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こんにちは、プロジェクトマネージャーの金です。
今年の夏は本当に暑い日が続いていますね…
ただ、自宅にはエアコンがあるので、なんとか快適に過ごすことができています。ところが、そんな時期に限ってリビングのエアコンがまさかの故障…。結果的に「強制的な節電生活」を過ごすことになってしまいました。
とはいえ、逆に良い機会でもあります。「リビングのエアコンが使えないことで、どれくらい節電効果があったのか?」気になったので、今回はデータをもとにざっくりと分析してみました。
自宅のスマートメーターデータを可視化して見えてきたこと
自宅のスマートメーターから取得した電力データを 1時間単位に変換して可視化すると、こんなイメージになります。外気温データについては、気象予報のAPIサービスを活用して取得しました。
ただし、スマートメーターのデータは「家庭全体の電力消費量の合計値」しかわからず、内訳までは教えてくれません。
しかし工夫次第で、このデータからベース電力(常時消費される電力)と生活時間に応じた電力消費を切り分けることができます。さらに、長期間データを蓄積していけば、季節変動に応じてエアコンの消費、ベース電力、その他家電による消費を分離して分析することも可能になります。
今回はデータ取得期間が短いため、そこまで深掘りはできませんでしたが、短期間のデータからでも以下のようなポイントを抽出することができました。
リビングのエアコン故障による「強制節電効果」を試算してみた
今回はデータを日単位に変換し、リビングのエアコン故障による強制的な節電効果を試算してみました。リビングのエアコンが故障したのは 8月5日の午後だったため、それ以降はリビングではエアコンを使用できませんでした。
代わりに、リビングでは扇風機を活用したり、寝室にこもって寝室エアコンに頼る生活を送りました。
その結果を整理すると以下の通りです。
故障中でも外気温が高い日(8月6日)は寝室のエアコンに頼ってたので、節電効果は大きくなかったですね…
- 8/3〜8/4 の電力使用量平均:12.6 kWh/日
- 上記と8/5 以降との差分を合計 (9日間):52.1 kWh/期間
- 電気料金を 1 kWh/時 あたり 30 円と仮定すると、約1,563 円の節約効果 に相当
さらに取得データ全体を「外気温に対する1時間あたりの電力使用量」として散布図にすると、次のような傾向が見えてきます。
そこから簡単に導き出せる改善要素は大きく以下の2点です。
- 夜間の空調使用を抑制すること→タイマー利用/扇風機利用
- ピーク時間帯における設定温度を緩和すること
まとめ
というわけで、今回は自宅のリビングエアコン故障をきっかけに、スマートメーターのデータを使って「強制(?)節電効果」を簡単に分析してみました。
日々なんとなく感じている「暑さ」や「電気代の負担」も、こうしてデータとして可視化すると、直感だけでは気づけないリアルな実態が見えてきてとても面白いですね。
メンテルでは、家庭やオフィスなど建物におけるエネルギーや環境データを活用したさまざまなプロジェクトに取り組んでいます。データの活用方法や家庭用スマートメーターの電力データ取得に関して、もし少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ気軽にご相談ください!
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