エンジニアを目指す中で、「自分に本当に合っているのだろうか」と、不安に思う方も多いのではないでしょうか?
今回は、BREXA Technology(以下、BREXA Tech)に新卒で入社し、現在はチームリーダーとして活躍する志小田さんに、BREXA Techでのキャリアパスや仕事のやりがいについて伺いました。
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志小田さん / システムエンジニア チームリーダー / ITエンジニアリング事業本部・ エンジニアリングサービス2課
2017年4月、新卒でBREXA Techに入社。専門学校ではゲームクリエーター科に所属し、ゲーム制作を経験。現在は金融機関の既存システム改修や新規システム開発・運用保守など、幅広い業務に携わっている。入社4年目でチームリーダーに抜擢され、メンバーの育成にも尽力。
ゲーム作りから始まった、ITへの興味
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──学生時代はどのようなことを学んでいましたか?
東北電子専門学校のゲームクリエーター科で、ゲームの企画やプログラミング、デザインの補助など、一つのゲームを作り上げるためのディレクションを学んでいました。卒業制作では、チームで一丸となりゲームを一つ完成させることができました。当時の役割はプランナーでしたが、プログラミングも多少経験しており、C++などを触っていましたね。
──ITエンジニアを目指したきっかけは何ですか?
元々ゲームが好きで、高校2年生の頃に、自分でもゲームを作ってみたいという興味が湧いたのがきっかけです。その後、就職活動を進める中で、ゲーム会社に新卒で入社するのはスキル面で難しいと感じました。
ただ、ゲームもIT関連に近い分野であると思い、IT業界なら自分の興味を活かせるのではないかと考え、ITエンジニアの道を目指すようになりました。
──BREXA Techに入社を決めた理由は何ですか?
未経験からでも幅広く募集されていたことと、IT以外の分野も手がけている多様性に魅力を感じたからです。IT一本の会社だと、もし自分に合わなかった時にどうなるだろうという不安がありました。
BREXA Techであれば、IT以外にも電子機器の製造や設計など幅広い事業を展開しているので、もしITが合わなくても別の分野に挑戦できるという安心感があって。この会社なら間違いないと確信して入社を決めました。
手厚い研修と実務経験で、エンジニアとしての視野を広げる
──入社後の研修で印象に残っていることはありますか?
入社後の研修では、JavaやPHP、HTMLなど、これまで触れたことのない多様なプログラミング言語に触れました。その時、「自分の見ていた世界は本当に狭かったんだな」と強く感じたのが印象的でしたね。
C言語やJavaだけでなく、普段見ているWebサイトの裏側でもさまざまな言語が使われていることを知り、ITの世界の広さに驚きました。
──研修で学んだことで、今に活きていることはありますか?
研修で一番活きているのは、チームとしての動き方や作業の進め方です。
研修当時は、プログラミング知識が浅かった私にとって、同期のプログラミングに精通した仲間はまさにリーダーのような存在でした。その彼を筆頭にチームで動く中で、どうすれば効率的に作業を進められるか、リーダーの負担を減らすにはどうすれば良いかなどを学びました。この時の経験は今でも、配属先でチームとして動く際に役立てています。
──入社後、どのように業務に慣れていきましたか?
最初の配属先では、とにかく自分で調べることを徹底しました。分からないからといって何でも聞くのではなく、まずは自分で調べて、それでも分からない時に初めて周りの人に頼るというスタンスです。この経験が、その後の業務にも活かされています。
キャリアアップを後押しする営業担当との連携
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──キャリアアップのために、営業担当とどのような会話をされましたか?
私は一貫して、「開発に携わりたい」という意志を営業担当に伝えていました。最初の配属先では運用業務がメインで、設計書の作成やプログラミングにはほとんど触れていませんでした。その後、営業担当に運用以外の業務も経験したいと相談し、テスト関連の仕事に挑戦しました。
テスト業務で一定の知識を習得した後、さらにステップアップしたいと伝えて、設計書作成からテストまで一連の流れを経験できる案件に異動しました。
このように、営業担当と密に連携を取り、自分のキャリアプランを伝えることで、スキルアップにつながる案件に挑戦できています。
──現在の業務内容について教えてください。
現在は、金融関連のシステムの改修や新規システム開発・運用保守が主な業務です。
具体的には、お客様からの改修依頼に対して、基本設計の内容をもとに、詳細設計、開発、テスト、本番リリース、そして運用保守まで一連の流れを対応しています。
新規システム開発の際には、既存システムで応用できるものがないかを探したり、期間の見積もりを含めて要件定義に近いところからリリース・運用までを一通り担っています。
──業務で苦労したエピソードはありますか?
既存システムの改修では、他の方が書かれたソースコードを読み解くのに苦労しました。コードの書き方が独特で、「なぜここでこの処理をしているのか?」「なぜここは分けて書かれているのか?」と考えてしまうことが多々ありましたね。
──その苦労をどのように乗り越えましたか?
改修作業なので、システム全体を書き換えるわけにはいきません。そこで、直せる範囲で可読性を上げるように修正しつつ、上長に相談しながら進めました。
また、ひたすらソースコードを読み込み、自分の中で「ここがこう繋がっているのか」と納得できるまで調べ、確認することを繰り返しました。大変な作業でしたが、やり遂げた時には大きな達成感がありましたね。
──日々の業務でやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
やはり、一つ一つのプログラムを組み終えて、処理が正常に動いた時です。その瞬間に、「ああ、自分はここまで組めるようになったんだな」と成長を実感し、大きなやりがいを感じます。
──エンジニアとして、ご自身のどのような特性が活かされていると感じますか?
私は元々、何かを企画して構造を組み立てるのが好きなんです。プログラムを組み立てる作業を通して、「自分はこういうことが好きなんだ」ということにあらためて気づきました。この特性がエンジニアの仕事に合っていると感じています。
──現在の業務を通じて得られた経験や知識、スキルは何ですか?
設計書の重要性と、プログラムのソースコードとの整合性の大切さを学びました。
具体的には、設計書とソースコードをどう結びつければ良いのか、どこまで詳細に書くべきか、テストの設計書ではどこまで記述すれば良いかなどです。
プロジェクトが変わるたびに、その環境に適応しながら、より良い設計書やコードの書き方を追求しています。
メンバーの成長を支えるチームリーダーとして
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──チームリーダーになられたのはいつ頃ですか?また、リーダーとして、メンバーの皆さんとどのように関わっていますか?
入社して4年目くらいだったと思います。
チームリーダーとしては、自社メンバーとの面談や、業務内容や人間関係に関するヒアリングを行っています。また、月に1度のチームミーティングで情報共有も行っています。
メンバーとの関係づくりでは、一人ひとりに合った向き合い方を意識していて。無理に聞き出すのではなく、相手が話しやすいよう壁を作らない関係性を築くことを大切にしていますし、分からないことがあれば、いつでも相談できるような環境づくりにも努めています。
──リーダー業務でやりがいを感じる部分、難しさはいかがですか?
やりがいは、やはり人をまとめることです。大変なこともありますが、チームをうまくまとめて、何か一つのものを成し遂げられた時に大きな喜びを感じます。
難しいと感じるのは、メンバーの個性に合わせて柔軟な対応を行うことです。全員が同じように動くわけではないので、一人ひとりに寄り添い、プラスになるようにどう接すれば良いかを常に考えています。
──リーダーに抜擢された背景には、どのようなことがあると思いますか?
入社当初から、エンジニアとしてITの世界で活躍したいという思いとともに、技術力以外の形で自分の価値を高めたいと考えていました。そこで、将来的にチームリーダーやセクションリーダーといった上位の役職を目指したいというキャリアプランを、当時のチームリーダーに伝えていたんです。
日頃から、チームリーダーの活動を観察したり、どう動けばいいかを伺ったりしていました。そのような積極的な姿勢と、キャリアプランを共有していたことが、抜擢につながったのではないかと感じています。
──チームリーダーとしての今後の展望はありますか?
人をまとめるという点では、学生時代のゲーム制作の経験と共通するものがあります。プロジェクトを成功させる、成果物を作り上げるという喜びは、やはり楽しいですね。今後は、さらに上のセクションリーダーも目指していきたいと考えています。
BREXA Techの魅力と未来のキャリアプラン
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──他に、BREXA Techの好きなところはありますか?
BREXA Techは本当に色んなことに取り組んでいる会社だと感じています。例えば、会社として『鳥人間コンテスト』に出場したり、外部イベントへの参加機会も多かったりと、ITだけに特化せず、色んな形で社会と繋がっているところが好きです。
社員一人ひとりが多様な可能性を追求できる環境があるのは、大きな魅力ですね。
──今後のキャリアプランについて教えてください。
業務としては、要件定義に挑戦したいと思っています。まだ経験が浅く、知識もほとんどない分野なので最初は苦労すると思いますが、どんどん色んな経験を積んでいきたいですね。そして、ゆくゆくはプロジェクトマネージャーとして案件全体をリードできるスキルを磨いていきたいです。
キャリアパスとしては、社内でセクションリーダーといった役職に就くことを目指しています。
──未経験からエンジニアを目指す方へ、メッセージをお願いします。
最初のうちは、分からないことが多くて当たり前です。大切なのは、分からないことをそのままにしない姿勢です。
まずは自分で調べ、それでも解決できなければ、遠慮せずに「分かりません」と周囲に聞くことが一番です。
分からないまま放置すると、間違った知識を身につけてしまったり、後で大きなトラブルにつながったりする恐れがあります。最初は失敗を恐れず、積極的に質問しながら学ぶ姿勢が成長につながります。
──エンジニアになって良かったと感じますか?
はい、本当に良かったと思っています。
もしゲーム会社に入っていたら、また違ったキャリアになっていたと思いますが、BREXA Techに来てITエンジニアになったからこそ、ITの面白さや奥深さを知ることができました。
大きな達成感を感じられる今の仕事に、とても満足しています。
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