こんにちは!株式会社SHIP デザイナーの中山です🎨
今回は、ベトナム・ネパールの海外チームと連携するバックオフィスとして活躍している田原さん(大分オフィス所属)にインタビューをしました!
新卒・未経験でバックオフィスに飛び込み、基礎業務から一つずつ経験を積み重ねてきた田原さん。
今では、日本でのバックオフィス業務に加え、ベトナム・ネパールの海外チームへの会計・労務・法務のサポートなどを担う存在へと成長しています。
今回は海外連携を中心に深堀りインタビューし、リアルなストーリーをお届けします。
ぜひ、最後までご覧ください!
Q1. 簡単な自己紹介をお願いします!
・担当領域:バックオフィス 海外拠点管理 担当(ベトナム・ネパール)
ベトナム・ネパールの海外チームと連携しながら、会計・労務周りのサポートや、日本のナレッジ共有を中心に行なっています!
・趣味: バイクのタンデム、音楽
Q2. 海外チームとのやりとりは、どんな業務が中心ですか?
主に、書類の確認、依頼内容の調整、進捗共有、社内への報告などを担当しています。
ベトナム・ネパールのチームの担当者と協力しながら、会計・労務周りのサポートを行なっていますが、ただ手順を伝えるだけではなく、「なぜその処理が必要なのか」「どんな考え方で運用されているのか」といった背景まで含めて丁寧に共有することを心がけています。
また、月次の収支管理や書類の確認も重要な業務です。
帳簿データや経費証憑、給与情報などのチェックを行い、日本基準に沿って整っているかを確認しています。細かな作業の積み重ねですが、この一つひとつが、グローバルな事業運営を支えていると感じています。
書類の文章など言語が異なりますが、どのように確認対応しているのでしょうか?
海外チーム内に日本語が堪能な担当者を配置しており、書類の言語違いがあっても問題なく確認できる体制です。必要に応じてChatGPTや、DeepLなどのツールで翻訳しながら正確性を担保しています。
Q3. 海外チームとのコミュニケーションはどのように行っていますか?
日常のコミュニケーションは主にSlackを活用しています。
海外チームからの依頼や進捗共有はチャットを中心に進めていますが、
文章だけでは微妙なニュアンスが伝わりにくい場合は、ハドルやMeetで補足説明をするようにしています。
また、会計の専門用語や細かい内容は日本語だけでは伝わりにくいため、必要に応じて英語で補足することもあります。
加えて、定例ミーティングも実施しており、進捗の確認や課題の共有、今後のスケジュール調整などを定期的に行うことで、チーム全体の認識を揃えるようにしています。
SHIP VIETNAMチームと定例ミーティング中の様子
Q4. 海外拠点の連携・業務はどのような流れで進めていますか?
業務の流れとしては、まず現地チームから依頼を受け、ベトナムと日本の双方で内容を確認し合います。その後、社内の承認を経て、最終的に現地チームへ報告するというサイクルを回しています。
【フロー】
依頼 → 現地・日本確認 → 社内承認 → 報告
現地バックオフィスのLinhさんが作成した書類はダブルチェックを行い、社内規程等もベトナム語と日本語で整備して、日本側とベトナム側で認識の相違が起きないようにしています。設立間もないため、Linhさんのタスクは非常に多く、日本側で対応できる部分は巻き取りながらサポートしています。
また、ベトナムチームとはデイリーMTGを実施し、花﨑さんを中心にタスク管理や進捗報告を行っています。
プロジェクトでトラブルを防ぐために心がけていることはありますか?
フロー内で特に気をつけているのは、早めの情報共有と、認識のすり合わせです。
小さなズレが後々大きな問題になることもあるので、少しでも「あれ?」と思ったらすぐに確認するようにしています。
Q5. 言語や文化の違いで、特に意識していることはありますか?
会計・労務・法務領域だと、日本と法律や制度が異なる場合が多々あるので、日本のノウハウをそのまま当てはめられない場合も多いんです。
そのため、現地の法律をみんなで調査したり、日本側でも弁護士にリーガルチェックをお願いしながら、慎重に進めています。
簡単には答えが出ない問題も多いですが、それだけに、一つひとつのプロセスが学びになっています。
SHIP VIETNAMの立ち上げにも参画した田原さん。会社設立の手続きから、現地バックオフィスチームとの体制構築、社内規程の整備まで、まさに“ゼロの状態”から土台づくりを支えてきました。
Q6. ベトナム拠点の立ち上げに関わることになった経緯を教えてください
入社後まもなくベトナム拠点の設立が決まり、「海外チームとの連携を担当してみないか」と声をかけていただいたことがきっかけでした。正直、最初は「私にできるかな?」という不安が大きかったです。海外との連携経験もなく、ベトナムの法律や制度についても全く分からない状態からのスタートだったので…。
それでも、これは自分にとって大きなチャレンジになると思い、思い切って引き受けました。立ち上げ期は本当に大変で、コンサル会社とのやり取り、必要書類の取りまとめ、認証の手続きなど、手探りの毎日でした。
特に、ベトナムで会社を正式に設立するために必要なIRC(投資登録証明書)とERC(企業登録証明書)が発行されたときは、思わず「やった!」と声が出るくらい嬉しかったです。ここまでの道のりを思い返して、「本当に形になったんだ…!」と実感できた瞬間でした。
今では、海外拠点の立ち上げに携われたこと自体が大きな経験となり、自分の仕事の幅も広がったと感じています。
Q7. 海外連携を通じて、どんな気付きや成長を感じましたか?
海外メンバーと一緒に仕事をする中で、説明力が鍛えられたと感じています。
「どう伝えたらわかりやすいのか」「どこまで噛み砕いて説明すればいいのか」を常に意識して言葉を選ぶようになりました。多分...笑
SHIP VIETNAMへの初の海外出張では、現地でどんな経験をされましたか?
10月下旬〜11月上旬にかけて、キックオフでベトナム出張した際、人の暖かさに触れることができ、忘れられない経験となりました。
オフィスのメンバーをはじめ、出会った方々が、私がベトナム語を話せないことを気遣い、Google翻訳で一生懸命コミュニケーションをとってくれたんです。
海外メンバーと働くことで、「こうじゃなきゃいけない」という固定観念が少しずつ薄れて、柔軟に考えられるようになってきたのでは..と感じています。
ベトナム料理を堪能中のオフショット📷️
現地で知り合った日本人の方・花﨑さん・田原さん・家長さん、で記念撮影!
Q8. 最後に、これから海外チームと一緒に実現していきたいことを教えてください!
現地チームがより主体的に動けるよう、体制づくりを進めていきたいと考えています!
承認フローの構築なども含め、まだ整備段階ではありますが、新しい仕組みづくりにも挑戦していきたいです。
業務の属人化を防ぎ、日本と海外チームが互いにサポートし合える体制を目指しつつ、日々の負担が軽減される効率的なプロセスづくりにも取り組んでいきたいと思います。
また、ベトナムやネパールにも足を運び、顔を合わせながら関係性を深めていきたいです。SHIP VIETNAM(ベトナム)・Kumo Labs.(ネパール)がさらに成長していく未来に寄り添い、SHIPと共に歩んでいければ嬉しいです。
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