「大学で専門分野を学んでいないけれど、ITエンジニアになれる？」
「やりたいことがわからないから、まずはキャリアの選択肢を増やしたい！」

IT業界を目指している人の中には、このように思っている人も多いのではないでしょうか？

アウトソーシングテクノロジー（以下、OSTech）なら、充実した研修制度と多様なキャリアマップで、IT業界未経験でも安心して業務に取り組める環境が整っています。

今回は、2021年にITエンジニアとして新卒入社したMさんに、OSTechで得られた経験やプロジェクトを通して感じたOSTechの魅力を語っていただきました。

Mさん / セキュリティエンジニア

大学で情報科学を学び、卒業後の2021年4月に新卒でOSTechにITエンジニアとして入社。ICT支援員を経て現在は情報セキュリティ教育の顧客対応業務を担当している。

多様なキャリアパスに惹かれて入社を決意

―― まずは、大学時代について教えてください。

日本大学文理学部の情報科学科でコンピュータプログラムや数理の基礎を学んでいました。具体的には、代数学の研究をしており、卒業論文では魔方陣をテーマにしていました。学部の勉強とは別で教職課程も取っていたため、1〜2年生のころは、授業についていくのがやっとなほど大変な毎日でした。休日は友人と一緒に課題に取り組む日々でしたね。

3年生になって授業数も落ち着いたところで、ようやく就職活動や将来のことを考え始めたんです。当時はとくにやりたいこともなかったので、IT業界で多様な経験を積める会社を希望していました。

―― OSTechへ入社を決めた理由を教えてください。

カジュアル面談をさせていただいたときの雰囲気が良かったことと、研修制度が手厚く安心して業務に取り組めそうな印象があったからです。

また、ITの仕事に詳しいわけではなかったので、開発全体に関わりたいのか、プログラミングを書きたいのか、自分に合う職種がわからなくて。IT業界への知見が低い自分でも「新しいスキルを身につけながら多様なキャリアを選択できる」と考えてOSTechへ入社を決めました。

右も左もわからない新卒1年目。大変だったものの「興味深い体験」ができた

―― 入社後の新卒研修はいかがでしたか？

新卒研修ではまず、ビジネスマナーやコミュニケーション、基本的なExcel操作など社会人として最低限必要となるスキルを1ヵ月かけて習得しました。それからITパスポートやCCNA（Cisco Certified Network Associate）などのIT系の研修を1ヵ月半〜2ヵ月間受けて、いよいよプロジェクトに配属されます。研修の充実度には驚きましたね。

コロナ禍の2021年入社だったため、基本的にはオンラインでの研修でしたが、地域ごとに20人ずつ集まり2週間ほどオフラインで研修を受けたこともあります。全国に1000人近くいる同期の一部と実際に会ってコミュニケーションを取れたのは新鮮でうれしかったですね。

―― 続いて、研修を経て配属された1つ目のプロジェクトについて教えてください。

1つ目のプロジェクトでは中学校のICT支援を行なっていました。リモート授業の不具合対応や授業支援、生徒が授業で使う端末のキッティング作業（PCやタブレットを使えるようにするための各種設定作業）、教員に向けた研修など先生からお願いされたことは何でもやっていました。

配属前にICT支援員のための事前研修を受け、業務イメージを持ったうえで臨んだものの、最初は何をすればいいのかわからず戸惑うこともあって……。同じくICT支援をしている同期や先輩社員と密に連絡を取り情報交換することで、徐々に仕事に慣れていきました。

―― 独り立ちしていくなかで、大変だったことはありますか？

自分で解決するのが難しい質問をいただいたときですね。とはいえ、先生方は私を頼りにしてくださっているので、提携しているヘルプデスク先に電話で聞きつつ、解決に向けて責任感を持って取り組みました。

あとは、200台の端末にアプリをインストールしなければいけなかったときも大変でした。私は曜日ごとに全部で5校を担当していたため、週に1度しかその中学校に行けなかったため、なんとしてでも当日中に終わらせなければいけない、と（笑）。

―― それは大きな達成感を得られそうですね……！

はい。完了したときの達成感は大きかったです。大変なこともたくさんありましたが、教職課程を取るほど教育にも興味があったため、学校で働けたのはいい経験でした。とくに、オンラインで開催された行事のサポートは印象に残っています。音楽祭をZoomで配信する試みがあり、校内の配線やカメラのセッティングに携わらせていただいて。コロナ禍ならではの興味深い体験でした。

―― 得られた学びや身についたスキルはありますか？

ICT支援に関する幅広い知識を身につけられたのはもちろん、社会人としてのコミュニケーションの取り方を学びました。学校によって雰囲気ややり方がまったく異なっていたため、それぞれの温度感やITリテラシーに合わせて改善点の伝え方や提案方法を変えるなど、柔軟な対応力が身についたと考えています。

さらなるキャリアアップを目指して「VUPセキュリティ研修」に挑戦

―― 2つ目のプロジェクトでは情報セキュリティ関係に携わっていたそうですが、詳しく教えてください。

次のプロジェクトでは、造船やジェットなどを手がける製造企業の情報セキュリティ部門の事務を担当していました。元々、著作権や情報漏えいの防止に興味があったんです。社内の研修制度を利用して情報セキュリティマネジメント試験に合格したことをきっかけにプロジェクトのお話をいただき、異動に至ります。

ほぼフルリモートの環境で、チャットやメールで社員の方とやり取りしながら、Excelのチェックや情報セキュリティ教育の資料作成、リスクアセスメントなどの内容確認に携わっていました。業務を通してセキュリティへの知識を深められ、これを自身の強みとして伸ばしていきたいと考えるようになりました。

―― 2つ目のプロジェクトを終えてから、3ヵ月弱の間受講した「VUPセキュリティ研修」について教えていただけますか？

「VUPセキュリティ研修」とはOSTechがパートナー企業と共同で推し進めている研修制度です。主にサイバーリーズン社のEDR（Endpoint Detection and Response）とサイバーアーク社のEPM（Endpoint Privilege Manager）について学習し、資格習得を目指します。カリキュラム後半には社内で発表会を行ない、サイバーセキュリティへの知見を深めました。

―― 「VUPセキュリティ研修」は誰でも参加できるわけではなく、Mさんの熱心な人柄や勤勉さが評価されて参加オファーに至ったと伺いました。

ありがたいことに、営業担当の方にオファーをいただいて。初めて学習する分野でしたが、無事にスケジュール内に目標を達成し、「Cybereason EDR」の資格を5種類、「Cyber​​Ark」の資格を2種類取得できました。

研修を経てセキュリティ分野に対する自信がつき、3つ目となる現在のプロジェクトにチャレンジしています。

―― 現在はどのようなプロジェクトに関わっているのでしょうか？

ネットワークセキュリティの販売企業で、お客さま対応をしています。

まだ始まったばかりですが、セキュリティに詳しいお客さまからの質問に答えるのに苦労することもあって……。お客さま対応が始まる前の約1ヵ月間で、サービス内容やセキュリティ製品の説明書を読み込み準備してきたことを思い出しながら乗り越えています。

周囲にはベテランの方が多くいるため、調べ尽くしたうえでわからなければ素直に質問するようにしています。コミュニケーションが活発な現場で、新人としては非常にありがたい環境です。

経験を積み重ね「将来はマネジメント職に」

―― OSTechの社内全体の雰囲気はいかがでしょうか？

明るく、気さくな方が多いように感じています。営業の方と面談をさせていただく機会もあるのですが、質問をするとフランクに答えてくださって。現場でOSTechの社員と会ったときにも、声をかけてくださる方が多いです。

―― ほかに、OSTechの魅力を感じる点はありますか？

eラーニングやアカデミーなどキャリアアップ制度が整っている点です。新しいスキルを身につけたいとき、何から学んでいいのかわからないことがよくあると思いますが、OSTechには基礎を網羅的に学べる仕組みがあります。キャリアアップのステップが明確なので、学習のモチベーションにもつながっています。

―― 周囲から「熱心な人柄」と評価されていらっしゃるのもうなずけます……！ 最後に、今後のビジョンを教えてください。

セキュリティ分野の知見を少しずつ深めてきているので、まずは自分から人に提案できるレベルのプロフェッショナルを目指しています。さらに経験を積んで、将来的にはマネジメントの立場に挑戦して、人をリードできる存在になりたいです。