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最近よく目にする「FLUX」ってなんの会社?その全貌をプロダクトの歴史から紐解く

みなさん、こんにちは!

FLUXは「テクノロジーをカンタンに。経済価値を最大化する。」というミッションを掲げ、現在はオンライン売上最大化サービス「FLUX AutoStream」と、ノーコードウェブサイト作成サービス「FLUX siteflow」を提供している会社です。

2018年の創業以来、FLUX AutoStreamを導入いただいている企業様の数は右肩上がりです。おかげさまで急成長を続けています。


急成長を続けている一方、事業内容は一見「なんだか専門的で難しそう」であることもあり「結局何をしている会社なの?」と聞かれることも多々あります。

でも実は、提供サービスの中身や付加価値はよくみるとシンプルです。「オンラインビジネス」や「デジタルマーケティング」に少しでも興味がある方には、ワクワクしてもらえるような事業なのではないでしょうか。

今回は「FLUXって、一体なんの会社なの?」をテーマに、CBDOの平田慎乃輔と、CTOのEdwin Liが事業内容を、わかりやすく解説します。

株式会社FLUX CBDO 平田 慎乃輔
2015年株式会社カカクコム入社。
価格.com、食べログ、webCGなどのメディアマネタイズ業務を3年半担当し、
ヘッダービディングの導入やPMP販売などを担当。
2018年カカクコムを退職し、メディアマネタイズの最先端プロダクトを
サポートする企業として株式会社FLUXを共同創業。
ヘッダービディングを中心にメディアマネタイズのサポート、プロダクト開発/販売などを行う。
株式会社FLUX CTO Edwin Li
小学校からDOSとi386環境でプログラミングを行う。
学生時代に中国にて北京代表として数学・天文学・物理学・化学オリンピックで優勝。
英ケンブリッジ大学コンピューターサイエンス学部を中退し、
東京工業大学にてアルゴリズム、機械学習、深層学習を専攻。
中国英語翻訳者資格最年少記録保持者。

FLUXを一言であらわすと?

ーー多様なプロダクトを展開しておりますが、一言であらわすとFLUXは「なんの会社」なのでしょうか?

平田:端的に申しますと、FLUXは「オンラインビジネスをする人たちを総合的に支援する会社」です。広告収益を最大化するソリューションから始まり、ウェブサイト制作やサイトへの集客を支援するソリューションなども手がけています。

取引先企業には、大手のメディア企業のほか、D2C事業会社やEC事業会社などもあります。まさにオンラインでビジネスをする企業全てが対象となり得ます。

Edwin:別の視点でみると、オンラインでビジネスをする事業者が「コア事業に集中できる環境を提供する会社」ともいえます。本来、メディア企業なら良い記事を書くこと、D2C事業会社なら良い商品をつくることなどに注力できるのが理想の環境です。しかし、現実としてオンライン事業者も収益をあげるには、乱立するデジタルツールの中から最適なものを選んだり、正しい運用方法をゼロから勉強したりしなければなりません。

FLUXが介入するのはまさにそのポイントで、私たちのプロダクトを活用すれば、オペレーションの最適化やワークフローの自動化などが可能となり、ツールの選定・学習コストを効率的に行うことができます

平田:「オンラインでビジネスを始めるなら、まずFLUXを契約していただければ全部できる」という世界を目指し、事業展開を進めています。

アドテク企業からノーオペレーションSaaS企業へ

ーーなるほど。そう考えると、確かに「専門的で難しい」ものではなく「身近なサービス」という気がしてきました。では一体、FLUXのプロダクトはどのような進化を遂げてきたのでしょうか。

平田:創業初期は、ヘッダービディングというニッチなソリューションのみを提供していました。FLUXが創業した2018年当時、アドテク先進国であるアメリカのトップパブリッシャーの中で、ヘッダービディングという技術はすでに浸透していました。一方、日本での普及はまだまだでした。障壁となっていたのは、「日本企業にローカライズできる事業者の不在」です。海外のヘッダービディング企業の日本法人は存在していました。しかし、日本企業が日々運用していくには、設定周りのオペレーションが煩雑で適したものではありませんでした。

Edwin:理屈で考えると、ヘッダービディングは、導入すれば収益があがる可能性が非常に高い技術です。そのため、ヘッダービディングの需要自体は日本でも顕在化していました。つまり、オペレーションを自動化するなどして「導入ハードル」さえ取り除けば、大きな市場機会を掴めるという確信があったんです。

平田:アメリカでは当然のように導入されている技術なので、日本でもやらない選択肢はありません。このままだと「日米のマーケットの成長の差は広がるばかりだ」という危機感も感じていました。

ーー実際、ヘッダービディング事業は急成長を遂げましたね。その後、ヘッダービディングにとどまらず、オンラインビジネスを一気通貫で支援するSaaS企業へと変貌しました。この背景には何があったのでしょうか。

平田:現在はヘッダービディングのほかにも、「サイトレイアウトの変更」「広告表示タイミングの選定」「特定のユーザーへの通知」「悪質広告のブロック」が自動でできる機能など、様々なソリューションを展開しております。

私たちはヘッダービディングを通して、取引先企業の収益向上に貢献していたことが、信頼に繋がっていました。そのため、徐々に関連領域での相談を受けることが増え、対応するプロダクトを開発・提供していった結果「複数組み合わせてセットでSaaSとして提供したほうが良いよね」となりました。

大手メディアによるプロダクトの導入

ーー取引先には大手メディアも名を連ねます。大手への導入が進んでいる背景や、FLUXの提供価値をどう考えていますか。

平田:前述のように、特にヘッダービディングはアメリカでは当然のように利用されている技術であり、日本企業側にも導入ニーズはありました。FLUXを選んでもらえているのは「技術力の高さ」と「周辺知識の深さ」だと考えています。

私たちのプロダクトは基本的に「ノーオペレーション」です。ノーコードですらなく、パブリッシャーのマネタイズそのものを自動化できます。この結果、メディア企業は本業にリソースを割ける状態になります。

広告事業の担当者が記事を書くようになるわけではないかもしれませんが、例えば、自社コンテンツの強みをもとにサイト構成を練り直したり、広告主に営業をかけたりする時間が生まれます。

FLUXのプロダクトを通して、サイト運営に関わる様々な施策を簡単に実施できるので、結果としてPDCAのサイクルを早めることにも繋がります。

新たに広告主向けにもサービスを展開へ

ーー直近では、広告主に向けても「FLUX AutoStream」の展開を強めています。その背景や中身を教えてください。

平田:メディア向けに展開していた技術を応用して、広告予算を持っているEC事業者やBtoB SaaS事業者にもFLUX AutoStreamを展開しています。現在は「FLUX Targeting」と「FLUX Layout」という機能をFLUX AutoStream内に展開をしています。

例えば、従来の広告運用だと、100万円の広告費でサイトに100人を集客でき、そのうち20人が実際に購入に至るD2C事業者がいるとします。FLUX Targetingを活用すれば、そもそも購買確率が高い人を集客できるようになり「購入者数を30人に増やすことができる」というイメージです。

Edwin:技術的な背景の一つとしてあるのは、ユーザーの属性を推測できる独自セグメンテーションです。パブリッシャー向けSaaSを通して、すでに膨大なユーザーの行動データを蓄積していました。ビッグデータを解析し、顧客インサイトを抽出するツールも持っています。

「どういう属性の人が、どういう行動をとるのか」に関する知見があり、うまく活用すれば、広告運用に改善をもたらすことも実感していました。そこで、パブリッシャーであるのか、広告主であるのかにとらわれず、事業を展開できると確信したわけです。

共通する「テクノロジーをカンタンに」という思想

ーーヘッダービディングから始まり、FLUX AutoStreamのパブリッシャー向け展開、広告主向け展開へと展開を広げてきました。根底にある価値観や、今後のプロダクト展開について教えてください。

平田:根底にあるのはFLUXのMissionでもある「テクノロジーをカンタンに。」という思想です。

オンラインでビジネスを成功させるには、様々なツールを巧みに組み合わせて、使いこなす必要があります。サイトを作るのも、広告を出稿するのも、広告枠を管理するのも、その全てに専門家が必要なほど複雑で難解な業務です。

しかし、本来であれば、事業者は本業に専念できる環境であるべきだと私たちは考えます。例えば農家であれば、品質の良い野菜を作っていれば、収益が自動で上がり続ける、そんな状態を実現できるよう様々なサービスを展開しています。

Edwin:「オンラインで収益を拡大するために必要な全て」が揃っているプラットフォーマーを目指しています。現在はそのためのパーツを作っている段階です。

今後は例えば、サーバーやドメイン、セキュリティに関するツールの開発などを考えています。今はウェブサイトを主戦場としていますが、動画やアプリなど「フォーマット」に関しても網羅していく方針です。

そのため、構想中のプロダクトは数多くあります。順番の問題はありますが、遅かれ早かれ、最終的にはオンラインビジネスに必要な全てを提供していくことができるようにしていきたいと考えています。

私たちが携わっているのは、日本のマーケティング産業自体のアップデートだと捉えています。世界水準のプロダクトを作り、いずれは海外へと輸出していくことも視野に入れています。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

今回の記事をきっかけに少しでもFLUXに興味を持っていただけましたら、ぜひ一度お話だけでも聞きにきていただけますと幸いです。あなたからのエントリーを心よりお待ちしております!

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