1. What’s 開発合宿?
Handyの開発組織において、私たちは「事業第一、生徒第一」を原則としています。しかし、日々のスピーディーな機能開発や保守運用に全力で向き合い続けるためには、時には立ち止まり中長期的な視点で技術基盤を磨き上げる時間も必要です。
今回、事業運営に支障が出ないよう各チームで計画的に調整を行い、2日間の「集中開発期間(開発合宿)」を設けました。本レポートでは、なぜ私たちがこの時間を確保したのか?そして何を得たのか?48時間の記録をお届けします!
2. なぜ今、集中開発期間を設けたのか?
▼合宿の目的
技術部をより強い組織にすることを目的に開催しました。開発生産性の向上やスキルアップに加え、組織文化の形成を目指しています。
▼チーム構成と進め方
今回の合宿では、あえて「普段のプロジェクト単位」を解体しました。チーム分けは、スキルのバランスや相性で選ぶメンバーベースではなく完全な「ランダム編成」。
慣れ親しんだチームではないからこそ、自分とは異なる視点や技術スタックに触れ、個々の生産性を底上げする「学びと気づき」を得ることを目指しました。
▼合宿のゴール
各チームのテーマを形にすることはもちろん、同期的に作業する中で、仕事の進め方・開発手法・考え方に相互に刺激を与え合い、個々の生産性を底上げすること。
今回の合宿は、1日目(リモート)・2日目(オフライン)の2日間開催。2日目は東京オフィスに集結し、前日のキックオフで高まった熱量をそのまま開発へぶつけました。
2. テーマはハッカソン形式
ルールはシンプル。「ハンディ株式会社にとって役立つ可能性があること」。
今回集まったテーマの根底にあるのは、「現場の痛み」と「未来への好奇心」でした。「入稿の差し戻しを減らして担当者を笑顔にしたい」「営業メンバーがいつでも一人で練習できる環境を」「アプリ通知が届かない課題を突破したい」。日常業務の優先順位の中で中々取りかかれなかった、けれどエンジニアが「今、これを解決するのが価値がある」と信じた熱いテーマが揃いました。
「解きたい課題」か「触りたい技術」か。好奇心と実益が交差するポイント
テーマ決定のプロセスは、2日間という限られた工数の中で、いかに技術的挑戦と実用性を両立させて最大のアウトプットを出すか。チーム全員で知恵を出し合う作戦会議の連続でした。
あるチームでは、「年末調整の電子申請」から「ビンゴガチャ」「AIによる自動PR作成機能」まで、10以上のアイデアがわいわいと飛び出し、最終的にメンバーの投票によって「2日間で確実に価値を形にできるもの」を合意。また別のチームでは、あえて既存コードとの干渉がない領域で合宿ならではの爆速開発を戦略的に選択しました。
中でも印象的だったのは、「エンジニアとしての純粋な興味関心を、いかに事業へ還元するか」という議論です。「せっかくの合宿、普段は触れない技術に挑戦したい。でも、単なる自己満足で終わらせたくない」。そんな想いから、あえて難易度の高いRustを選びつつ、検証対象を実プロダクトに据えることで、「知的好奇心」と「プロダクトの進化」を両立させる着地点を見出すチームもありました。
3. 1日目の振り返り
1日目は各自リモート環境からのスタート。日常の定例タスクから離れ、開発にフルコミットできる環境を整え、朝から一気にアクセルを振り切りました。1日目終了時点での各チームの手応えと、産みの苦しみが入り混じったリアルな声をお届けします。
4. 2日目はオフラインでの実装と最終調整
2日目は、メンバー全員が東京オフィスに集結しました。
この日の中心は、1日目に構築したロジックの統合と、デモ発表に向けた最終的な仕様調整です。その場で画面を見せ合いながら「即断即決」で進めていく、オフラインならではのスピード感が印象的でした。
午前中は、各チームとも1日目に挙がっていた課題の解消に集中。集中して確保したこの時間は、単なる実装作業の場に留まりませんでした。他部署のメンバーとも積極的にコミュニケーションを図り、「現場では実際にどう使われるか?」「この機能があれば業務がどう変わるか?」といった実務に即したフィードバックを反映させるなど、部門を越えた「共創」の機会となりました。
5.開発合宿を終えて
48時間にわたる「開発合宿」が幕を閉じました。 中長期的な視点に立ち、普段の枠組みを超えて 純粋に「技術で課題を解決する」ことに没頭した2日間。オフィスを埋め尽くした議論と打鍵音の先には、5つの動くプロトタイプとそれ以上に価値のある「数多くの気づき」が残されました。合宿終了後のコメントから見えてきた、ハンディ株式会社の「モノづくり」の現在地をお届けします。
▼気付き
今回の合宿を「単なるイベント」で終わらせないために、私たちは「何を持ち帰れるか」を大切にしました。実際に手を動かしたからこそ見えてきた、AI時代の開発スピードや、自律的な開発を支えるための組織的な改善案。現場のエンジニアが肌で感じた、リアルな気づきを抜粋しました!
▼参加メンバーの「ありのままの感想」
全力で開発に向き合ったメンバーたちが感じた手応えをピックアップしました!
「集中開発」という武器の再発見
数人で一箇所に集まり開発に没頭する。このスタイルが持つ爆発的な推進力を、改めて全員で体感しました。実は過去にも、この「短期集中型」の開発スタイルによって『地図機能の移植』を短期間で完遂し、無事リリースまで繋げた成功実績があります。
もちろん開発タスクの種類にもよりますが、今回の手応えを経て、普段の開発業務でも「ここぞ」という場面でこの集中開発する方法を積極的に試していきたいと考えています。
「点」を「線」へ。次の課題は「価値への筋道」
一方で、課題も明確になりました。 それは、各チームの技術的な取り組みが、最終的にどうプロダクト価値に寄与できるかという観点と、そのための「筋道の設計」です。
せっかくの取り組みが「単発のイベント」で終わってしまうのはもったいない。企画段階から、その実装がどのようなステップを経て事業成長へと結びつくのか、その道筋までを練り上げること。これを次回の合宿の改善点として取り組んでいきます。
6. We are Hiring!
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まずはカジュアルにお話しできることを楽しみにしています!
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