13年前、ロサンゼルスに拠点を構え、たった一人の日本人から始まった映像制作会社があります。名前はMt. MELVIL。「国境に壁はない」という想いを胸に、日本の感性と世界の現場を行き来しながら、少しずつ、でも確かに道を切り拓いてきました。
当時は、海外で制作に携わる日本人がまだ少なかった時代。言葉も文化も違うなかで、現場に飛び込み、学び、試し、信頼を積み重ねながら、世界とつながる“当たり前”を少しずつ築いてきました。
そこから十数年。今では東京とロサンゼルスの2拠点を中心に、世界各国のパートナーやクライアントと共に、広告やオリジナルコンテンツの企画・制作を行うチームへと成長しました。メンバーのほとんどは日本人。それでも、舞台はつねに国境の外です。
2025年からは、長年LAと東京の現場を支えてきた2人のエグゼクティブプロデューサーが新たに代表に就任し、両拠点の連携をさらに深める体制に。大きな変革というよりも、これまで積み上げてきたMt. MELVILらしいやり方を、自然に次の形へ進化させるステップです。
カルチャーの違いも、言葉のギャップも、「分かり合おうとすること」から始めれば超えていける。私たちはそう信じて、今日も制作を続けています。英語が話せることよりも、違う背景の人たちとちゃんと向き合おうとする姿勢を大切にしています。
社内のSlackでは、拠点や肩書きに関係なくフラットにやりとりがあり、週1の定例ミーティングでは、それぞれの時間軸や場所を超えて、顔を合わせて話せる場を持っています。物理的な距離よりも、チームとしての距離感を大切にしている空気があります。
また、社外プロジェクトや個人の挑戦にも柔軟に対応していて、メンバーそれぞれの「やってみたい」を応援する文化も、私たちの強みのひとつです。それが結果的にチーム全体の視野を広げ、新しい視点や価値観にもつながっていくからです。
私たちは、ただ映像をつくるだけの会社ではありません。
表現を通じて、人の想いや文化を伝えたり、まだ言葉になっていない感情に触れたりする。そんな“物語のつくり手”でありたいと考えています。
Mt. MELVILはこれからも、自分たちらしいやり方で、世界とつながりながら、一つひとつのプロジェクトにまっすぐ向き合っていきます。