帯廣神社
帯廣神社では日々の「お散歩」を推奨しており、 「おさんぽがてら神社をお参り・お参りしながら 神社を散さく」のキャッチコピーのもと、健康維持と気分転換、そして明日への活力を養ってほしいと 「お散歩参り」の普及を願っています。
https://www.obihirojinja.jp/
ーきっかけは1通のDMから
ー花手水とSNS発信の挑戦
ー伴走しながら発信を形にする日々
ー成果、そして次のステージへ
ー神社の見方が変わった半年間
ご縁のきっかけはYOZORAのInstagram投稿。
発信を見てくださった宮司の大野さんから1通のDMをいただき、初めての顔合わせとなりました。
「神社として花手水をもっと広めたい」──その想いが出会いの原点でした。
帯広の地で長く親しまれてきた「帯廣神社」
SNSフォロワー1万人を超える人気を誇る一方で、ショート動画制作に課題を抱えていました。
2025年3月、YOZORAとの出会いから始まった挑戦。新しい発信の形をつくり出す一歩。
花手水をつくり、管理するだけでも大きな労力がかかる中、SNS用のコンテンツ制作・発信に時間を割くのは難しい状況でした。そこで私たちはショート動画で花手水の魅力を伝えることに。
ただ、YOZORAにとっては花や風景を撮影する経験が不足していたため、基礎から学び直し、模索しながら撮影や編集を一つひとつ積み重ねました。
帯廣神社の元々の影響力も大きかったため、言葉選びにも慎重に取り組みながら形を整えていきました。
(上)手水舎の花手水
(下)名残の花手水を活けている宮司の大野さん
ーある雨の日、私(長内)がプライベートで神社を訪れたときのこと。
境内の景色に圧倒され、「これを動画にしたら面白そう!」と感じてiPhoneで撮影しました。
後日、その映像を大野さんに見せたところ「これも動画にしよう!」とご提案してくださり、とても嬉しかったのを覚えています。
「この方向性で良いんだ」と確信を持てた瞬間でした。
その後も、花手水の制作風景を撮影したり、雨上がりの「緑の池」を朝日に照らされながら撮影したり。
ありのままの神社の姿を切り取ることで、リアルさと神秘性を同時に伝えられることに気づきました。
ショート動画投稿が始まってから、Instagramの月間フォロワー数も右肩上がりに増加。
数字の変化とともに、「神社の魅力が広がっている」と定量での評価も嬉しい瞬間でした。
9月21日に最後の花手水撮影を終えた現在も、今後の紅葉や冬の雪景色、元旦の風景など、新しい発信の可能性が広がっています。
これまでの撮影を通して、神社に対して持つイメージが「お参りに行く場所」から「新しい発見をできる場所」へ変化しました。
境内を少し歩くだけで、毎回新しい季節の表情に出会える。その背景には、「訪れる人に楽しんでもらいたい」という大野さんの想いがあり、その工夫こそが今の帯廣神社の姿を表現しているのだと思います。
自然や人の想いを伝える映像は、これからも地域の人々や訪れる人の心に届いていくはずです。
帯廣神社
住所:北海道帯広市東3条南2丁目1番地