売”ではなく、ブランドの魅力を届ける仕事
GANNIでの接客について、Hiyoriさんはまず「笑顔と空気感」を大切にしていると話します。
「お客様が心地よく過ごせる空間をつくることを何よりも意識しています。GANNIの世界観やカルチャー、スタイリングまで含めて体験いただけるよう努めています」
「“GANNIらしさ”とは、単に“可愛い”を届けるのではなく、背景にあるストーリーや想いまで含めてご提案することだと思っています。そうすることで、ブランドへの共感がより深まるのではないでしょうか」
「“これ、すごく似合いますね”とお伝えしたとき、お客様の表情がパッと明るくなる瞬間が嬉しくて。言葉以上に、GANNIのお洋服が気持ちを伝えてくれるような感覚です」
チームの雰囲気と、224で働くということ
「GANNIが好き」という共通点を持つスタッフが集まるチームは、自然と絆が深まり、学びの多い環境だと語ります。
「オープニングメンバーは皆ブランドへの理解が深く、それぞれが“どう伝えるか”を真剣に考えています。日々その姿勢に刺激を受け、私自身の成長にもつながっています」
また、Seiya Nakamura 2.24 INCで働く魅力についてはこう述べています。
「多様なキャリア背景を持つ方々との出会いを通じて、自分自身の視野が広がりました。会社のカルチャーは非常にウェルカムで温かく、自分の価値観にも自然とフィットしています」
「224に入って一番驚いたのは、“現場と本部の距離感が近い”こと。現場での声を拾い、すぐに行動に移してくれるスピード感は、業界でも珍しいのではと思います」
PR・Sales・Retailを横断しながら手がける組織体制の中で、リテールスタッフにとっても+αの効果があると感じているそうです。
「現場で感じたことがスピーディーに反映され、その連動性に非常に大きなやりがいを感じています。さらに、本社で行われる展示会では発表直後の新作に直接触れられる機会もあり、その体験によって、接客の引き出しが一層増えています。」
今後の展開と、一緒に働きたい仲間へのメッセージ
今後のキャリアビジョンについて伺うと、Hiyoriさんは「将来は自身のブランドを持つことも目標の一つ」としつつ、日々学びを深めている最中だと話します。
「GANNIを通じて自信を得られた経験が、私にとって大きな転機でした。私自身も、誰かの心に寄り添えるような存在になれたらと思っています」
「“売る”だけじゃなく、“伝える”ことにやりがいを感じられる人と一緒に働きたいです」
そして最後に、これから共に働くかもしれない未来の仲間へ、こんなメッセージを送ってくれました:「ファッションに対する情熱を持ち、その思いを共有しながら一緒にコミュニティを育てていける方と、楽しくクリエイティブなチームをつくっていきたいです。ともに成長できる時間を過ごせたら嬉しいです」