3人が去り、5人が来た夜。 会場は、なぜか最後まで笑っていました。
会社の歓送迎会。ちょっと身構える、あの感じ、ありますよね。
形式ばった乾杯。探り探りの会話。気を遣ったまま過ぎていく時間。
その夜のGLAPには、それが一秒もありませんでした。なにせ、新しく入ったメンバーが、開始早々ゲームのキャラになっていたので。
① まず、新メンバーがゲームのキャラになっていました
配られた一枚を見て、まず笑ったのは、新しく入ったメンバーたちでした。
そこに並んでいたのは、新メンバー5人の顔。それぞれ、某国民的ゲームのキャラに、はめ込まれていたのです。一人ずつ、顔をくり抜いて、合成して。
誰がどのキャラか。その配役を眺めているだけで、なんとなく人柄が見えてくる。初対面の緊張は、この一枚でだいぶほどけていきます。
そしてこの日は、その世界観のまま、ゲームが進んでいきます。新しい5人を、ただ「迎える」のではなく、ひとつの作品の登場人物として迎え入れる。
普通なら、座席表と進行表があれば十分です。そこにわざわざ、キャラ化した新メンバーを置く。理由は、その方が面白いから。
② いきなり、言葉を禁じられました(バースデーライン)
本編の前に、まずはアイスブレイクです。「バースデーライン」というゲームです。
ルールは、一言もしゃべらずに、誕生日順に並ぶ。制限時間はわずか30秒。身振り手振りだけが頼りです。
ほとんどの組は、なんとかクリア。ところが——5組のうち1組が、見事に撃沈しました。
理由:5人中3人が、9月生まれ。
細かい順番を気にしながらジェスチャーをして、無言で「9月!」を伝え合う3人。地獄の光景でしたが、最高でした。ここから会場に少しずつ笑いが増えていき、緊張感も解けてきたところで、GLAP恒例の企画が始まりました。
③ 名物「新人クイズ」は、地味に設計が大変でした
GLAPの歓送迎会、絶対に外せない名物が「新人クイズ」。新メンバーがこっそり書いた回答を、全員でクイズにします。
たとえば、こんな問題がありました...
「えっ、これ誰?」「絶対あの人!」「……まさか、ええっ!?」
しかもこのクイズ、問題が進むほど難易度が上がっていく設計。ラスボスは「この手書きの『遊びゴコロ』の文字、誰が書いた?」という筆跡クイズ。全員、お手上げでした。
経歴を覚えるより先に、笑える一面を覚えてしまう。気づけば、出会って間もないはずの新メンバーが、もう"みんなの一員"になっていました。
④ ババ抜き最弱王は、卒業するあの人でした
続いて「ババ抜き最弱王決定戦」
トランプゲームのババ抜きがいちばん"弱い"人を決める大会です。
栄えある最弱王に輝いたのは——この夜、卒業していくメンバーのひとり、助森 由奈さん。卒業の夜に最弱の称号といくつかの最弱王にしかもらえない景品を持って帰っていきました。
ちなみに最弱の景品は、激辛スナックと、それを中和するためのヨーグルト。なぜか哺乳瓶を添えての贈呈となりました。
卒業するメンバーだからといってちゃんとした景品にしなければいけないということはなく、どんな時でも遊びゴコロあるものをお届けするのがGLAP流です。しかし、景品をチョイスした理由に関しては、いまも謎のままです...
⑤ そして、卒業する3人へ
……と、ここまで笑った話ばかりしてきました。
でも、この夜は、お別れの夜でもありました。これまでGLAPを支え続けてきてくれたメンバー3人が5月を持って卒業になりました。それぞれに、GLAPで過ごした時間があり、それぞれの次の場所があります。
会の中で、まず大堀さん(プランニングチーム)さんと髙橋さん(キャスティングチーム)へ、花が手渡されました。歩んできた時間に、まっすぐ「お疲れさまでした」と伝える時間です。
そしてこの日は、もうひとり——創業初期からGLAPを支えてきた、いちばん社歴の長いメンバーのひとり、助森 由奈さんが卒業していく日でもありました。長く会社の中心にいた人だけに、送る側の思いも、ひとしお。会の終盤は、ゆなさんへ向けた時間になりました。
照明が少し落ちて、一本の動画が流れます。卒業するゆなさんのために、社員みんなで集めたメッセージ動画でした。いまいる仲間も、すでに辞めていった元メンバーも、たくさんの顔が、次々と画面に現れます。
寄せられた言葉は、笑えるものから、まっすぐなものまで。全員が、違う言葉で、だけど同じ想いを伝えていました。優しく隣にいてくれた。どんな時も笑顔で仕事を教えてくれた。辞めたあとも、ずっと会いたいなと思える大切な人。
中でも、こんな言葉がありました。
「"忙しい時ほど、笑顔で仕事をしているゆなさんの背中を見て、私はGLAPで楽しさを忘れずに働くことができました」
忙しいほど、笑いに走る。——この会社が大切にしていることを、助森さん自身が大切にしてくれていました。
動画が終わり、GLAPができて間もない頃から苦楽をともにしてきた井出さん(デザイナー)から、大きな花束を贈呈し、代表や同じチームのメンバーからもメッセージを伝えました。
さっきまで笑いに包まれていた会場の真ん中で、静かな時が流れました。
寂しくないわけがありません。
⑥ それでも、湿っぽくは送りません
GLAPでの「卒業」は、終わりを意味しません。動画の中で、辞めたはずの元メンバーが、何人も笑っていました。「やめたあとも、ちょくちょく会えるのが嬉しい」と。卒業しても、縁はそう簡単に切れない。むしろ、ずっと続いていく。
GLAPで出会えたことの大切さを、代表の坂本は卒業するメンバー、新しく入社したメンバー、そして今のGLAPを支えるメンバーに伝えてくれました。
最後に
キャラ化された新人メンバーの写真も、ジェスチャーのみのゲームで起こったプチ地獄も、哺乳瓶に入った景品も、みんなで撮った一本の動画も。どれも、数字では測れない何かがありました。
でも、その日たしかに、人の心は動いていました。笑って、ざわついて、最後に少しだけ、泣きそうになって。
数字に現れなくても、確かに存在する感情がある。「なんか好き」「思わずシェアしたくなる」「ずっと忘れられない」——GLAPが世の中に仕掛けたいのは、ぜんぶ、その類のものです。
だからきっと、自分たちの送別会でも、同じことをしていました。どうせ心が動くなら、【陽】の方へ。悩んだら、よりココロ躍る方へ。
その選び方を、GLAPは、仕事でも、仲間の見送りでも、変えません。数字には決して残らない、あの夜の笑いと涙のぜんぶが、これからGLAPが届けていくソリューションに繋がっていくと感じた時間でした。
GLAPが少しでも気になったら、フォローして次の話も覗いてみてください。次が何になるかは、企画担当の気分しだいです。