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「やってみたい」を実現できるイオンネクストで、最高の青春を

インタビュー:イオンネクスト株式会社 太田正道副社長

イオンネクストによる「Green Beans(グリーンビーンズ)」は事業拡大期へと突入。「食べごろ+(たべごろぷらす)」などの新しいサービスも実装し、さらなる会員獲得とエリア拡大を狙う。この成長期を支える太田正道副社長に、これまでの振り返りや今後の話を聞いた。

さらなるサービス拡充とエリア拡大へ

2023年7月の「Green Beans」グランドオープン後、会員は順調に伸び続け、現在は35万人を超えました。新規顧客の獲得という点で順調な1年だったと言えるでしょう。商品展開の点では、お届けから1週間「新鮮でおいしい」を約束する1週間鮮度保証「鮮度+(せんどぷらす)」が、当初の想定以上に皆さまに支持され、商品点数も着々と増加しています。2024年8月からは、お客さまの「鮮度+」に対する高い満足度と期待にお応えし、野菜だけではなく果物から精肉まで展開を拡大しました。お客さまの声に対してスピード感を持って対応し、サービスの拡充を進めています。現在では、「鮮度+」の拡充とともに、届いたその日から食べごろが続き、食べごろ期間を保証する「食べごろ+(たべごろぷらす)」もスタートさせ、サービスのさらなる充実を図っています。

 部門をまたいだ商品企画とチャレンジ精神のカルチャー

このスピード感を実現しているのは、各部署間、部門間の垣根の低さです。弊社は組織の在り方や働き方を含め、横断的なアプローチを大切にしています。商品部だけで話を進めるのではなく、マーケティング部や営業戦略部も商品開発会議に参加し、多角的な視点で商品展開を模索して、一緒に売場を作っています。成長に向けて新しいことにアジャイルに取り組む姿勢が、私たちの強みです。地域の商品を集めた「ふるさとマルシェ」や、オーガニック商品などを集めた「くらしにナチュラル」、さらには輸入食品の専門ストアなどは、年初の計画になかったものですが、商品開発会議の中で最近の売れ筋や注目商品に関する議論から生まれた特集記事や企画です。

 また、「Green Beans」がネット専用スーパーだからこそのチャレンジ精神も、スピード感と両輪を成す強みのひとつです。リアルの店舗では新しい企画コーナーや棚をつくる際、物理的に棚を準備するなど調整が必要ですが、オンラインでは新しいページを作成することで“売り場”が完成します。「まずは初めてみる」。それができる環境がありますし、上手くいかない点があれば、随時修正をしていけば良いと、私たちは考えています。サービスを立ち上げてみて上手くいかなかったこともあります。商品が余ってしまったこともありました。しかし、そんなときは皆で協力してリカバリー策を考え、皆でフォローをしてきました。部門の垣根の低さがここでも生きて、社員のチャレンジ精神を後押ししていると思います。

イオンネクストが求める人材

商品部のスタッフには、一定の商品知識に加え、ECにおける商品流通や商品化の知識、経験は求められます。特に弊社は、現在誉田CFC(顧客フルフィルメントセンター、以下CFC)を拠点に幹線を活用したハブ&スポーク方式※で広域商圏化に取り組んでいます。今後、CFCは順次増えていく予定です。バイヤーは素晴らしい商品を発掘するだけではなく、産地からの物流をどのように構築するかも考えていく必要があります。そのため、リアル店舗でバイヤーをされていた方はもちろん、宅配やECの商品開発をされていた方、卸売市場を経験したことがある方、生産者の視点を持った方なども歓迎します。

また、インフラを担当するチームには、受発注業務を数理モデルなどを使ってコントロールしていた方などもいます。このチームでは、商品情報の整備や物流構築なども行っていますので、理系の知識を持った方も歓迎です。

 これらの知識や能力は、実際に入社してから身につけていくことも可能です。そのために必要となるのは“パッション”だと私は思っています。商品開発会議には、商品部だけではなく他部署のメンバーも参加します。彼らを動かすためには「これは、本当においしいから!」という情熱が欠かせません。営業やマーケティングに「これを売ろう」という気持ちを抱かせるには、強い思いが必要です。「これをしたい」という想いがある方には、とても働きやすい環境なのではないでしょうか。

 ※ハブ&スポーク方式とは?

当社のCFCをハブとし、中継地点(スポーク)を設けて配送を行うモデルです。

ダイナミックな運用が経験できるマーケティング

マーケティング部門は複数のチームに分かれています。顧客獲得を目指すチームでは、広告運用や営業企画、販促企画などのスキルが求められます。一方、サイト運営のチームには、クリエイティブな経験がある方が望ましいです。イオン以外からの転職者も多く、小売業の経験は必須条件ではありません。

 特にマーケティングに関しては、私たちの事業が新規事業であることから、運用する広告量もそれなりの規模となります。今後も大きな投資を行っていく予定です。この規模感でマーケティングに関わることができるのは、大きなやりがいにつながるでしょう。

また、お客さまと実際に触れあうことができる機会を増やしていくことも重要と考えています。今後はリアルのイベントにも力を入れていく予定です。イベント関連の知見がある方や興味がある方にとっても活躍の場が数多くあるはずです。

前向きで主体的に働く人が楽しい企業

イオンネクストは創業期のフェーズを終え、現在は事業規模拡大のフェーズに入っています。会員数を増やし、エリアを拡大するために新しいCFCを開業する計画も進んでいます。その過程で、急速な成長に対応できるよう組織拡大や再編制が求められ、働き方や仕組みの変革も必要になるでしょう。初年度と同じやり方では、ビジネスを倍増させることはできても、10倍にするのは難しいのです。そこに取り組んでいくのが、この2年目、3年目の課題となります。

 今、私たちに必要なのは、「ビジネス拡大のために何を変えていかなければならないのか」「どのように変えていくのか」を考え、その仕組みや効率化のアイデアを具体化できる人材です。「こんなことをやってみたいけれど、自社ではなかなか実現できない」「自分ならこんな風に変えていきたい」。そんな思いを抱いている方には、それを実現するチャンスがあります。

日本の流通、小売りにおける歴史の転換期となりうるプロジェクトに関わることは、誰もが経験できることではありません。今しかできないことを、エキサイティングな時間を、イオンネクストで経験し、「ここで働けて幸せだった、楽しかった」と感じてもらえるような会社にしたいと思っています。前向きに、主体的に働く人が、最高の青春を手に入れられる会社を一緒に築いていきましょう。

プロフィール

太田正道

2007年、イオンリテール入社。経営企画部長を経て2018年、清水商事代表取締役社長に就任。2020年イオンリテールのネットスーパー本部長に。2022年8月から現職。

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