【マーケティングメンバーインタビュー】入社3週間で国内最大級のスタートアップカンファレンスへの出展にかかわる一連の業務を担当。未経験からの挑戦で得た学びとは
2025年4月、未経験でWewillに飛び込んだ、マーケティング・営業開発部の井戸 彩由奈さん。入社からわずか3週間で任されたのは、京都で開催された国内最大規模のスタートアップカンファレンス「IVS2025 」の出展に関する業務です。
右も左もわからない状態から、大舞台の裏方を一手に担った井戸さん。その挑戦の内容や、Wewillならではの“裁量の大きさ”、そして“本気で挑むカルチャー”について伺いました。
プロフィール|航空会社でグランドスタッフとして5年間勤務し、現場責任者も経験。2025年4月にWewillへジョインし、現在はイベント運営やSNS発信など、広報PR業務を中心に担当している。
未経験でも安心できる、Wewillのサポート文化
――井戸さんがWewillにジョインした理由を教えてください。
井戸:前職では航空会社でグランドスタッフとして5年間勤務し、現場責任者業務含め、社内特殊資格が必要な業務やOJTトレーナーなどを経験しました。やり切ったという気持ちがあったと同時に、「この働き方をいつまで続けられるのか」と将来に不安もあり、新しい分野に挑戦したいと思うようになったんです。当時の働き方は、早番の日は早朝2時台に起床し、遅番の日は深夜0時まで勤務するというシフト生活。年々体力的な負担を感じるようになり、健康面への影響もあると実感していました。さらに、自身のライフプランを考えたとき、「空港に出社しなければ業務ができない働き方」が、理想とする将来像とは次第にかけ離れていることにも気づきました。
広報PRやマーケティングに興味があったものの、未経験では難しいと感じていた中で、エージェント経由でWewillを紹介されました。未経験でも広報PRに関われること、そしてフルリモート・フルフレックスという働き方も魅力でしたが、一番の決め手は、代表の杉浦さんと上司の渥美さんの人柄や考え方でした。「この人たちと働きたい」と強く感じたんです。
最終的には「Wewillという箱を使って、自分のキャリアを作ってください」という杉浦さんの言葉が強く刺さりました。経営層が社員のキャリア形成にとことん前向きで、応援をしてくれる、なんて素敵な会社だと惹かれました。経営層との距離が近く、自分の意見を直接伝えられる環境も、入社を決めた大きな理由の1つです。
――入社後、会社や業務に慣れるためにどのようなサポートがありましたか?
井戸:入社後すぐは会社の目指す方向性や働き方のスタンスについて教えていただきました。その後も人事部主催の定期的なオンボーディング研修があります。特に、「5秒考えてわからなかったら、すぐに聞いてください」という言葉は、未経験で入社した私にとって非常に心強く、今も大切にしている心構えです。
実務面では最初の1週間半、マーケティング・営業開発部が意識している考え方や業務への姿勢、社内外とのコミュニケーションの取り方のコツから、Wewillのサービスについての説明、自身の責任領域や3か月後のゴールについても丁寧にインプットいただきました。
また、初回商談にも同席させてもらい、お客様へWewillについてどのように説明しているのか、お客様が感じている課題感を見つけるためのヒアリングの進め方など実際に学ぶことができました。
――現在はどのような業務を担当していますか?
井戸:本当に幅広くいろいろな業務を任せてもらっています。例えば、支払依頼などの事務作業をはじめ、名古屋拠点に所属しているため、入居する2カ所の拠点の窓口も担当しています。各種手続きや備品の購入、管理もその1つです。
マーケティングや広報系の業務では、SNSの運用やイベントの申し込みフォーム・サイトの作成、バナー制作、展示会で配布するノベルティの検討なども行っています。PR会社さんとのやりとりや、イベント当日の調整・準備なども含めて、一連の流れに関わっています。
また、事例インタビューの記事制作や、展示会でご挨拶させていただいた方々へのフォローメール作成、ホームページのNEWS記事作成や投稿などの社外向けの情報発信も担当しています。業務の範囲は広いですが、その分さまざまなことに挑戦できるので、毎日が学びの連続です。
「5分meet」で、フルリモートでも孤独を感じない環境
――井戸さんは入社後3週間で、Wewillがゴールドスポンサーとして協賛する国内最大級のスタートアップカンファレンス「IVS2025」の出展に関する一連の業務を担当されました。具体的にどのような準備を行いましたか?
井戸:IVSへの出展に関しては、杉浦さん、渥美さん、そして私の3人で準備などを行いました。私は主に各種〆切の管理や各所とのやりとり、ブース設計を担当したのですが、それだけでなく、サイドイベントの運営にも深く関わりました。IVSでは公式・非公式含めて何百ものサイドイベントが開催されていたのですが、Wewillでも「バックオフィスナイト!」というイベントを主催しました。これはバックオフィスに関わる方々・スタートアップに関わる方々向けの交流イベントです。
私はその会場探しから、料理やお酒のメニューのリサーチ、IVS側へ提出するサイドイベント主催申込からIVSのサイト用のイベントページの作成、自社ホームページ用のイベントページ作成、参加申込フォームの作成、告知用バナー制作やイベント主催者向けハラスメント講習会への出席、当日の忘れ物対応まで幅広く担当しました。社内でも前例のない取り組みだったのですが、目標を上回る申し込みがあり、達成感のあるイベントになりました!
――たくさんの準備を重ねて成功に導いたのですね…!特に苦労したことは?
井戸:IVSの準備と並行して複数のイベントの準備もあったため、スケジュール的にはかなりタイトでした。準備が本格的にスタートしたのは5月の最終週頃で、そこから2〜3週間ほどで一気に詰めていくような形でした。
IVSの事務局やPR会社、ブース制作をお願いする業者さんとのやりとりも多く、初めての調整業務に戸惑う場面もありました。中でも大変だったのは、ブースの制作です。3週間弱という期間で形にしなければならず、スピードと精度の両立が求められました。今振り返ると、本当に濃密な2か月弱だったと思います。
――慣れない環境の中で、大変なことも多かったと思います。周囲からのサポートはどのように感じましたか?
井戸:特に支えになったのは、渥美さんの存在です。判断に迷う場面でも、「プロジェクトを成功させるために必要かどうかで考えてみよう」といったアドバイスをいただき、次第に“悩む”より“考えて動く”意識に変わっていきました。
毎日1on1をしていただけたのも心強かったですし、Wewillには「5分Meet(Google Meet)いいですか?」という気軽に相談できる文化があるので、フルリモートでも孤独感はありませんでした。
とはいえ、リモートならではの難しさも感じました。周囲の状況や忙しさが見えづらく、「今質問していいのか」「リマインドのタイミングは大丈夫か」と迷うことが多かったです。
その中で、Wewillにはヘルプシーキングという大切な考え方があると知りました。だからこそ、「5分考えわからなければ聞く、聞くことは恥ではない」「一人で抱え込まない」ことが大事なんだと、学ばせてもらった期間でもありました。
「悩む」から「考える」へ。成長を実感した気づき
――今回のプロジェクトを通じて、特に自身の成長を感じた部分はありますか?
井戸:一番の学びは、「悩む」と「考える」は別物だと気づけたことです。Wewillが大切にしている「独立自尊」という価値観にも通じますが、「悩む」のは感情にとらわれて立ち止まっている状態。一方で「考える」とは、感情を取り払い、物事を分解し整理して「自分が自分でできること」が分かっている状態です。この違いを理解したうえで、切り替えができるようになったのは、自分にとって大きな成長でした。
また、広報PRの視点や、イベント運営における“見せ方”についても多くを学びました。例えばIVS会期中に、PR会社の方が実際にWewillのブースにメディアの方々を案内してくださったのですが、そのときの声かけの仕方やタイミングにとても学びがありました。
ブース設計に関しても、当初はブースに必要なものを全て揃え切ることにしか考えが至っていませんでしたが、それだけでは人の目には留まらないことに気づかされました。「Wewillをより多くの人に届けるためには、どうすればいいか?」という視点で考え抜くことの重要性を強く感じましたね。
――今後挑戦してみたいことは?
井戸:これからは「自身の職種は広報・PRです」と自信を持って言えるように、戦略的に広報施策を設計し、採用広報とも連携しながらWewillの認知拡大やリード獲得に貢献していきたいです。
IVSの経験を通じて、中長期的にステークホルダーと良好な関係構築をするために、発信する情報をマネジメントする視点を持てるようになり、広報の本質的な価値を実感しました。
また、渥美さんから教わった「全体最適で考えること」の重要性も、実務を通じて少しずつ理解できてきました。つい目の前のことに集中しがちなので、今後は全体を俯瞰して動けるよう意識していきたいです。
――井戸さんが考えるWewillで働く魅力を教えてください!
井戸:Wewillの魅力は、何と言っても「挑戦できる環境」があることです。もちろん、その分やることも多く、覚えることもたくさんありますが、それ以上に成長の機会に満ちています。
フルフレックス・フルリモートがあるからこそ、一人ひとりがプロフェッショナルとして自律することが求められます。私自身、生産性を常に意識し、客観的に自分を見つめる力が鍛えられました。時間を柔軟に使えるため、スキルアップのためのセミナー参加など、自己投資しやすい点も魅力です。
「仕事に本気でコミットしたい」「今の自分をもっと成長させたい」という強い意志を持つ方にとって、Wewillは最高のフィールドだと思います。
自分の意思で選び、主体的に行動することで、やりたいことを形にできる。そんなWewillのカルチャーに共感してくださる方と、ぜひ一緒に働きたいです。