今回は、インターン生としてグリッジで働く松本さんに話を伺いました。
小学生の頃にK-POPに出会い、中学生になるとアニメの編集動画をYouTubeに投稿するようになります。初めて投稿した動画が記録した再生回数は340万回。
その後はK-POPのファンアカウントで日本語字幕をつけた動画を発信し、大学では第二言語に選んだ韓国語を、わずか半年でTOPIKの最上級である6級まで取得。
「好き」を起点に積み上げてきたそれらの経験は、いまグリッジでの動画制作や韓国市場のトレンド調査につながっています。
小学生の頃から変わらず「好き」を追いかけてきた松本さんに、これまでの歩みと、いまインターンの現場で感じていることを話してもらいました。
初めて投稿した動画が、340万回再生された。
▍まず、簡単に自己紹介をお願いします。
関東の大学に在籍している大学3年生の松本です。
小学生から中学生くらいの頃に、K-POPにハマったのがきっかけで、音楽やエンタメの領域に興味を持つようになりました。
当時から今で言う「推し活」のようなことをし始めました。
▍当時はどんなアーティストが人気だったんですか?
もともと親がBoAやBIGBANGを聴いていて、そこからK-POPを聴くようになりました。
自分がすごくハマったのは、TWICEです。
日本デビューをしたタイミングから追いかけていました。
▍中学生の頃から、SNSでの発信もされていたんですよね。
アニメも好きだったので、アニメの動画編集をしたものをYouTubeに投稿していました。
その後K-POPのファンアカウントでも発信をするようになりました。
▍なぜ動画編集を始めようと思ったんですか?
YouTubeにファンの方が編集した動画がたくさん上がっていて。それを見るのが好きだったんです。
そこから「自分も作ってみたいな」と思ったのが始まりでした。
▍どんな動画を作っていたんですか?
アニメの映像の一部を切り取って、別の音楽に合わせる形です。
主題歌のこともあれば、その時に流行っていた曲のこともありました。
今でもそういう文化がありますが、当時からすごく盛り上がっていました。
▍それまでに動画編集の経験はあったんですか?
全然ありませんでした。それが本当に初めてです。
▍その最初の動画が、かなり再生されたと伺いました。
340万回くらい再生されて、とてもびっくりしました。
コメントでも「感動した」「編集が上手」と褒めてもらえて、それが嬉しかったですね。
▍その後、K-POPの発信も始められたんですよね。どんなことをしていたんですか?
当時は、日本語字幕が少し遅れて出る感じだったんです。
今は投稿されたらすぐ日本語字幕でも見られるよう発信がされていますが、当時は何日か経たないと見られないこともありました。
それで、自分で日本語字幕をつけて発信をしていました。
「韓国語」と「音楽」、両方の”好き”が重なった場所。
▍韓国語はどのように身につけられたんですか?
本格的に勉強を始めたのは、大学に入ってからです。
第二言語が韓国語で、久しぶりに勉強したらまた面白いなと思って。
そのうちに先生から「資格も取れるんじゃない」と言っていただいて、TOPIKに挑戦し半年ほどで、一番上の6級を取得できました。
▍大学に入ってからも、発信は続けていたんですか?
2年生の時に、韓国について発信するアカウントをやっていました。
K-POPアイドルの情報アカウント……というほどではないんですけど、今バズっている動画を紹介するようなアカウントです。
中学生の頃にやっていたものとは別で、一度やめてから、まったく違う形で始めたものですね。
▍インターンを探し始めたのは、どういうきっかけだったんですか?
就活が早期化していることもあり、自分のやりたいことや適性を知るためにも経験を積みたいと思い、インターンを探し始めました。
▍どういった企業を見ていたんですか?
大学でマーケティングを学んでいるので、まずはそこを軸に幅広く見ていました。
あとは韓国関連ですね。韓国の化粧品会社など、韓国語を活かせるところも探していました。
将来的に音楽やエンタメに関わりたいという気持ちもあったので、その方向でも探していました。
▍色々な企業がある中で、グリッジに応募された決め手は何でしたか?
募集要項に韓国語を活かせると書いてあったことと、自分がやりたい音楽の仕事でもあったことです。
あとはホームページを見た時に、一緒にお仕事されている会社に有名なレーベルやマネジメント会社も多く、「ここでなら、いろいろな経験ができるんじゃないか」と思いました。
語学力を活かし、コンテンツ制作・現地のトレンド調査を担当。
▍今はどんな業務を担当されているんですか?
メインは動画制作になります。
その他にも、韓国のトレンド調査であったり、韓国に向けてJ-POPを紹介するInstagramのアカウントがあるのですが、そこのコンテンツ企画だったり。韓国語を日本語に翻訳するようなお仕事も担当しています。
▍動画制作というのは、具体的にどういったものですか?
歌詞動画のような形のものが多いです。
InstagramやYouTubeのショート動画に歌詞が入っているような動画で、韓国語や中国語、英語で歌詞を入れることもあります。
▍そういった動画はどういう流れで作っていくんでしょうか?
担当するアーティストさんによって異なります。
もともと素材があって「こういう風に作ってください」とリファレンスをいただくこともあれば、素材の中から自分で選んで、何箇所か切り抜いて作ることもあります。
文字の配置や色も、自分で考える時があります。
▍特定のアーティストさんを担当されているんですか?
一時期はそうでしたが、今は複数のアーティストさんのものを作っています。
▍韓国のトレンド調査についても詳しく教えてください。
例えば、日本のアーティストの方が韓国でライブをすることになった時などに行います。
「InstagramやYouTubeに投稿する映像はどんなものがいいか」「現地で最近流行っているTikTokの音源は何か」「どんな風に撮れば韓国の方に見てもらえるか」、そういったことを調べます。
「韓国に行くなら、ここで撮影した方が良い」といったようなスポットもあるので、そういったことも含めて調査しています。
▍最近だと、どんな調査をされましたか?
あるグループの方が、韓国の音楽番組に出演することになった時の調査です。
韓国の音楽番組には、フォトスポットのような撮影場所がいくつかあるんです。
真っ赤な壁があったり、階段があったり。カムバックした時にそういう場所で撮るのが、当たり前というか習慣になっているんですね。
出演される番組もいくつかあるので「それぞれどこでどんな写真・動画を撮るのがいいのか」を調査し、そのアーティストさんに合った形でコンテンツの企画を考えました。
正解がないからこそ、「ファンダムの声」を頼りにする。
▍働いてみて、難しいと感じるのはどんな時ですか?
「自由に作っていい」と任せてもらえるときは、裁量の大きさを感じる一方で、正解がないということもあり、難しさを感じます。
「これでいいのかな」と思ってしまって、すごく時間がかかってしまうことも多々ありました。
▍リファレンスがある場合とは、まったく違うんですね。
「これと同じように作ってね」であれば、同じように作ればいいんですけど。
3分、4分あるミュージックビデオから何箇所か切り取って、自分で選ぶというのは、やっぱり難しいです。
▍そういう時は、どうやって決めているんですか?
まずは一番盛り上がっているところをYouTubeの動画で確認します。
YouTubeだと、どこが一番見られているかが分かるので、そこを見たりしています。
あとは、やはりコメントもとても重要です。
ファンの間で「ここがすごくいい」と話されていたりするので、そういうところも参考にしますね。
意外とサビの部分以外で盛り上がっていることもあるので、ファンダムの声は丁寧に確認しています。
「分からない」ことを受け入れ、周りの人たちを頼る。
▍インターンを通して、自分が変わったと感じる部分はありますか?
二つあります。
一つは、音楽に関する知識という側面です。
具体的には業界の皆さんが使用する言葉の意味が分かるようになったことです。
最初は横文字がたくさんあって、分からないことばかりでした。
▍例えば、どんな言葉ですか?
「KOL」とかです。
調べれば意味自体は分かるんですが、実際にどういう目的で、どういうことをやっているのか、など細かな部分までは想像ができなかったんです。
自分で実際にやってみることで、その辺りが細かくイメージできるようになり、以前よりも皆さんの話している内容を素早く、深く理解できるようになったと感じます。
▍もう一つは何でしょうか?
分からない時に、素直に「分かりません」と聞けるようになったことです。
最初に入った時は本当に全部分からなかったんですけど、「全部分かりません」と言うのもどうかなと思って、少しだけ聞いてみたり、分かったふりをしてしまっている部分が正直ありました。
▍そこから変わったきっかけはあったんですか?
大きなきっかけがあったというよりは、徐々にですね。
場所に慣れたというのもありますし、皆さんと関係性ができてきたというのもあるとは思います。
ただ、それよりも、お仕事をしていく中で、しっかりと話の内容や意図を理解して、仕事を進めていかないとお客さんにも社内の皆さんにも迷惑をかけてしまう、ということを理解するようになりました。
最初は自分で頑張って調べてたりもしていたんですが、「聞く方が明らかに早い」「聞かないと分からない、不安だ」と感じる内容については確認することができるようになりました。
実務を経験したからこそ、「好き」を仕事にしようと思えた。
▍インターンを経験したことで、今後のキャリアに対する考え方は変わりましたか?
音楽やエンタメの業界に行きたい、という気持ちはとても強くなりました。
▍それは、どういう経験からでしょうか。
動画制作など、毎日の業務で音楽や映像に関わるうちに、やっぱり楽しいなと思ったんです。
動画制作も地道で、めちゃくちゃ時間がかかったりするので大変ではあるんですけど、それでもやりがいや達成感を感じるので、「大変だけど、こういうお仕事なら頑張れるな」と思いました。
▍「好きなことを仕事にすると嫌いになる」という話も、よく聞きますよね。
そうですね。
私も最初はそういう話も聞いていたので、自分の好きな音楽やエンタメを仕事にするのはどうなのかなと正直迷っていたこともありました。
ただ、実際にすごく大変な時もあったんですけど、達成感ややりがいの方が勝ったので、「自分の好きなことができる業界に行こう」と思えるようになりました。
▍残りのインターン期間で、挑戦してみたいことはありますか?
自分が好きな韓国のアイドルやアーティスト、アニメ。そういう自分が好きなものの映像制作に関わってみたいという気持ちはあります。
そういったタイミングがインターン期間中にあるかどうかは分かりませんが、有名なアーティストさんからのご相談も増えているので、そういった機会があれば良いな、と思っています。
▍最後に、グリッジのインターンへの応募を考えている学生の方へメッセージをお願いします。
音楽が好きな方、映像制作やファンダムについて調べることが好きな方には、ぴったりの環境だと思います。
あとは、実践的なマーケティングのお仕事をすることができるので、音楽に限らず、何か好きなものがあって、その良さをコンテンツを通して届けたいという気持ちを持っている方にもおすすめかなと思います。
いかがでしたでしょうか?
初めて投稿した動画が340万回再生されたこと。日本語字幕をつけて、少しでも早く届けようとしていたこと。半年でTOPIKの6級を取ったこと。
松本さんが「好き」を起点に積み上げてきたものは、いまグリッジでの動画制作や韓国市場の調査に、そのままつながっています。
松本さんのインタビューを通して、
「好きな音楽やアニメに関わる仕事を、学生のうちから経験してみたい」
「自分の好きなものの良さを、コンテンツを通して世界に届けてみたい」
そう感じた方は、ぜひお気軽にエントリーいただければと思います。
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