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社員インタビュー#1 「なんとしてでも作る」技術者たちの熱い挑戦

簡単に自己紹介と現在の仕事内容について教えてください!

自由曲面レンズの研磨工程を行っています。レンズを研磨していく中でも高い精度が求められる、研磨の最終工程に携わっています。

就職活動をしていたとき、どこで夏目光学に興味を持ったんでしょうか?

最初に「夏目光学」という会社に触れたのは、学校の就活支援センターでした。

レンズをつくっている会社だということは元々知っていたのですが、漠然と「レンズ=メガネ」とかのイメージが強かったので、最初はそういったレンズを作っている会社だと思っていました。

ですが資料を見てみると、自分のイメージは全く違っていて。

医療機器や半導体を製造するためだったり、最先端分野で活躍するレンズをつくっているということ、高い精度が求められる繊細なレンズを提供しているということを知りました。

もともと製造業に興味を持っていたのですが、漠然と「より難しいものをつくりたい」「高い精度を求められる環境の方がやりがいを感じられそうだな」と思っていたので、ナノメートルとか、これまで聞いたことないような単位も出てきて、高い精度を実現している夏目光学に興味を持つようになりました。


入社前後でギャップはありましたか?

レンズができるまでの過程が、そもそもイメージと全く違いました。

レンズを作るというと、大量に何個も同じレンズを作って、失敗したとしても他にも大量にあるレンズを代わりに使って…というイメージを持っていたんです。

ただ、夏目光学のレンズ製造は全く違いました。僕が担当する部署に流れてくるレンズは少なくて数個、多くて十数個しかないんです。夏目光学では完全に受注生産、お客様の要望に合わせてオーダーメイドでレンズを作ることがほとんど。1つのレンズを設計から製造するまで、何度も検証を繰り返しながら作成するので、大量生産はおろか数個作ること自体もすごく難しいんです。

何個もつくるものであれば、気持ち的にも「失敗しても他のレンズがあるし」と思えると思うんですけど、基本的には失敗が許されないので…緊張感は常にありますね(笑)

レンズを作るときも、機械にいれたらその通りの形になって出てくると思っていたんですけど、予測できないくらい少しの差で違いが出てきてしまう繊細なもので…本当に取り扱いが難しいな、と日々感じています。

難しいからこそやってやる!という精神は夏目光学の皆さんが共通してお持ちなのかなと思うんですが、Sさん自身はどのように思いますか?

「何としてでも、つくりあげる」という強い想いは私自身としても、周りの先輩からも感じています。

以前、先輩社員と一緒に研磨の最終工程を担当したことがあります。その時は僕自身で対応すべき製品が4つほど進行していたのですが、そのうち最初に来た1つが中々うまくいかず、あとが詰まってしまって…

他の終わらせないといけないレンズも、自分のパートにどんどん流れてきてしまって、「これはやばい!」と思っていたら、合間を縫って先輩が他の製品を全て終わらせてくれて…

僕は1つめのレンズにしっかりと向き合うことができて、結果的に製品をきちんと完成させることができました。

初めての経験だったので当時はとにかく焦ってしまって、手元にあるレンズすら集中して研磨できなかったのですが、そうした先輩のフォローに助けられましたね。

同時にその先輩の姿勢から、「全員で何としても期間内につくりあげるんだ」という強い想いを感じました。僕自身もその先輩のように、「自分のパートをとにかく終わらせる」ことだけじゃなく、困っている後輩の様子を瞬時に捉えて、「チームとしてしっかりと製品を仕上げる、つくりあげる」という部分にプライドを持って取り組んでいきたいです。

これから2年目になる中で、「もっとこういうことができるようになりたい!」と考えていることはありますか?

新規品を製造したいですね。

自由曲面は自由度の高いレンズなので、色んな形のレンズの研磨に携わるのですが、僕が今製造しているレンズは過去一度製造したことがあって、すでにデータがあるレンズなんです。新しいものに比べたら比較的すぐに研磨ができるんですが、新規品となると形状自体が全く変わってくるので、こうすればできるみたいなノウハウはありません。

新しいオーダーが来た時、自分の力で、「こうすればいいな」「こうすればできるな」って考えて作り出せるようになりたいです。


なかなか難易度が高いことなのではないかと思いますが、「いつまでにやってやる!」という想いはあるのでしょうか?

今の目標の中では、一番上の目標なので(笑)

そこにたどり着くまでに、まだ僕ができたことがない形状のレンズもたくさんあります。まずはその前段階をできるようにしてから、ようやく新規品のレンズを任せてもらえるのかなって思います。

まずは計測ができていないレンズを教わってできるようになって、今は一度加工歴があるものを遅れずにやるっていう目標に向かって頑張りたいです。

夏目光学に入りたいと思っている学生に一言お願いします!

どういう形のものをつくっているかをホームページで見てもらうだけでも、すごいなって思う部分があると思います。

ただやっぱり実際につくっているところを見てもらうのが、一番夏目光学の凄さを感じてもらえると思うので、是非工場見学で本物を見に来てください!

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