MODEは、AI-driven IoTをリードするソリューション「BizStack」を通じ、企業の現場データ活用を支援しています。建設や製造・物流現場をはじめ、さまざまな業界でデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しており、現在、社員は日本とアメリカを拠点に50名以上が活躍しています。各メンバーがそれぞれの役割で会社の成長を支えています。
今回は、お客様への納品やプロジェクト管理を専門に担当する「デリバリーチーム」の一員として、CPM(カスタマー・プロジェクト・マネージャー)を務める上條 賢さんに、日々の業務内容やMODEで働く魅力について詳しくお話を伺いました。
目次
お客様の案件のリードを務めるMODEの「CPM」の仕事とは
― まず、現在の業務内容について教えてください。
MODEへの転職は想定外だった!?転職するつもりはなかったが転職していた
― MODEに入社する前は何をしていましたか?
― それでもMODEに入社したのはなぜですか?
― 入社後の印象の変化はありますか?
いろいろな現場に行ける経験は貴重で楽しい!
― MODEでの働き方について教えて下さい。
― MODEでの仕事の魅力は、どういったところに感じますか?
各自がしっかり判断して考えながら進めていけるのがMODEのカルチャー
― MODEで特に魅力的だと感じた文化や仕組みについて教えてください。
IoTの技術的な知識を増やして、自分ですべてを提案できるようになるのが目標
― 特に印象に残っている成果や、今後の目標について教えてください。
― 最後に、これからMODEで働きたいと考える方にメッセージをお願いします。
お客様の案件のリードを務めるMODEの「CPM」の仕事とは
― まず、現在の業務内容について教えてください。
上條:CPMの仕事をざっくり説明すると、営業が取ってきた案件をしっかりデリバリー(納品)する責任を持ち、そのために必要なことを全てやる業務です。
顧客とのコミュニケーションがメイン業務ですね。お客様を中心に、MODEのメンバーが営業、CPM、エンジニアとしてそれぞれ役割を持っていますが、重なる部分は誰かがカバーしないといけません。
案件ごとにその関与の濃さは違いますが、基本的にはお客様単位で僕がリード役になっていて、仕事がこぼれ落ちないように拾っている感じですね。だから僕の担当するお客様に対しては、背骨のような存在として動いている意識です。
プリセールス的な業務もやっていて、担当しているお客様からの話題や要望を、次の案件に広げていくこともやります。
一方で、実装についてはシステムの作りはエンジニアの方が詳しいので、品質面等は彼らに任せています。顧客に提示する金額についても、見積作成は営業に任せています。
MODEでは、CPMの業務範囲はここまでって決まっているわけじゃなくて、人やスタンスによって違うんですよね。僕の場合は、自分の強みが活かせる形で仕事を進めています。そういう柔軟さが許されるのが、今のMODEの良いところですね。
MODEへの転職は想定外だった!?転職するつもりはなかったが転職していた
― MODEに入社する前は何をしていましたか?
上條:MODEには、入社してからだいたい7ヶ月くらい経ちます。前職では新卒で入った会社に約11年間勤めていて、そこでSIerとして経験を積んできました。
最初はプログラマーとしてスタートし、その後システムエンジニアに転向して設計にも携わるようになりました。お客様向けの業務アプリをメインに作っていて、アプリケーションのアーキテクトやPL・PMとしてキャリアを積んできました。最後の頃はローコード開発プラットフォームを使った開発やプリセールスを担当し、課長職も経験しています。
いつかは転職したいと思ってたんですけど、なかなかそのタイミングがなくて。40歳が見えてきたときに、初めての転職が40歳を超えてたら、ちょっと敬遠されるんじゃないかって、市場的なことも気になってたんです。それで、キャリアの棚卸しをしたタイミングで、転職サイトの登録情報をアップデートしたんですよ。そしたら急にスカウトメールがたくさん来て、その中の1社がMODEでした。
その時は、転職する気は全くなく、転職活動もしていませんでした。でも、リクルーターに誘われて面談をしてみたら「もう枠が少ないから」と言われて、いつの間にか選考に進むことになってしまって、そこから転職活動がスタートした感じです。
― それでもMODEに入社したのはなぜですか?
上條:やっぱり一番の理由は、人ですね。MODEっていろいろな社員と面接するじゃないですか。それが全部楽しくて、面接というよりはただ話してる感じだったんですよ。全然気負わずに、楽しく進められたんです。
もともとIoTにも興味があって、自分でRaspberry Piを使ってセンサーをつけたりすることもやってたんです。だから、MODEの仕事は好きなことに近かったんですよね。
Job description(職務記述書)を見たときも、なんとなく自分の経験が活かせそうだなって感じたんです。具体的な根拠はなかったんですけど、文章を読む限り「これならいけるかも」って思えたんですよね。
あと、年収も気になりました。スタートアップだと年収が半分になるんじゃないかってイメージがあったんですけど、MODEではそうならなかったので安心しました。あとガクさんの動画「ウエダガクの目指す世界」を見て、いいなって思ったのも、入社の理由のひとつです。
もともと転職するつもりがなかったから、まさか1年後に自分がここにいるとは思っていませんでした。その時は、別に辞めるなんて考えてもいなかったし。
― 入社後の印象の変化はありますか?
上條:Job descriptionの内容が一般的だったこともあって、正直あまり細かいところまではイメージしていなかったんです。でも、実際に入社してみても特に大きなギャップや驚きはなく、自然に馴染めました。
入社して感じた違いとしては、ルールや手順の決まりごとの少なさですね。前職では、業務プロセスやルールが細かく決まっていて、明文化されている部分が多かったんですが、MODEでは自分で裁量を持って決められることが多いんです。
最初は「どこまで自由に進めていいのか?」と戸惑いもありましたが、その分、やりがいも感じています。スタートアップだからこそ、自分で工夫して作り上げていける楽しさがあるんだなと実感しています。
入社して担当することになった案件も、すべてがすでに動き出しているものでした。最初の3ヶ月くらいは、進行中のプロジェクトにキャッチアップする形で情報を集めていましたが、必要な情報が散らばっていて大変でしたね。
例えば、案件の経緯やステークホルダーについてまとめられたドキュメントがなかったので、議事録を拾い集めながら概要をつかむ感じでした。ただ、これは他の会社でもよくあることですし、逆に自分で情報を整理して把握していくプロセスも、新鮮な経験でした。
また、入社してから感じたギャップとしては「シリコンバレー発のIoTスタートアップ」というイメージが強かったのですが、意外と日本的な文化も根付いている部分があるという点です。日本人スタッフも多く、日本語でのコミュニケーションも頻繁ですね。僕の場合、英語でのコミュニケーションは全体の10%くらいで、あまり多くありませんでした。
いろいろな現場に行ける経験は貴重で楽しい!
― MODEでの働き方について教えて下さい。
上條:日によりますが、僕は顧客対応をしているので、お客様との定例は、必ず週に何回かあります。6社くらい担当していますが、そのうちの数社とは毎週やってますね。その事前ミーティングとして、社内メンバーとすり合わせをするミーティングもあります。
それ以外には、案件で調査をしてレポートを書く仕事も担当しています。レポートワークを進めながら、案件管理として発注作業や納品作業も行います。また、お客様のところで何かを導入する際には、バックサポートとして同席することもあります。こうした業務をこなして1日が終わる流れです。
お客様との定例では、基本的に進行中の案件の状況確認を行いますが、案件を広げるために、お客様側の動向について情報交換をすることもあります。
MODEはフルリモートワークですが、前職もそうだったので、その点での違いはあまり感じていません。顧客訪問は月に何回かで、僕はほとんどオフィスに行ってないので、基本的に家で働いている感じですね。
僕の仕事の性質上、ホワイトボードを囲んでワイワイ話すようなシーンは多くありませんが、逆にそっちのほうがやりやすいですね。
お客様とWebミーティングをするときに、静かな環境で仕事ができるほうがストレスが少ないので。後ろの音が入らない方が集中できますし。CPMの業務は、リモートワークがしやすい職種なんだと思います。
― MODEでの仕事の魅力は、どういったところに感じますか?
上條:SIerにいたので、次はプロダクトを持っている会社で仕事をしたいと思ってMODEを選んだんですが、実際にやっている仕事が割とSIerっぽいなと感じる部分があります。
例えば、センサーがまだ決まっていない案件だと、新しいセンサーを提案してインテグレーションして、UIも開発してという感じで、IoTに特化したSIerみたいなところもあるんです。そこは少し予想外でしたね。
ただ、前職では現場に行く機会がなかったので、今は建設現場や食品工場などに足を運ぶことができるのは、非常に貴重で楽しい経験です。同じ案件でも現場が変わると新しい発見があり、そこが魅力的ですね。
MODEのソリューションは業界に特化していないので、多様なお客様と仕事ができます。現場にセンサーを設置するような、ハードウェアを扱う仕事はまさにMODEらしいIoTの仕事だと感じます。
特に印象に残っているのは、帳票ソリューションを提供しているお客様の案件です。食品工場の野菜洗浄機に使用されるpHや残留塩素濃度をセンサーで測り、そのデータをもとに報告書を作成する案件です。
これは僕が最初から関わった案件だったので、やり遂げた時はすごく達成感がありました。それまではセンサーよりも製造装置からデータを取る案件が多かったので、新鮮な経験でした。
最初は、そのセンサーがBizStackゲートウェイに対応していなかったので、対応させるところから始め、接続のトラブルもあったりしました。僕もメーカーに確認しながら進めていったので、簡単にPoCが完了したわけではなく、いろいろなことがあって思い入れの深い案件です。
展示会にアテンドする上條
各自がしっかり判断して考えながら進めていけるのがMODEのカルチャー
― MODEで特に魅力的だと感じた文化や仕組みについて教えてください。
上條:前職は従業員数が7,000人規模だったので、それと比較すると、ルールや決まりごとの量がかなり違うと感じます。前職では、決まっていることが多くて、何か分からないことがあってもすぐに解決できる環境でした。ドキュメントが揃ってたし、問い合わせ窓口みたいなのもありましたし。
一方で、やりたいことをなんでも自由にやれるということではありませんでした。
MODEでは個人の裁量が大きく、自分の判断で進められる点が魅力です。提案やアイデアが柔軟に受け入れられるカルチャーも、良いところだと感じています。
働き方の自主性が尊重されているという点では、子供の送り迎えで早く始める、終わるとか、そういう多様な働き方が自然に受け入れられているところが良いですね。
休みの連絡も、日本の会社だとちょっと言いづらいことがあるけど、MODEでは『体調が悪くて休みます』とSlackで気軽に伝えられるので、そういうカルチャーは安心できます。
IoTの技術的な知識を増やして、自分ですべてを提案できるようになるのが目標
― 特に印象に残っている成果や、今後の目標について教えてください。
上條:入社してすぐの頃は、案件の途中から関わって納品作業だけしたみたいなのは多かったのですが、3ヶ月前に完了した交通インフラ系の案件で、受注の初めから関わるものがあったんです。
最初から関わって、納品まで終わるというのが初めてだったので、納品したときは感慨もひとしおでした。案件に関わっているメンバーと一緒に、お客様の本社に行って報告して、ついに納品が終わったね、となったのが印象深いですね。
僕はプロジェクト管理を中心にやっているんですけど、それ以外にも手を動かすのも割と好きなんですよね。だから、そういう部分でも自分から手を出してやっている感じです。
この案件では、関わっているメンバーがすごく忙しいので、レポート作成の時間がないという状況でした。そこで僕が手を動かすことで、少しは役に立てたかなとも思います。
今後のキャリア目標は、IoTの技術的な要素をもっと理解して、自分で全て提案できるくらいにまでスキルの幅を広げたいなと思っています。いわゆるソリューションアーキテクトみたいな役割になっていくのかもしれません。
目の前の仕事で精一杯なところもあって、今は製品の深い部分にはあまりタッチできていないんですよね。システム構成とかも、断片的にしか分かっていない部分があります。
自分ですべて提案できるようになると、さらに楽しいだろうなと感じます。前の会社では、僕はプログラマーからキャリアを積んできたので、ローコードプラットフォームも自分で触って、何でも作れる状態だったんです。だから、MODEでもそこまでできるようになると、もっと楽しいだろうなと思います。
― 最後に、これからMODEで働きたいと考える方にメッセージをお願いします。
上條:私はSIerのアプリケーション開発出身で、IT業界にいたものの、ハードウェアのようなフィジカルな領域には携わってなかったんです。そうした分野が好きな人にとって、MODEはとても魅力的な環境だと思います。MODEの文化もとても気に入っています。採用ページにあるメッセージやキーワードに共感できるなら、きっとMODEと相性が良いのではないでしょうか。抽象的なレベルで共感できるだけでも十分です。とても良い会社だと思うので、少しでも興味があれば、ぜひいらしてください!