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高校教諭、家庭教師を経験したベテラン教師がマナビズムを通して伝えたい"学問"以外に大切なこと

大学卒業後から教職の道を歩んできた山口さんは、1月にマナビズムに入社されました。勉強だけでなく、子どもたちにとって大切な時期を一緒に悩み、考え、前へ進むサポートを行いたいと話す山口さん。今回はそんな山口さんより、マナビズムの魅力や今後チャレンジしたいことなどについてお話を伺いました。

山口 美枝 / 教室長

2023年1月株式会社mooble入社。校舎長として入塾希望の高校生への案内や教室運営を行っている。高校教諭、塾講師、家庭教師など、教職の道に深く精通しており、勉強だけでなく、子どもたちの人生に役立つアドバイスやサポートも行う。

生徒とまっすぐ向き合う熱量に共感

――どのような大学生時代を過ごしましたか?

物理学を専攻しており、大学院まで進みました。具体的には誘電体の研究を主に行い、X線や放射線、ガンマ光線を使っての誘電体の構造解析という研究をしていました。また、バイトは家庭教師と塾講師を掛け持ちしており、その時から人に勉強を教えることは大好きでした。

――卒業後は高校教師になられたそうですね

大学卒業後1年目は福岡県のとある高校の教師になったのですが、なかなか変わった学校で(笑)。韓国人のパイロットのお嬢さんや、フィンランド人の料理人の息子さんなど、日本語が喋れない多国籍な高校生たちを1つの教室に集めて、日本語を教えつつ5教科を指導する、みたいなカオスな環境でした。英語も日本語も話せない子供たちに数学を教える、みたいなことをしていました。

そんな中、私の一番の財産になったことは、何が起こっても取り乱さず平常心で仕事をこなせるようになったこと。生徒たちを落ち着かせて導くためには、教師が常に地に足をつけておく必要がありますよね。教え子が無免許運転をしてしまったり、生徒が痴漢に遭ったり、細かい生徒指導のような仕事は頻繁に起こっていました。本当にたくさんの困難を乗り越えたのですが、この経験のおかげで、指導者としてどっしりと構えられるようになりました。

やんちゃだった生徒でも、無事に高校を卒業して進学したり就職したときに、先生あの時はありがとうって会いに来てくれるんですよ。教え子が更生して社会に馴染んでいく姿を見れることは、指導者としてもっとも喜ばしいことの一つでもあります。

教師よりも生徒と向き合える、塾業界の魅力

ーーその後は、教師以外の教育のお仕事をされているんですよね

主人の転勤や妊娠出産を機に、高校教師を退職しました。子育てに専念する一方、大好きな教育には関わっていたいという思いから、細々と家庭教師や通信教育の添削業務などに携わっていました。

再度、本腰を入れて教育と向き合うきっかけになったのは、子供の高校受験。受験のシステムは地域ごとに違うので、子供が受ける地域の状況を把握したく塾講師になりました。

――当時の塾での業務内容を教えてください!

前職の塾では、高校受験を控えた中3生に理系科目の入試対策指導と小学生から高校生までの数学授業を行っていました。あわせて、生徒に合わせた高校選びのサポートも行っており、受験を控える生徒一人ひとりの個性ややりたいことなどに耳を傾け、その子にとって最適だと感じる進学先を多様な高校の中から提案していました。

――高校教師と塾講師を経験されていますが、異なる点とやりがいに感じることは何ですか?

高校に比べると、塾講師のほうが格段に生徒との濃厚な時間を過ごしていると感じています。塾講師の場合、テスト時期には毎日のように生徒が殺到します。また、高校はひとクラス45名ほどに対し、塾は25名ほどと少人数であるため、生徒の「つまずき」に気づきやすい距離感。わからないことがあると、後から子どもたちが素直に聞きに来るため、わかるまでとことんサポートできることにもやりがいを感じています。

あらゆる教育現場を経験したベテランが感じる、マナビズムの魅力

――moobleへの入社のきっかけは何ですか?

以前からマナビズムの活動はYoutubeで見ていました。そのとき感じたのは、「この人たちは子どもや教育に対して、私と近い想いを持っている」ということです。私自身は、勉強以上にメンタルやモチベーションの維持に貢献したいと考えています。マナビズムのみなさんは、生徒にまっすぐ向き合う熱量が私と同じで、とにかく明るいイメージも印象に残っていました。ですから、同じ志を持つ人がいる場所に身を置きたいと考えたんです。また、これまで小中の教材研究に注力していましたが、高校の教材にも携わりたいという希望もあり入社しました。

――八澤社長やマナビズムの社員はどんな人ですか?

八澤社長と初めて会ったのは面接日のことでした。面接当日、会場に着いてからエレベーターに乗る前にスニーカーからヒールに履き替えていたのですが、そのときに後ろから誰かがちょうど来たんです。エレベーターのボタンを押して待ってくれていたのですが、先に行ってもらい…。会場に入るとそれが八澤代表ということがわかって、自然な優しさが身に付いた素敵な人だと思いました。

また、人事部の奥田さんからは「まずはmoobleのことを知ってください。自分が働く場所だから好きになって欲しいです」と声をかけてもらい、とても安心しました。moobleのみなさんが、とにかく仲がいい理由が分かった気がします。新しい環境に馴染もうと頑張りすぎていた部分もありましたが、得意ではないことは無理せず、馴染むことを優先してくださいとみなさんが声をかけてくれました。

――これからチャレンジしたいことはありますか?

マナビズムでは校舎長に加え数学の教材作成や映像授業、記述答案の添削に携わってみたいです。近年英語を押し出す塾が多い中、あえて「数学にも強いマナビズム」を創り上げてみたいです。

そして引き続き、勉強以外の力も生徒たちに伝えていきたいですね。たとえば、辛抱する力の大切さなど。辛抱する力をつけた子どもとそうでない子どもとでは、社会に出てからの順応力や対応力に変化があると思います。辛抱することは大きなエネルギーが必要ですが、追い込まれた経験などは、後に社会に出たときに役立つものです。生徒にとっては耳の痛い指導かもしれませんが、社会経験を周囲より多く積んできた私だからこそできる役回りも大切だと感じています。

――最後に、今後の目標を教えてください!

日本を背負う子どもたちの成長のサポートにマナビズムのメンバー全員で取り組んでいきたいです。そのためには先生も成長を止めることなく、スキルアップし続ける必要があります。ここには、本当に子どもたちのことを考えている先生たちで溢れています。マナビズムでは校舎長に加え数学の教材作成や映像授業、記述答案の添削に携わってみたいです。近年英語を押し出す塾が多い中、あえて「数学にも強いマナビズム」を創り上げてみたいです。

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