実は、前職の業界はバラバラ。—多様なキャリアが活きる職場、アンティル
PRと聞くと、広告やメディア出身の人が多いイメージかもしれません。 でも実は、アンティルには異業種から転職してきたメンバーもたくさんいます。こちらのグラフは、社員アンケートをもとにまとめた「前職の業界」。アパレルや旅行、飲食など様々なバックグラウンドの人が活躍しているのがわかります。今回は、旅行業界・アパレル業界から転職してきた2人にPRの仕事のリアルや、アンティルの魅力について語っていただきました。
プロフィール
片山 綾菜(写真右)
株式会社アンティル 第3ビジネスユニット第3部
2025年2月入社。
大手旅行代理店にて、募集型企画旅行の企画・手配業務を経験後、アンティルに入社。現在は大手メーカー、不動産、金融、DXなど多様な業界のPR業務を担当。入社から半年で、日々のプロモート活動や出身大学でのPR講義実施が評価され、ヤングスター賞(MVP)を受賞。常にクライアントとメディア双方の視点に立ち、課題解決に向けて共に考え抜く姿勢を大切にしている。
内山 晴揮(写真左)
株式会社アンティル 第1ビジネスユニット第1部
2023年7月入社。大手アパレルブランドでの店舗内販促やマーケティング業務を経て、アンティルに入社。現在は 飲食チェーンや飲料ブランド、ガジェット製品、海外IR施設、SNSアプリなど様々なジャンルのプロジェクトを担当。また、地方自治体のPR経験も持ち、アカウントとしてプロジェクトを統括する傍ら、ビジネス系やIT系、モノ系メディアとのリレーションを多く持ち、プロモーターとしても活躍している。
── まず、お二人が転職を考えたきっかけについて教えてください。
片山:前職では旅行会社でツアーの企画や運営を担当していましたが、社会人として自分が何をしたいのかを常に考えていました。考え続けるなかで、「良いツアーを企画して売ること」だけにとどまらず、この先もっと自分の可能性を広げたいと思うようになったんです。もともと大学時代から「国や地域の魅力を発信する側になりたい」という思いがあり、より広い視点で地域の価値を伝えていけるよう、PRやマーケティングのプロを目指すことを決意しました。
内山:私はアパレルブランドで、店長として店舗運営を任されていました。 接客も売上管理もパートさんの育成も全部やっていて、学びは多かったのですが、周囲からのフィードバックがなく、 「このままの20代でいいのかな?」と思うようになったのが転職のきっかけです。また、前職はブランドの価値に惹かれて入社したのですが、世の中に価値が伝わりきっていないと感じていたので、「伝えること」を仕事にしていきたいと思うようになりました。
ーお二人のように、前職の業務の中で、自分が良いと思うモノ・コトの魅力をもっと世の中に伝えたいと感じて転職してくる方は多い印象です。
ーPR業界の中でもアンティルを選んだのはなぜですか?
片山:総合PR会社として、世界で実績をあげている点と規模の大きさです。様々な業界の案件に関わることができて、グローバルなクライアントも担当できる可能性がある環境にワクワクしました。あとは、面談で担当してくれた人事の方が、「ただの多くの応募者の中の一人」ではなく、私の性格や過去の経験、今度のキャリアについて向き合ってくださって、「この人たちなら、ちゃんと私を見てくれる」と伝わってきたのもかなり大きかったです。そして、今も月1回の面談やランチを設定してくれて、「入ったら放置」みたいなことは一切なく。この会社に入ってよかったなと心から思います。
内山:meetupに参加した際、積極的に「会社の悪いところ」を沢山聞いてみたんです(笑)良いところはネットに載っているので。そしたらネガティブな部分も全て話してくれて...その安心感もありましたし、採用する側とされる側、というよりも一緒に働くために、「一人の人生に向き合ってくれている」感じがして選考に進むことを決めました!
──私たちも「良いところ」だけを伝えるのではなく、これから一緒に働く仲間として、ありのままの姿を見せたいと思っています。それが選考を通じて自然と伝わっていたのかもしれません。
「伝えるって、こんなに大変なんだ」
── 実際に働いてみて、ギャップはありましたか?
片山:入社前から「PRは地味な仕事も多いよ」と聞いていたので覚悟していたんですが、 実際やってみると本当に“地味な仕事”がたくさんあるなと実感しました。たとえば、調整する仕事。調整とは、取材や内容のすり合わせ、リスク管理などもありますが、特に重要なのは、 メディアとクライアント双方の“落としどころ”を見つける調整です。メディアの関心や企画意図をふまえつつ、クライアントの伝えたいことをどう届けるかを考え、両者が納得できる形にまとめてく場面が多くあります。ですが、それを積み重ねていくことで、最終的に“世の中に届く何か”になるのが面白いなと感じています。
内山:私はマルチタスクが得意な方だと思っていたのですが、PRの現場に入ったら想像以上で…! 複数のクライアントやメディアの方と、同時並行でやり取りするので、連絡の量も多いですし、スピード感も早く大変でした。 更に、アパレルのときは対面が多かったので、テキストコミュニケーションも慣れず… ただ、やっぱり一番感じるのは、「PR=広める・伝える仕事」とは言っても、モノやコトの良さを世の中に届けるのは簡単なことではないということ。その裏側には、見えない努力や工夫がたくさんあるんだなと実感しています。
──他にも具体的に、どんなところに苦労しましたか?
片山:一番苦労したのは、メディア理解ですね。 マルチタスクやスケジュール調整は旅行業でもやっていたので慣れていたのですが、 メディアごとの特性や関係性を理解して、丁寧に対応していくのは想像以上に難しかったです。 でも、先輩たちが「こういう切り口もあるよ」と具体的にアドバイスをくれたので、一つずつ攻略できるようになりました。これを積み上げていけば徐々に自分のものになっていくと思います。
内山:私は正直、全部苦労しました(笑) まず、1日中パソコンに向き合う生活に慣れなくて... 前職では立ちっぱなしで動き回っていたのに、いきなり座りっぱなしになって。 トイレと席の往復しかしてない時期は、「これはヤバい」って思いました(笑)。あとは、テレビを見る習慣がなかったので、そもそもメディア知識もゼロ。 ですが、少しずつ情報をインプットして、環境にも慣れていきました。
実はみんな苦戦してた!?多くの人がぶつかる壁
ここまでの話にも出てきたように、PRは地道な仕事が多く、求められる対応力やスピード感に驚く人も少なくありません。実際に、「前職と比べて大変だったこと」についての社員アンケートでも、「複数案件の同時進行しなければならない」「業務の進行スピードが速い」「メールやMTGの量が多い」など、の声が挙がっています。一方で、入社時は前職との違いに苦労する人も多いですが、今回のインタビューのように、少しずつ自分なりのスタイルを見つけて、プロとして活躍しています!
「自由と責任のバランス」が、自分の成長を後押ししてくれた
── アンティルに転職してよかった!と思うことは?
片山:幅広い業界のクライアントと携われること。今までは観光のことしか知らなかったのですが、知識の幅が広がり、毎日新しい発見があり嬉しいです。また、前職では上司・先輩から振られた仕事をこなすということが多かったのですが、今はクライアントに必要だと思うことを自分で考えて形にできることが本当に楽しいです!
内山:「世の中に影響を与えているな」と思えて、とてもワクワクしますね。街を歩いているときにクライアントの広告などを見て「あ、これ自分も関わったやつだ!」と感じることが多々あり、嬉しいです。幅広い業種に関われるので、自分の知らない世界を知ることにも面白みを感じます。
── 日常全てが仕事に繋がっているというのは面白いですよね。カルチャー面でも転職して良かったと感じることはありますか?
片山:自由に仕事を進められる環境などが自分には合っていると思っています。あとは入社年次関係なくリスペクトし合えて意見を出し合いフラットな関係を築けることも好きなところです。
内山:自由度高く任せてもらえますが、もし何か間違っているとすぐにフィードバックをしてくれますし、最終的には責任を取ってくれる安心感がありますね。ただ、普段からあまり細かく見てくれる環境ではないです(笑)だからこそ自分から考えて動くようになり、それが結果的に「自立する力」にもなっている気がします。
── 周囲のサポートで嬉しかったことはありますか?
片山:全体的に「ありがとう」が多いんですよ、この会社。 何かしてもらったら、必ず「ありがとう」から始まるんです。 あとは「さすが」とか「いいじゃん!」っていう小さな承認の言葉が、自然に飛び交っていることにも驚きました。 そういう空気があるから、苦しいときも前向きに頑張れていると思います。
内山:私も毎日助けられています。 全体的に周りと連携して業務を行うことが多いので、皆が自然と状況を見て動いてくれます。「あの人が忙しそうだからこれやっておこう」のような、言葉にしなくても助け合える空気感があり、良い環境だなと思っています。
未経験でも求められる「プロ意識」
── これまでの経験が今に活きていると感じた場面はありますか?
片山:前職で、初めての土地に、お客さんを連れてツアーに行くようなことが多々あったのですが、初めてであってもプロとして、お客さんに安心して旅行を楽しんでもらえるように振る舞う必要がありました。分からないことがあったら必ず一度持ち帰り確認し、お客さんにアンサーを出す。 今思えば、クライアントからの信頼を得るための準備や段取りが、PRの仕事にもかなり通じているなと思います。
内山:私は「コミュニケーション力」ですね。クライアントやメディア、社内との調整など、日々の業務の中でも活かされていると感じますし、目の前の人に“良さ”を伝えるというアパレル時代の接客経験も、今のプロモート業務にしっかりつながっています。ほとんど全ての業務が初めての挑戦ですが、PRは「情報をどう伝え、誰に届けるか」を考える仕事いわば「コミュニケーションの仕事」なので、今まで培ってきたコミュニケーション能力はPRにもすごく通じる部分だと思います。
どんな業界出身でも、PRの仕事には活かせる経験がある
── 今後チャレンジしてみたいこと、そして読者へのメッセージをお願いします。
片山:PRの仕事は、自分のアイディアや企画が世の中に届く面白さがあるし、 どんなに小さな仕事でも、全部が「広める一歩」になっていると思います。これからは観光業界、更には国のPRにも関わっていきたいです。 アンティルは年次や経験に関係なく、ちゃんと見てくれる会社です。 少しでも気になったら、まずは話を聞いてみてください!
内山:「自分がいたからこれが広まったんだ」と言えるような仕事をもっとしていきたいです。 どんな業界からでも、きっとPRの仕事に活かせる経験があると思います。 だからこそ、「興味あるな」「やってみたいな」って気持ちがあったら、 ぜひ飛び込んでみてほしいです。
内山さん、片山さんありがとうございました!リアルな言葉で答えてくれた今回のインタビュー。
やってみなければわからないこと、飛び込んでみなければ見えない景色が、ここにはあります。
もし少しでも興味をもっていただけたら、まずは話を聞きに来てください!
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