大手インフラ会社のプロジェクトに参画し、Pythonを使った開発業務でチームに貢献している片田さん。実は前職は、アパレルメーカーの販売員でした。業界未経験からBREXA Technology(以下、BREXA Tech)に入社したにも関わらず、約1年後には難易度の高い技術領域を任されるほど活躍しています。
その道のりにはどのような苦労や発見があったのでしょうか。「エンジニアが天職」だと語る片田さんに、BREXA Techで働く魅力とエンジニアリングのおもしろさについて詳しく語ってもらいました。
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片田さん / 開発エンジニア / ITエンジニアリング事業本部 横浜システム課
高校卒業後、ボディケア・リラクゼーションサロンの施術スタッフ、メーカー販売員として勤務。大学への進学を諦めきれず、働きながら通信制大学で情報数理を学ぶ中でプログラミングに触れ、エンジニアを志す。その後、プログラミングスクールで実践的なスキルを習得後、2024年8月にBREXA Techに入社。現在は大手インフラ会社のプロジェクトにて、Pythonを使った開発業務に従事。趣味は競技プログラミング。
「受験失敗」の過去を反面教師に。学びたい一心で進んだエンジニアへの道
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──これまでのご経歴を教えてください。
高校卒業後、業務委託でボディケア・リラクゼーションサロンの施術スタッフとして働いていました。ただ、完全歩合制だったので収入が不安定な側面もあり、未経験の募集があった音楽機器メーカーの販売員に転職。充実した日々を過ごしていましたが、実店舗での販売を撤退したことをきっかけに、アパレルメーカーに転職し、派遣社員とアルバイトの期間を合わせて計5年間働きました。
もともと高校時代は数学や物理に興味があり大学進学を目指していましたが、実は受験に失敗していて。でも、働く中で大学進学にもう一度チャレンジしたい気持ちが芽生え、アルバイトをしながら通信課程で学べる大学に進学することにしました。
──働きながら学ぶのは大変だったと思いますが、そのモチベーションはどこにあったのでしょうか?
とにかく学びたい、純粋な知的好奇心ですね。そもそも高3の時に大学受験に失敗したのは、自分の怠惰さが原因です。学びたいなら、大変でも努力しなければいけない。過去の自分を反面教師にして、日々勉強に励んでいました。
──そこから、どのようにエンジニアになったのですか?
大学で情報数理を学ぶ中で、プログラミングに触れる機会があったんです。自分で書いたコードが画面上に反映されるのがとにかく楽しく、どんどん引き込まれていきました。
大学の講義は理論的な内容が多く、より実践的なプログラミングを学びたくなったため、退学してプログラミングスクールに通うことに。Webエンジニアの基礎を学んだ後、スクールのキャリア支援制度でBREXA Techを紹介してもらって、エンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。
──数ある会社の中で、BREXA Techを選んだ決め手は何でしたか?
プログラミングスクールではWebエンジニアを目指していましたが、BREXA Techの募集要項やホームページ、面接を通して、Web領域だけでなく幅広い分野に未経験からでもチャレンジできる環境だと感じたのが大きな理由です。インフラや機電など、Web以外の技術領域は、大学で専門的に学んだ人でなければ難しいイメージがあったので、自身の興味関心に合わせてキャリアを切り拓いていけるのは魅力的でした。
また、Pythonを使った開発業務に携われる可能性があったことも決め手の一つです。Pythonは当時関心が高かったAI・データ分析の分野で活用されている言語で、ぜひ扱ってみたいと思っていました。
他社も検討しましたが、BREXA Techは未経験者へのサポート体制が整っていると感じて。選考も、面接というよりキャリア相談のような雰囲気で、採用担当の方がフラットな姿勢で向き合ってくれたことが印象に残っています。
社会インフラへの"貢献"が見える開発の面白さ。専門性とロジックで挑む、大規模プロジェクトの舞台裏
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──BREXA Techに入社してから、まずどんな研修を受けましたか?
2ヵ月ほどJavaのグループ研修を受けました。Web領域についてはスクールで学んでいたのである程度自信はありましたが、研修を通してまだまだ自分の知らないことが多くあると気づかされました。基礎から体系的に学べたことが良かったです。
オフラインでの研修で、6人ほどのグループでの受講でした。中途入社でしたが、一緒に学ぶ仲間ができたことで、新卒の同期のような感覚で交流できて。私にとっては貴重な経験でしたね。
──今はどのような業務を担当していますか?
大手インフラ会社のプロジェクトに参画し、基地局の設計支援ツールの開発に携わっています。主にPythonを使った機器の性能改善や不具合修正、高速化などを担当しています。難易度はかなり高めで、プログラミングスキルに加え、プロジェクトの専門知識や大学数学の知識まで求められるんです。
ただ、もともと趣味で競技プログラミングをやっていて、アルゴリズムを学ぶのが好きなので、難しい技術に取り組めるのはすごく楽しいですね。アルゴリズムを考えたり改善したり、ロジックを組み立てて問題を解決していくのが好きな人には向いている業務だと思います。
──大変だったことや苦労したことはありますか?
プロジェクトに参画してすぐの頃は、多くのことが手探り状態でした。どう改善すれば良いかわからなかったり、自分の理解が正しいか不安になったり。自分で調べてもわからない時には経験豊富なチームの先輩方に積極的に質問し、少しずつ業務への理解を深めていきました。
ちなみに、資料作りは今でも苦手で苦労しています(笑)。幸い、チームメンバーにはそれぞれ得意な分野があるので、苦手な部分は得意な人の力を借りて、お互いに協力しながら業務を進めることができています。
──どんな時にやりがいを感じますか?
自分の業務が多くの人の日常生活を支えていると、ふと感じる瞬間ですね。規模の大きなプロジェクトだからこそ、その影響の大きさに気づいた時に、働いていて良かったと思います。
細かい業務でいうと、私が得意とする処理の「高速化」は、その効果がはっきりと視覚化されるので、大きな達成感があります。たとえば、ある処理に2時間程度かかっていたものが5分程度で終わるように改善されたことも。既存の処理を変えることなく、考え方やロジックだけで高いパフォーマンスを引き出せたときは、本当にうれしいですね。
エンジニアの仕事はどこまでも追求できるんです。まだまだわからないことがたくさんある中で、一つずつ解像度が高まっていく瞬間はこの上ないやりがいを感じます。毎日新たな気づきを得ていて、最近では、データ処理・分析のスキルが身についてきましたね。
圧倒的な勉強量が業務スキルに直結。4,000時間を費やしてもなお実感する「学び続ける大切さ」
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──こうした難易度の高い業務に必要な知識やスキルを、どのように身につけているのでしょうか?
プロジェクト特有の専門的なドメイン知識は、業務の中でコードを読んだり、チームメンバーに積極的に質問したりしながら身につけています。
一方で、汎用的なプログラミングスキルや知識は、業務で見つかった課題やタスクに合わせて、必要な分野を自分で集中的に勉強することが多いです。主にインターネットや関連書籍を読み込んでいます。BREXA Techのeラーニングシステムを活用することもありますね。
とにかく量が大事です。2年間でプログラミングを約4,000時間学んでいます。優秀なエンジニアはもっと多くの時間を費やしていると思うので、まだまだ学び続けなければいけませんね。
──BREXA Techのeラーニングでは、主に何を学んでいますか?
現在の業務で主に使っているPythonにも関わる「C言語」を学んでいて、大学で学び足りなかった数学も復習しています。
eラーニングでは、IT領域だけでなく、機電領域も学べるみたいで。今は業務に直接関わる勉強で精一杯ですが、機会があれば自分の専門分野だけでなく、隣接する分野の知識も横断して学んでみたいです。幅広く学べる環境があるのは、BREXA Techの魅力の一つだと感じています。
──片田さんが仕事で大切にしていることはありますか?
自分で考えることです。与えられたタスクに取り組むことはもちろん、タスクに対して「こう工夫したらもっと良くなるはず」「さらに必要な知識は?」と、積極的に自分で考え、行動する「自走力」を意識しています。
周囲が自分を見てくれていて、気軽に相談できる安心感がある職場
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──社内の雰囲気はいかがですか?
真面目な人が多いですね。エンジニアという職種柄、技術に対して真摯に向き合っている人が多い印象です。ただ、決して堅苦しいわけではなく、皆さん話しやすいです。困った時に気軽に相談できる雰囲気があります。
──BREXA Techのおすすめポイントを教えてください。
サポート体制の手厚さです。入社する前は、派遣の働き方に対して「現場に入ると放置されるのではないか」と漠然とした不安を抱えていました。実際には、プロジェクトや私個人の状況を常に営業担当やキャリアアドバイザーが気にかけ、定期的に声をかけてくれています。「一人ではない」と感じられる環境があるのは、未経験から入社した私にとってとても心強いですね。
未経験でも学ぶ姿勢があれば大丈夫。BREXA Techは努力を後押ししてくれる会社
──今後のキャリアの目標はありますか?
まずは今後3年ほどかけて、業務と趣味で続けている競技プログラミングを通して、エンジニアとしての基礎力、いわゆる「地頭の良さ」を身につけていきたいです。どんな領域・ポジションに進むにしても、基礎がしっかりしていれば応用が利きますから。
そのうえで新しい技術領域にも挑戦し、少しずつできる範囲を広げていきたいですね。特にAI領域に関心があるので、まずは学んでみて、機会があればプロジェクト参画に積極的に手を挙げていこうと思います。
──最後に、BREXA Techが気になっている方に向けてメッセージをお願いします!
エンジニアは自分の努力がダイレクトに結果として現れる、やりがいのある仕事です。私のように未経験から飛び込んだとしても、好奇心を持って積極的に学び続ける姿勢があれば、必ず成長できますし、活躍できる業界だと思います。
もし今、エンジニアの仕事に興味があり、新しい環境でスキルアップを目指したいと考えているなら、ぜひBREXA Techの門を叩いてみてください。きっと、あなたの好奇心と努力を応援してくれる仲間や環境が見つかるはずです。一緒に、エンジニアのおもしろさを追求していきましょう。
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