〖DIVE into Exlabo vol.2〗挑戦と直感の積み重ねがキャリアになった。“今が一番面白い”と語る宮本さんのキャリアヒストリー
「この人、どんな学生時代を過ごしていたんだろう?」
「何に喜び、何に悩んでいるんだろう?」
「チームメンバーから見たこの人は、どんな存在なんだろう?」
メンバーの内面に深くDIVEする本企画、「DIVE into Exlabo」。
第二弾は緊急性の高い技術的な問題や難易度の高い課題に対して迅速に対応する「SWAT」チームのリーダーである宮本さんにお話を伺いました。
前回にも増してこれまでの生い立ちやキャリア・意思決定を深掘りしています。
目次
Windows95との出会いが人生を変えるきっかけに
-- 「これだ」が見つからなかった少年時代
-- 自分の意思で踏み出した、今へと続く第一歩
就職氷河期、試行錯誤で切り拓いたキャリア
-- 予想外の仕事から始まった社会人一歩目
-- 激務のIT企業からフリーランスへ。試行錯誤の20代
-- 再会のご縁からエクスラボへ。直感を信じたキャリア選択
オンとオフは正反対?SWATリーダー宮本さんが描く未来
-- 仲間が語る宮本さん。動物に例えると○○?!
-- 「これからもっと面白くなる」未来への挑戦
チームを支えるリーダーへ
-- 信頼を積み重ね、共に歩んできた時間
Windows95との出会いが人生を変えるきっかけに
-- 「これだ」が見つからなかった少年時代
宮本さん、本日はよろしくお願いします。
さっそく生い立ちから聞かせてください。
宮本:
生い立ちからいくんですか?!(笑)
はい、DIVE intoなので!よろしくお願いします。
宮本:
男三人兄弟の末っ子として生まれて、田舎町で育ちました。
児童数100名いかないくらいの小さな小学校に通っていたのですが、なぜか吹奏楽部が強くて。兄の影響を受けてトロンボーンをやっていました。兄弟3人ともトロンボーンをやっていて、関東大会まで行ったんですよ。
あとは、サッカーがやりたかったんですけど自分の地区にはチームがなくて。親の負担を考えると隣の地区のサッカーチームに入りたいとも言い出せなくて、地元でできるソフトボールをやっていました。特に希望がなかったので都度足りないポジションを任されていましたね(笑)
そういえば今もサッカーお好きですよね。それにしても、楽器にスポーツにと、その頃から器用なんですね!
宮本:
器用貧乏というか。いろいろなことに取り組んでみたんですけど、なかなか「これだ」と思えるものに出会えずにいました。中学では念願のサッカー部に入ったものの大きな成果は出せず、どこか自分を持ちきれないまま日々が過ぎていったように思います。
-- 自分の意思で踏み出した、今へと続く第一歩
宮本:
高校受験の際も、自分の意志というよりは流れに身を任せていた部分が大きく、担任の先生から「もっと上を目指せる」と言われながらも明確な目標や将来へのイメージを持てずにいました。そんな中で、ちょうど世の中にWindows95が登場し、パソコンやインターネットといった情報技術の可能性に強く惹かれたんです。
そのとき初めて、「これを学びたい」という明確な意思が芽生えました。そして、自分の意思で工業高校という進路を選び、情報技術の世界に飛び込む決断をしました。
Windows95!なんとも時代を感じますね。
高校ではどのような内容を学ばれていたんですか?
宮本:
C言語を学んだりロボットアームをコントロールするプログラムを書いたり。面白かったですね〜。
それで、そのまま大学に進むように担任には言われたんですけど、また目的が見出せない(笑)
受験をするモチベーションが持てずにいたんです。ただ、プログラミングは好きだったのでゲーム制作の専門学校に入学しました。はじめて上京して、成増と光が丘の間に住んでいました。
---光が丘といえば、都内でも屈指の大規模公園である「光が丘公園」がある街/写真:東京都公園協会HP
専門学校ではゲーム制作について一通り学びました。3Dやサウンド、デザインとかもやりましたね。
一応授業はあるんですけど、自主学習しないと技術は身につきません。この頃に「学ぶ」ということの基礎は身についたような気がします。
就職氷河期、試行錯誤で切り拓いたキャリア
-- 予想外の仕事から始まった社会人一歩目
そこからゲーム会社に就職したんですか?
宮本:
それがちょうど就職氷河期と言われる時代で。学校に対して求人があまりこなくて、行き先が決まらなかったんですよね。卒業して仕事が決まっていない。でも、実家に帰るのもなんか嫌だった。
なので、フリーターからキャリアをスタートしたんです。しかも全然ITもゲームも関係ない、オフィスのレイアウト変更とか引越しをやるようなアルバイトからのスタートです。フロムエーとかで求人を見て、ゲームのデバッグのアルバイトとか、あまりこだわらずに色々とやりましたね。
え?!ガテン系がキャリアのスタートですか!今のポジションとギャップがありすぎて驚きです!
そこからどんな流れで今のキャリアへつながるのかが予想できないです。
宮本:
1年くらい経ったころに、友人に紹介してもらった社員が2名のIT企業に面接に行って、その場で「うちで働くか!」と言っていただいて入社しました。本当は専門学校卒のフリーター歴1年なんですけど、「大卒3年目です!」とか言われて現場に放り込まれてましたね(笑)
何ともコメントしにくいですが(笑)
かなり大変そうだなと思いましたけど、実際どうでした?
宮本:
大変でしたよ〜(笑)とにかく激務で、会社に泊まり込みして帰れない日も多々ありました。実働400時間とかはいってたんじゃないかな?3年ほど頑張ったのですが、そういう働き方は続かないなと思って退職しました。
-- 激務のIT企業からフリーランスへ。試行錯誤の20代
宮本:
でもその経験もあって、現場でお世話になった方に仕事をもらったりしながらフリーランスで食べていけるようになりました。3-4年はそうやって働いていたんですけど、案件単発でやっていくのではなく、ひとつのサービスとか、プロジェクトを最初から最後まで一貫してやっていきたいという気持ちが芽生えてきたんです。その頃から正社員としてどこかに所属しようと考え始めました。
選んだのは携帯電話にゲームや着メロを配信している会社。作ることが楽しくてこの業界に入ったけど、自分で手を動かすだけじゃなくて「どう手がけるか」に向き合うディレクター職も楽しくて、ディレクターとして入社しました。
その後1度転職して、ベトナムでのオフショア事業を立ち上げたりしていた頃に出会ったのが今のエクスラボの社長である小林さんでした。
前回のコーヒートークでも話したんですけど、その頃に一度会社をやめたんですよね。外の世界が見たくて。
-- 再会のご縁からエクスラボへ。直感を信じたキャリア選択
小林さんに「また一緒に働くと思う」と予言されたんですよね?(笑)
宮本:
そうそう。退職するときは戻ることは想像していなかったんですけど。小林さんの表情と言葉が妙に頭に残っていて、結局転職先でまた次を考えるときに、小林さんに連絡してみたんですよ。
そしたら「戻っておいでよ」と言っていただけて、スッと「そうだな」と思えたんです。
振り返っても、自分のここまでのキャリアは、そのときのご縁だったり、自分の気持ちに正直に選んできた結果の積み重ねなんだと思います。
だから、あまりキャリアプランとかにこだわりはないんです。こういう大きな目標があるからこれを頑張って・・・みたいなのも良いと思うんだけど、自分には向いていない。だから、やりながら心が動く、自然と頑張れるものを探しながら働いてきて、今がある感じですね。
オンとオフは正反対?SWATリーダー宮本さんが描く未来
-- 仲間が語る宮本さん。動物に例えると○○?!
ここまでのお話を聞いていると、宮本さんって直感的というか、動物的な感性優位なのかもしれないですね。
ちなみに、毎回みなさんに聞いているのですが「〇〇さんを動物に例えると?」という質問。宮本さんではどんな回答が多かったと思いますか?
宮本:
わりと大人数が苦手で単独行動が多いので、「人懐っこくない猫」とかかな(笑)
猫、あります(笑)自分の世界を持っていてマイペース、というコメント付きで。あとは犬、狼、ライオンと、イヌ科とネコ科が半々ですね。
宮本:
狼だと小林さんと一緒になっちゃいますね(笑)
わりと器用にその場で適応して、求められることに成果を出しているイメージがあります。
そんな宮本さんでも苦手なことはあるんですか?
宮本:
いっぱいありますよ。
大人数もそうだし、社外の人との会議も苦手ですね。あとはズバッと決断するのも苦手なんです。
今はリーダーをやっているのもあり、メンバーにも影響ある意思決定だと長時間熟考してしまいますね。プライベートは感覚派でえいやと決めちゃうんですけど、仕事だとそうはいかない。もっと楽に決められたらいいんですけど(笑)
アンケートでも宮本さんのプライベートとのギャップに関するコメントが集まっていました。
ベトナム出張のタイミングで休みの日にサッカー観戦をして盛り上がっていたとか、アオザイを来て恋ダンスをやっていたとか(笑)
宮本:
それなんでしたっけ!確かにやらされた記憶はあります(笑)
会社で見られている自分とプライベートで家族に見せている自分は真逆だと思います。家だとふざけるし、子どもみたいなこともする。別に会社のみんなと打ち解けていないわけではないのですが、オンオフ切り替えるタイプというか、慎重で冷静な自分を演じているというか。
-- 「これからもっと面白くなる」未来への挑戦
色々考えられているんですね。
そんな宮本さんですが、今後はどういったことに挑戦していきたいですか?
宮本:
今やっているSWATチームをもっと強くしていくことに取り組みたいですね。
ありがたいことに、クライアントからも信頼をいただけるようになってきていて、大変なことも多いですが、直近10年を振り返っても今が一番仕事が面白いと感じています。まだまだ取り組めることがあると思うので、このチームをさらに伸ばしていけるのが楽しみです。
高い技術力を持って柔軟に課題に当たるSWATチームは、間違いなく「いないと困る」チームになっていくと思うので、ベトナムチームと一緒に技術力と対応力をさらに磨きながら、事業基盤を強くしていきたいですね。
さらにその先に、アジアに向けた事業開発などのチャレンジができたらいいな〜と考えています。
チームを支えるリーダーへ
-- 信頼を積み重ね、共に歩んできた時間
ありがとうございます!
それでは最後に、アンケートでいただいた宮本さんへの声をお伝えします!
- 前身の会社時代から現在のエクスラボに至るまで、本当に変化の多い環境の中で一緒に働いてきたと思います。同じ職種ではないため、日々の業務で直接関わる機会は多くはないかもしれませんが、私はいつも、お互いに違う立場からチームを支え合っている存在だと感じています。
- 私がどちらかと言えば動なら宮本さんは静のタイプだと思っていて、いま思えば同じチームにいた時のバランスも悪くなかったのかも?と思います。
- 以前は不仲といじられることもありましたが、あの時は私が若かった面もあり、最近は以前より私自身宮本さんへ心を開けるようになっていると思いますので、同じプロジェクト・同じ会社の仲間としてこれからもよろしくお願いします!
- いつもありがとうございます。いろいろと大変なことの多いチームで大変だとは思いますが、これからも宮本さんの元で頑張っていきたいです
- 宮本さんはテキストコミュニケーションがドライなので絵文字使ってほしいですw
- 前身の会社時代から現在のエクスラボに至るまで、本当に変化の多い環境の中で一緒に働いてきたと思います。同じ職種ではないため、日々の業務で直接関わる機会は多くはないかもしれませんが、私はいつも、お互いに違う立場からチームを支え合っている存在だと感じています。
宮本:
え?!絵文字使ってる方だと思ってたんですけど(笑)今後もう少し意識してみます。
純粋に嬉しいので、もう少し自分の素を見せながら、これからもチームや事業、会社に貢献していけたらなと思います。先程も言いましたが、今が一番仕事が面白いと感じています。
仲間と一緒に挑戦できる今の環境を心から楽しんでいるので、この先も一歩ずつ前に進んでいきたいです。
こちらこそ、ありがとうございました。
就職氷河期に巻き込まれてもポジティブに歩みを止めず、プロフェッショナルとして仕事に向き合ってきた宮本さん。どんなときも自分の気持ちに正直に、一歩ずつ積み重ねてきた姿は、同じ仲間としても大きな刺激を受けます。
オンでは冷静にチームを導き、オフではお茶目な一面を見せてくれるそのギャップも含めて、エクスラボで一緒に働くときのあたたかさにつながっているのだと感じました。
「今が一番仕事が面白い」と語る宮本さんと共に、これからの挑戦も仲間として支え合い、楽しんでいけたら最高です。
もしあなたが「まだやりたいことが見つかっていない」「キャリアプランが描けずに不安」と感じていても、心が動く瞬間をきっかけに次の一歩を踏み出せば大丈夫。
エクスラボは、そんな『初めての意思』を持った挑戦を歓迎します。
まずはカジュアル面談で、最初の一歩を踏み出してみませんか?
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