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大川印刷の封筒印刷機には隠されたストーリーが…

大川印刷を語るうえで欠かせない大型印刷機たち。

しかし今回ご紹介するのは、印刷への愛情と歴史を受け継いだ「封筒印刷機」。
抜群の印刷知識をもつ印刷課リーダーの佐藤さんに綴っていただきました。

佐藤さんのプロフィールはこちらから

受け継がれていく

大川印刷には、大型の印刷機以外に、小型の封筒専門の印刷機があります。この封筒印刷機は横浜で長年、封筒印刷を専門に行っていた村田印刷さんから2018年6月に譲渡された印刷機です。

残念ながら現在は廃業していますが、村田社長さんは、本当に印刷が大好きな素敵な方です。機械もよく整備されており、25年も使っているとは思えないほどきれいでした。

きれいな封筒印刷機から毎日想いをこめて整備されていたことが伝わってきます。

機械を引き取るにあたり、大川印刷さんが引き取ってくれてよかった、そうでないとどこにいってしまうかわからなくて印刷機に対し心苦しいとおっしゃっていました。本当に機械を愛してやまないそれが、伝わってきました。

弊社にとって新しい仕事につながるのも大切ですが、村田社長の想いに応えたいと私自身心から強く思いました。

封筒印刷機が弊社に来て3年が経ちました。

村田社長、今でも封筒印刷機は故障もなく現役でがんばっていますよ!


封筒印刷機 最大の特徴

最初は慣れない機械で、苦労しましたが今では順調に稼働しています。この封筒印刷機の最大の特徴は、既製品の封筒でも印刷範囲の制限がないことです。

すなわちどこにでも印刷できることです。

通常の印刷機で印刷する場合は、縦型の封筒では下10mmが印刷できない範囲が一般的です。


その理由は、印刷機に通す際に「咥(くわ)え」といって封筒の下の部分を機械の爪に咥えて通すのでそこは印刷できません。

ところが、弊社の封筒印刷機はこの咥えというものがいりません。その為封筒の端から端まで印刷することができます。横浜市内ではこの印刷ができるところは私の知る限りではありません。非常に貴重な印刷機になります。

また、インキは石油系溶剤を一切使用しない、ノンVOCインキ

封筒はFSC®︎森林認証紙にすることもできます。


もちろん、再生可能エネルギー100%の印刷になり、お客様のCO2排出量の削減と脱炭素社会へ向けた貢献につながります。


稼働して28年経ちますが、まだまだ現役で頑張っています!

特徴ある機械で、特徴のある封筒を作ってみませんか?

毎日使われる機械や、ひと と ひとの話し合いには、さまざまな想いが重なり合っています。
その想いが共鳴しあい、より良い製品づくりにつながっているのですね。

世にお届けする製品を、たくさんのひとと機械とともに、一緒につくっていきませんか。

きっと毎日、新たな知識や発見が見つかるはずです。

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