※このストーリーは、noteで発信した記事を転載しています。
ourly代表の坂本(@sakamoto_ourly)です。
ourlyは21年2月のweb社内報から始まり、22年5月にプロフィール、そして今回サーベイをリリースし、ラインナップの拡張を行ってきました。
もちろん、この間にも投稿機能や管理機能、ログイン機能など、既存機能の強化も行っています。
この記事では、ourlyがどういった思想でプロダクト開発を考えていて、なぜこのタイミングで既に多くのサービスがあるサーベイを開発したのかを書きたいと思います。
社内広報が事業成果に繋がる道を示す、"ourly活用プロセス"
ourlyは社内広報、社内コミュニケーション領域のサービスです。
では、クライアントはこの活動を何のためにやるのでしょうか?
組織活性化したらハッピーだよね…ということではもちろんなく、それが組織成果(定着率向上、やりがい向上を通じたエンゲージメント改善)や、ひいては事業成果(部門を超えた協働、ボトムアップでの自発的行動による成果創出)につながると考えるからです。
事業成果を生むのは行動。そうすると、ourlyをはじめとする施策によって社内コミュニケーションが活性化することで、行動が生まれなければいけない。
我々は、その行動を生むための方向づけや動機づけをするのが社内広報の役割だと考えており、情報発信が行動・事業成果にどう繋がるのかについて、"ourly活用プロセス"という図を作成、社内で共有しています。
![]()
"ourly活用プロセス"に常に立ち返り、ボトルネックを解消する
ourlyでの機能開発は、この活用プロセスに沿って考えています。
例えば規模などの属性別で、各クライアントの利用状況を活用プロセスに当てはめていくと、
・属性によらず、ある程度うまくいくプロセス
・属性によって、成功度合いが分かれるプロセス
・属性によらず、まだうまくいっていないプロセス
のようなものが見えてきます。
このなかで、今どこをやるのがサービスの提供価値、課題解決力を高めるのだろうかということを考えながら、次に着手する領域を決めています。
なぜ今サーベイなのか
結論を言うと、活用プロセスを回し、クライアントが成果創出するうえで欠かせないと判断したためです。
山田ひさのりさんがこの記事でおっしゃるように、我々のサービスが直接、事業KPIを変える、またその因果関係を示すことは難しいと考えています。
ただ、その手前となる組織の行動変化については影響を与えることができると考えていますし、多くのクライアントは社内広報・社内コミュニケーション施策に対しての組織変化をサーベイという形で定点観測している。
このことを考えた時に、サーベイで課題を特定して、ourlyで施策を打ち、またサーベイで効果検証をする。これを一気通貫でできると、クライアントのPDCAがもっと早く、効果的に回せるのではないかと考えました。
また、ourlyは社内報やプロフィールの活用状況を分析できることが強みです。その行動データとサーベイ(アンケート)データを掛け合わせることで、従来のサーベイより解像度を上げて評価、施策検討できるのではないかと考えていました。
私もいくつかのサーベイサービスを使ったことがありますが、細かな分析ができても、次どうすればいいのかがわからず、取りっぱなしになってしまう。サーベイをやるなら施策にまでちゃんとつながるものにしたいと考えていましたが、ベータ版でテストした結果、1段も2段も解像度上げて社内広報施策や組織改善施策が打てそうと確信できました。
こういった経緯で、もちろん市場に既にたくさんのサービスがあるものの、我々がやることで価値提供できる部分が大いにあると考えて開発を決めました。
活用プロセスに立ち返ると、我々は本当にまだまだやるべきことがたくさんあります。
組織に向き合うクライアントが事業成果をあげられるよう、社内広報という成果が見えづらい領域を科学して、今後も活用プロセスに向き合い続けたいと思います。
【カルチャー・マネジメントから、組織課題を解決していく仲間を募集しています!】
この記事を通じて、ourlyの文化や考え方に共感していただけたら嬉しいです。少しでも興味を持った方は、まずは気軽にお話ししましょう!