みなさま、こんにちは。BabyJam採用担当です。
今回は、ついに弊社代表の田村に登場していただき、BabyJamの創業ストーリーとカルチャーについてインタビューしていきます!
前編と後編に分けて投稿しますのでぜひ最後までご覧ください!
BabyJamを創業するまでの経緯を教えてください。
そうですね、まず僕は高校から大学卒業までずっとバンドをやっていて、最初はTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのコピーとかいろんなバンドコピーしてました。大学でもバンドを続けながら、ちょっとした起業っぽいこともしていて、とにかく落ち着きのない学生生活でした(笑)。
──バンドに起業に……エネルギッシュですね!
ありがとうございます(笑)。でもその一方で、兄や仲間たちが次々と音楽をやめていくのを見て、正直すごく寂しかったんです。そしてそれ以上に「こんなに良い曲を作ってたのに、世に出ないなんて本当にもったいないな」と感じていました。もちろん主観入ってますけど。
──確かに、そういう才能って埋もれがちですよね。
本当にそうなんです。インディペンデントアーティストって、すごく可能性があるのに“クローズドな環境”に閉じ込められてしまっている感じがあって……。
そんな中、大学3年でみんなが就活を始めるタイミングに、僕は音楽活動の中で感じてきた課題を本気で解決したいと思って、就活はあんまりせずにひたすらそのことばかり考えてました。
──振り切ってますね(笑)。でも、その直感が今に繋がってるんですね。
ちょうどその頃、TikTokが流行り始めていて、事務所やレーベルに頼らずに自分の曲を広めていくアーティストが出てきて。「これだ!」と思って、いろいろサービスを調べてみたら「SubmitHub」に出会ったんです。
──アーティストとプレイリスターをつなぐ、あのサービスですね。
そうです。ただ、日本にはプレイリスターという存在自体がほとんどいなくて、「じゃあ、TikTokのクリエイターがその役割を果たせるんじゃないか」と思ったのがきっかけでした。そうして日本版SubmitHubのような仕組みを作ろうと思い立ち、まずはプロモーション領域からサービスを立ち上げました。
最近では、数千件にものぼる数の楽曲プロモーションが我々のサービスから生まれ、UGCが急拡大し、収益やライブの動員が〇〇倍になりました!みたいな事例もかなり多くなってきましたね。
最終的には、インディペンデントアーティストにとっての“インフラ”になることを目指して、BabyJamを創業しました。
なぜインディペンデントアーティスト向けのサービスを展開しているのか。
──どうしてインディペンデントアーティスト向けのサービスを展開してるんですか?
自分がその立場だったというのもありますし、環境が整っていなかったからこそ、やりたいと思っても続けられない現実を身近で見てきたからですね。配信サービスがあっても、それだけじゃ全然足りない。マーケティング、ファンとの関係づくり、収益化の仕組みまで、全部必要なんです。
──それを全部ひとつのサービスで?
はい、今開発している「AIマネージャー」では、日常的な業務からプロモーション、バックオフィス業務、さらにはフィンテックを活用した収益支援まで360°カバーしています。要するに、すべてのクリエイターの「創作やパフォーマンス以外のデコボコをなくす」ことがミッションなんです。
──それはまさに、今の時代に求められている支援ですね。
まさに。しかも最近では、インディペンデントアーティストの市場規模が世界で約15兆円を超えてきていて、2029年には23兆円を超えるとも予測されています。これはもうグローバル基準で業界全体が変わりつつある、パラダイムシフトの真っただ中だと思っていますし、だからこそ今がチャンスだと考えています。
事業の立ち上げは最初から上手くいったのか。
──BabyJam創業当初はどうでしたか?
正直、全然うまくいかなかったです(笑)。地元の山口県で会社を立ち上げたものの、資金もメンバーもゼロ。銀行も公庫もダメで、お金なさすぎて少しの間だけ実家に戻ったんですけど、みんな就職してる中、親に世話になってたときは正直、色々しんどかったですね。
──そこからどう立て直したんですか?
ちょうど起業して半年くらい経った時に、ある経営者の方とのメッセージのやり取りをきっかけに、東京で開かれるイベントに参加する機会があって。軽い気持ちで行ったんですけど、そこで自分と同世代くらいの他の起業家たちの熱を感じて「ここにいよう」って、旅行がそのまま上京になっちゃいました(笑)
──そんなことあるんですね…
当時はシェアオフィスに寝袋敷いて寝泊まりしてましたね、僕以外にも寝泊まりしてる先住民がいたので、むしろ楽しかったし今でも思い出してクスッとするくらいです。ちょうどそんな時にCTOの古瀬と出会って、サービス作りが一気に進んだのもこの時期なんです。
──そして資金調達まで?
はい、シェアオフィスで出会った起業家たちが繋いでくれたりして。結果的に上京から半年でシードの資金調達ができました。すべてCTO古瀬のスピード感ある開発のおかげですね、、、。
心が折れそうになったことはなかったですか。
──心が折れそうになったこと、あります…?なさそうですよね(笑)
今のところ全くないですね。まだ大きなハードシングスにぶつかってないだけかもしれませんが、それでも「折れることはないだろうな」と思ってます。
──とはいえ、しんどい時ってあるじゃないですか?そういう時は?
そうですね、本当にあんまりないんですよね、そういう「しんどい、、、」みたいなの!
BabyJamのカルチャーはどんな風に考えているか。
──ウチって結構多種多様な人がいるなと思ってますが、カルチャーについてどう思います?
うーん、そうですね。一言で言うと“体育会系”かなとは思います。ただ、根性論ではなくて、ちゃんと考え抜いたうえで全力で動く、という感じですね。攻めタイプの人が多いですが、守りもちゃんと意識してバランスを取っています。
カルチャーの醸成やコミュニケーションで意識している事はありますか。
──この辺はすごくシビアにみられてる印象ですが、どうでしょうか?
ここに関しては、「イイヤツとイイ仕事を」っていうバリューを大事にしてますね。どれだけ優秀でも、仲間を思いやれなかったり、チームより自分を優先するような人は、正直うちには合わないと思います。
──どんな人が「イイヤツ」なんでしょう?
どんな仕事でも前向きに取り組めて、仲間のために動ける、チームの成果を大切にできる。そういう姿勢を当たり前のように自然に持ってる人ですね。スキルはあとからいくらでも身につきますから。
それでいうとCOO/CFOの亀谷はまさにこのバリューを完全に体現してますね!(笑)
今回は代表田村のBabyJamの創業時や現在のカルチャーについてインタビューしました!
次回は、BabyJamのこれからと人への期待について詳しく聞いていきますので後編もぜひご覧ください!