千葉県八千代市から新しい医療の当たり前を創る、株式会社名優です。
今回は、名優のValue(大切にする価値観)について、詳しくお話してみたいと思います。
名優のValueは、以下の通りです。
Be different 異端であれ
誰にでもできることは、他に任せておけばよい。
誰もやっていない、未来の当たり前を創ろう。
Be passionate 情熱的であれ
新しい世界は、情熱を持ったリーダーによって切り拓かれる。
最後は情熱が人を動かす。自燃性であれ。
Be creative 創造的であれ
仕事は与えられるものではなく、冒険心と応用力で自ら創り出すもの。
大きな成果は小さな工夫の積み重ねから生まれる。
Be flexible しなやかであれ
進化は、挑戦と適応の繰り返しで生まれる。
失敗を恐れず挑戦し、しなやかに適応し続けよう。
Be altruistic 利他的であれ
「 自分だけ良ければいい」「儲かればいい」はナンセンス。
人を喜ばせ、世界を良くする仕事をしよう。
Be sincere 誠実であれ
本当に相手のためになるなら、勇気をもって一歩踏み込もう。
誠実な人の気持ちは必ず伝わり、自然と人が集まる。
Be decent 品よくあれ
洗練された、親切なふるまいで、倦まず弛まず、
決然と機動的に事業を進めていこう。
1つずつ、解説していきます。
Be different 異端であれ
誰にでもできることは、他に任せておけばよい。
異端の意味を辞書で調べると、このように説明されています。
「正統から外れていること。また、その時代に多数から正統と認められているものに対して、例外的に少数に信じられている宗教・学説など。」
「物を売る」という観点で見ると、その時代に多数から正統と認められている物を売る方が楽です。
例えば、ガイドラインで使用するよう勧められている製品であれば、お客様は何も疑う事なくその製品を買ってくれます。
でも、そのような製品を売るのは、そこまで難しくないのではないでしょうか?特に志が無くても、ある程度仕事をしていれば売れる。
もしかしたら、その人じゃなくても、簡単に変わりがきくかもしれない。
誰もやっていない、未来の当たり前を創ろう。
私が好きな言葉の一つに、「使命」があります。
限りある命を、何に使うか。
どうせなら、自分たちにしかできないことに使いたくありませんか?
本質的に必要ではあるが、今はまだ正統と認められていないもの。
その必要性を伝え拡げ、未来の当たり前を創っていく。
それが名優の使命だと思っています。
Be passionate 情熱的であれ
新しい世界は、情熱を持ったリーダーによって切り拓かれる。
私は前職、コンサルティング会社で、主に医療機関向けの経営改善の支援をしていました。
コンサルタントの口ぐせの1つに「Factは?」があります。何かの意見を発する時に、その根拠(fact)を明確に示せ、感覚でものを言うな、という意味です。
実際に、支援先のクライアントに何かを提案する時には、絶対的なファクトを示す必要があります。根拠のない意見には、説得力がなく、クライアントが動いてくれないからです。
絶対的な論理性が求められるコンサルタントですが、実はクライアントに提案する時に求められる要素がもう一つあります。
最後は情熱が人を動かす。自燃性であれ。
それは「絶対にこれをやるべきだ」という、提案内容に対する情熱です。
頭で理解しただけでは、動いてくれないことが往々にしてあります。特に、これまでにやったことのない新たな取り組みをする時など。
そんな時、「この人がここまで言うのだから、やってみよう」と思ってもらえる信頼と情熱が必要とされます。その情熱が伝わったとき、もう一段上の信頼を勝ち取ることができ、お客様は動いてくれるようになります。
情熱の伝え方は人それぞれです。ストレートな言葉で伝える人もいれば、口ではあまり言わないが行動で示す人もいる。ただ重要なのは、その情熱が100%ピュアであることだと思います。
Be creative 創造的であれ
仕事は与えられるものではなく、冒険心と応用力で自ら創り出すもの。
「作業」と「仕事」は、似ているようで異なります。
作業:誰かから言われた事を受動的にそのままやること
仕事:作業の目的を考えて、自ら工夫を加え能動的に取り組むこと
作業は言い換えれば誰でもできる事で、仕事はその人にしかできないことです。すべての作業ではありませんが、多くの作業はAIなどの機械に代替されてしまうと言われていますよね。
作業を「仕事」にできるかどうか。それは目の前の作業の目的を考えてるかどうかで決まります。お客様に喜んでもらうため!でもかまいません。目的が明確になることで、どうやったらもっと喜んでもらえるか?という工夫の思考になっていきます。
目的が明確になり、やるべきことが見えたら、あとは実行するのみです。その時に、冒険心と応用力が重要になってきます。
冒険心:一歩踏み出す勇気
応用力:改善するための創意工夫
新しいことをやるときは勇気がいるものです。もしかしたら失敗するかもしれない。
でも迷ったら、勇気をもって一歩踏み出してみる。その一歩がお客様に大きな価値を届けるかもしれません。
そしてもし失敗したとしても、次どうやったら上手くいくかを考えれば良い。それを繰り返すことで、応用力は磨かれていきます。
名優は、挑戦に賞賛を与える会社であり続けたいと思っています。
大きな成果は小さな工夫の積み重ねから生まれる。
1.01の法則と呼ばれるものがあります。
1.01³⁶⁵≒37.8
これはちょっとの努力を1年間続けると、大きな成果につながることを数値で表しています。まさに、「大きな成果は、小さな工夫の積み重ねから生まれる」ですね。
ここで重要なのは、努力だけではなく「さぼり」も同様に積みあがってしまうという事です。
0.99³⁶⁵≒0.03
これは、0.99の法則と言われるもので、ほんのちょっとのさぼりも1年間積もると大きな後退につながることを表しています。
自身の更なる成長に向けて「よし、やろう!」と決めたこと。時には、面倒に感じてしまう事もあると思います。
そんな時は、1.01の法則、0.99の法則を思い出す。さぼったその一日も、積みあがってしまいます。
Be flexible しなやかであれ
進化は、挑戦と適応の繰り返しで生まれる。
生物の進化の方法はいくつかあるのですが、本質として根底に存在しているのが、「変異×適応」という法則です。
生物はすべからく、エラーのように「変異」をし、環境に「適応」することを繰り返して生き残っているというものです。
この「変異×適応」を、人間のビジネスの世界に置き換えると「挑戦×適応」となります。
ここでいう挑戦とは、変化を起こすことです。つまり「挑戦=変化」。例外はありません。
何か新しいことに挑戦する、今やっている事をより良くすることに挑戦するには必ず「変化」が必要になります。
現状維持の延長線上には、衰退しかありません。
失敗を恐れず挑戦し、しなやかに適応し続けよう。
現代は、VUCA時代と言われています。不確実性が高く、将来の予測が困難、という意味です。
例えば車であれば、今作っている車が3~5年後にどれくらい売れるかわかりません。それは、3~5年の間に新たな技術が発達し、車に対する顧客の需要が劇的に変わりうるからです。顧客の生活様式が変われば、車に求められる性能も変わっていきます。
このような予測が不可能な時代において求められる能力こそ、「挑戦×適応」です。特に挑戦してみよう、一歩踏み出してみようという姿勢が最も重要です。
なぜなら、多くの人は変化を忌み嫌うからです。そして変化したくない理由は、失敗したくないから。
しかし、「失敗は成功の母」と言われるように、成功するためには失敗はかならず着いてきます。逆に言えば、失敗のない成功はただのまぐれであり、長続きしません。
成功するために失敗する、失敗するために挑戦する。
Be altruistic 利他的であれ
「 自分だけ良ければいい」「儲かればいい」はナンセンス。
「何のために働いているのか?」
「どんな時に喜びを感じるのか?」
これは、私が面接の時に必ず質問することです。
最近は、個人でもお金を稼げる時代になってきました。副業も当たり前になってきており、SNS等を使って誰でもお金を稼ぐことができるようになってきたと感じています。
従業員として働くよりも、個人でお金を稼ぐ方が手に残るお金は多いかもしれない。
それでも私は、個人で稼ぐよりもチームで仕事をする方が好きです。
こんな時代に、組織で働く意味は何でしょうか?
人を喜ばせ、世界を良くする仕事をしよう。
組織で働く意味。
それは、互いの強み・弱みを補い合いながら、一人では実現できない事業を遂行すること。
これに尽きると、私は考えています。
自分一人では成し遂げられないことも、チームで力を集結すれば達成することができる。
せっかく働くのであれば、ただお金を稼ぐのではなくて、一人でも多くの人が喜ぶ、少しでも世界が良くなる仕事をしたい。
私たちはそう考えています。
Be sincere 誠実であれ
本当に相手のためになるなら、勇気をもって一歩踏み込もう。
これは私が仕事をする上で、最も大切にしている考え方です。
お客様のためになることを本気で考えた時。
お客様が取るべき選択肢がAだと確信するのであれば、例えお客様がBだと言っていても、勇気をもってAを提案しようよ、という考え方です。
お客様に好かれるために、嫌われないために。お客様が言ったことにうなずくだけで、何も言わないことは簡単です。
そうすれば、少なくとも嫌われることはないかもしれない。
でも、その人がその場にいる意味はあまりないんじゃないでしょうか?
誠実な人の気持ちは必ず伝わり、自然と人が集まる。
お客様への提案が自社の利益ではなく、本当にお客様の事を想って出した答えであれば、必ずお客様は耳を傾けてくれるし、更なる信頼を寄せてくれるようになります。
そしてそういう人物に、人は自然と集まります。
これは、お客様への提案に限った話ではありません。
社内の同僚、上司、部下。関係性に関わらず、相手の事を本気で思うのであれば相手の為に一歩踏み込んで言った方が良い時はかならずあります。
例えそれが一時的なコンフリクトを生むとしても。
ここで重要なのは、
・ベースとなる信頼関係を築いていること
・自身の利益ではなく本当に相手の利益を考えていること
この2点だと思います。
ベースとなる信頼関係がない状態では、どれだけ正しいことであったとしても、相手に拒絶されることがあります。
表面上はうまいことを言いながら、本当は自分の利益のことばかり考えている人は会話の節々の言葉遣いや表情で、直ぐにばれます。そして、信頼を失います。
皆さんの学生時代の「恩師」も、優しいことばかり言ってくれた先生ではなく、厳しくも、自分の事を想って接してくれた先生ではないですか?
Be decent 品よくあれ
洗練された、親切なふるまいで、倦まず弛まず、決然と機動的に事業を進めていこう。
品がある人って、どんな人でしょうか?
これは少し感覚的なものなので、言葉にするのが難しいかもしれません。
逆から考えてみるとどうでしょうか?つまり、品が悪い人の特徴を並べて、そこから品の良さを定義する方法です。
私が「品がないな・・・」と思う人は以下のような人です。
・店員さんへの態度が悪い人
・短気な人
・見た目の清潔感がない人
・自分の意見がなく、相手によってコロコロ意見を変える人
・本人には何も言わず、影で悪口を言う人
・卑怯な手を使って対戦相手を陥れる人
・無駄な言動が多い人
ここから「品がある人」を導き出すと・・・
・自分が顧客の立場であっても、店員さんへの気配りができる
・自分の感情をコントロールして、冷静な言動をとれる
・清潔感のある、相手に不快な思いをさせない装いをしている
・何に対しても自分の意見を持ち、それを誰に対しても伝えることができる
・言いたいことがあれば、本人に対して気遣いながらもきちんと伝える
・正々堂々と、対戦相手と実力で勝負する人
・動作や発言に無駄がない人
このように羅列してみると、品の良さを作り上げる要素は見た目だけではなく、内面的な要素が多いということがわかります。
自分の考えを明確に持ちながらも、反対意見を持つ人を糾弾するようなことはしない。一方で、より多くの人に受け入れられるよう、できる限りの努力はしている。
相手の立場に関わらず、1対1の関係で対峙し、互いに尊重し合うことができる。自分のやるべきことに向けて、無駄なく流れるように時間を過ごしている。
そんな品が良い人でありたい、と思っています。
優一