「マスが電博、WEBがサイバーエージェント、SNSがメディアエイド」の世界を目指すメディアエイドのSNSソリューション事業。その広告領域をリードするのが、SNSソリューション事業本部でSNS広告チームのマネージャーを務める森口さんです。現役東大生であり、メディアエイドで2年目を迎えた森口さんが、メディアエイドで解きたい課題やその魅力について語ります。
とにかく負けず嫌いで、知的好奇心のままに生きた幼少期
ーーまず、ご経歴について教えてください。
2001年生まれ、東京大学文学部に在学中の23歳です。家系ラーメンと音楽が好きで、将来の夢は自給自足の村を作ること。メディアエイドは一昨年の12月から参画しているので2年目を迎えており、現在はSNS広告チームのマネージャーを担当しています。
生まれは神奈川県で、小中高と神奈川の学校に通い過ごしていました。昔からとにかく負けることが大嫌いで、幼稚園生の時におばあちゃんの家で頭をぶつけて血を流しても泣くのを我慢して真顔で立っていたことがあるらしく、両親を困惑させていました。小学校の運動会では徒競走の順位に納得がいかず、審判に食ってかかって泣き喚いたこともありました(笑)。
また、僕がメディアエイドに入るきっかけになった石毛さん(COO)によく言われる特徴が「好奇心の強さ」なのですが、確かに昔から何でもかんでも問いを立てて、自分が納得するまで探求し続けるという性格ではあったと思います。
例えば数学の理論や哲学的な言説に関しても、ただ数式や文章を丸暗記することはとても苦手で、「背景やロジックを本当の意味で理解しなければ嫌だ」と思う性格でした。必ず物事の原理原則を理解し、納得してからでないと前に進めなかった。学問だけじゃなくて、経済や社会の問題、日々の生活の中で直面する些細なことに対しても、なんでも気になってしまう。特にすぐに答えにたどり着けない問題について考えることは好きで、わからないという意味において、僕はヒトが好きなんです。
その問いを立てて突き詰める姿勢やヒトへの興味関心が、今広告という世界に出会ってからも自分のスタイルにつながっていると感じています。
「わからないことが楽しい」赤字を掘り続けた苦しい日々で見つけた、広告の魅力
ーー広告との出会いについて教えてください。
そもそもビジネスに出会ったのは大学のサークル代表をしていたときに企業とのやり取りがあり、「うちでインターンしない?」と誘っていただいたことがきっかけです。ライブ配信事業を運営する会社だったのですが、創業初期フェーズだったこともあり、自分の意思決定や実行力によって会社全体の状況を大きく変えられるという環境の面白さを知りました。
広告に出会ったのは、次の2社目のインターン先でした。成果報酬型の広告運用を生業とする会社だったのですが、そこで僕はクリエイティブ制作から運用まで一貫して担当していました。ただ最初は何もかもうまくいかず。毎日赤字掘り続ける日々でした。最終的には事業に対してもしっかりとお返しができたと思っていますが、それでも当時はその事実がとても苦しかったです。
ただ続けていく中で、徐々に問いの立て方がわかってきたんです。最初はクリック率やコンバージョン率がどうとか、テクニカルなHOWの部分ばかりにフォーカスを当てていました。だからこそ、トレンドの移り変わりが激しい広告の世界では一度HOWをキャッチアップしたところですぐに置いていかれてしまうし、そもそも媒体や取り扱う商材、時期など数多くの変数がある中で、HOWをMECEにキャッチアップしていくことは近道ではないと気づきました。
そこで初めて、トレンドやそれぞれの変数が異なっていても共通するような、ファンダメンタルな部分に向き合い始めました。例えば、任意の動画クリエイティブを見て人の心がどう動くのか。それを考えるとかそういうレベルではなく、徹底的に言語化するんです。「そもそもターゲットの人間はどこでどういう生活をしていて、普段どんなことを考えながら生きているのか。」「その人はどんな表現であればセンサーが反応し、どんなストーリーがあれば心が動くのか。」テキストであれば、一文ではなく一子音単位で徹底的に突き詰める。動画素材であれば、演者の方がいいよねと括るのではなく、眼鏡をかけているのがいいのか、声のトーンがいいのか、そもそもその人が持つ権威性が機能しているのか。
そのファンダメンタルな部分に向き合い、成果を出せるようになってからは、ありがたいことに年間数億の予算を運用させていただき、クライアントさんの事業やインターン先に少しは貢献することができたのではないかと思っています。
広告は単なる数値のゲームではなく、根底には「人の心をどう動かすか」という問いがあり、だからこそ世の中の価値あるものを、価値を感じられる人のもとに届けることができる営みだと思っています。
面白いことを好きな仲間と実現できる、メディアエイドとの出会い
ーーメディアエイドとの出会い、入社の決め手について教えてください。
きっかけは中高の1個上の先輩である石毛さん(COO)に声をかけてもらったところからです。当時ちょうど就活の早期選考が始まっていた時期で、いわゆる外銀や外コンなど、周りの学生が受けるような会社のインターンに参加していたんですが、ワクワクしなかったんです。
インターン時代、自分の意思決定や実行力がダイレクトに会社の成長に紐づくような環境を経験できた中で、自分にはそのような、まだない世界を自分たちの手で創っていけるような会社が合っているんじゃないかと思っていました。
そんな中で石毛さんからメディアエイドの話を聞き、単純に見ている世界がとんでもなく大きくて、その分チャレンジングで面白そうだと思いました。広告運用というスキルは習得してきたけれど、そこに収まりたくはなかった。もっともっと大きなことに挑戦したいという気持ちがあった中で、直感的にもメディアエイドであれば自分次第でそれができるんじゃないかと思ったことが、入社の決め手です。あとは面白い人が多い環境で働きたかったので、メディアエイドに面白い人が多そうだったことも大きいです(笑)。
「27歳の自分を想像してみると、ワクワクが止まらない」
ーーメディアエイドでの挑戦と今後の展望について教えてください。
入社後、まずはSNSソリューション事業で、当時存在しなかった広告というソリューションを組織とともに立ち上げていきました。SNSアカウント運用とインフルエンサーマーケティングというソリューションはすでにあったので、どういったサービス設計で提供すればお客様の事業を伸ばすことができるのか。前職では広告単体の事業運営だったので、個別最適ではなく他のチームと連携しながら全体最適を実現していく取り組みは非常に難しかったと振り返っています。
今でもまだまだこれだ!というSNSソリューションを作り切れたわけではなく、バリュープロポジションの定義と実現に奔走していますが、一方でメディアエイドだからこそ提供できる価値というのも徐々に見えてきた1年間だったと感じています。
今は、プレイヤーとしての広告運用のみではなく、マネージャーとして事業や組織そのものに関わるフェーズに直面しています。広告の難しさを超えて、さらに難しい問題に挑戦できていることが本当に面白いです。解くべき課題が多すぎて、量的にも質的にも自分を成長させすぎていると感じます(笑)。このチャレンジを4年くらい続けたら27歳の自分がどうなっているのか、想像してみるだけでワクワクが止まらないですね。
「広告は、変わるべきときに来ている」
会社としては、今メディア産業の大きな時代のうねりの中にいると認識しています。
現在、メディアエイドが捉えるメディアのパラダイムシフトの中で、マスやWEB広告の予算はほぼ伸びておらず、SNS広告に予算が流れてきている。テレビの影響力も急激に減少しており、これまでほど絶対的な力を持つ媒体ではなくなってきたのではないでしょうか。
数少ない超成長産業である、SNS市場
特に重要なのは、その中で広告主や媒体側の影響力が相対的に弱まり、消費者中心の時代になってきていることだと思っています。つまりは情報が民主化されてヒューマンセントリックな意思決定にシフトしてきている現状に対して、広告というツールもドラスティックに変わっていかなければいけないということです。
ユーザーは自分らしい意思決定をするために、「本当の声」を求めている。だからこそ、オーガニックのアカウントと紐付けた広告配信やインフルエンサー活用やUGC(ユーザー生成コンテンツ)との連動が効果を発揮する。単にペイド広告を流すだけの運用型広告は通用しなくなり、ユーザー体験を徹底的に突き詰めることが求められていくと考えています。
さらにはTikTokをはじめとするプラットフォームが成熟期を迎え、より深化していく過程において、EC機能の実装やライブコマースの開始も見込まれています。メディアエイドのように、領域や目的に特化した特化型SNSもどんどん生まれてくると思います。
今後、これまでの広告という世界のルールが壊れ、ユーザーとの関係性はより複層的かつ連続的なものにシフトしていく。SNSの一丁目一番地を狙っていくメディアエイドとしては最高の機会だと捉えていますし、僕らならきっと新しい広告の形を見つけていけると最高にワクワクしています。やりきります。
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