2025年9月にスタートした看護師専門実践型キャリアスクール「メディフリ」。今回は、メディフリの「採用育成カリキュラム」の講師を務める荒川有希さんにお話をうかがいました。
現役で看護師として働きながら、離職率の高さに悩む医療機関に対してフリーランスで採用や人材育成のコンサルをしている荒川さん。
採用する側も働く側も疲弊しない医療業界をめざす、熱い想いを感じるインタビューとなりました。
目次
「また誰かが辞めていく」そんな無力感を感じている看護師のあなたへ
採用を単なる“人集め”で終わらせない。3ヶ月で現場が自走する「内製化」の仕組み
教えるのはノウハウではなく「志」。共に医療の未来を変える“同志”を増やしたい
「また誰かが辞めていく」そんな無力感を感じている看護師のあなたへ
––看護師として医療現場の「採用育成」という領域で活躍されている荒川さんですが、そのきっかけは何だったのでしょうか?
私は新卒で大学病院に入り、そのあと個人クリニックに転職しました。
そこであまりの離職率の高さに驚いたことが原点です。
入って2ヶ月くらいで「合わないから」「思ってたのと違ったから」とあっさり人が辞めていってしまうんですね。
でもそのミスマッチって採用段階で防げたのでは?と思えてならなくて。
離職率の問題を根本的に解決するには、採る側が「採用を”感覚で”やらない」ことが大事だと考えました。
感覚ではなくちゃんと方法論に則って採用をしないとミスマッチが起き、どんどん人が辞めていく状況は変わりません。
でも私の知る限り、採用に専門性を持った看護師はいませんでした。
だからこそ、現場視点で医療分野の採用ができる人には需要があるのでは?と思ったんです。
––採用の専門知識はどうやって身につけたのでしょうか?
書籍を読んだり一般企業の採用セミナーに参加したり、それから採用コンサルタントの資格も取得しました。
感覚的にやるのではなく、体系立てて学ぶことが大事だと思ったので。
ただ医療現場は特殊で一般企業とは違うため、採用に関して学んだことと看護師として10年やってきた現場の知見、そのふたつを組み合わせてメソッド化しました。
知人のドクターたちに聞いてみても大半の現場が採用で困っているとのことで、特に営業活動はせずに紹介で仕事を取っていきました。
採用を単なる“人集め”で終わらせない。3ヶ月で現場が自走する「内製化」の仕組み
––メディフリの採用育成カリキュラムは、荒川さんの知識と実践が詰まったカリキュラムなんですよね。
カリキュラムには私がこれまで試行錯誤して作り上げてきた「医療版採用育成」のノウハウをすべて詰め込んでいます。
なかでも私がこだわっているのは「内製化」です。
単に「採用代行」として外から手伝い続けるのではなく、3ヶ月という期間で完結させ、その後は現場の方たちが自らきちんと採用ができる仕組みを作り上げることをゴールにしています。
よく耳にするのが、「コンサルが入っても、結局その人が抜けると困るので契約し続けないといけない」という悩みです。
だからこそメディフリの受講生さんたちには、コンサルが抜けたあとも現場のひとたちがちゃんと採用育成を再現できる状態まで持っていく、そのためのスキルを身につけていただきます。
––一般的なコンサルタントには見えない現場の事情まで汲み取れるのは、同じ看護師だからこその強みですね。だからこそ、表面的な解決ではない本質的なメソッドが生まれたのですね。
以前一般企業の方と話をしていた際、「その採用メソッド、医療に限らず一般企業でもやってよ!」と声をかけていただいたことがあります。
実際に現場視点での採用力、そしてその内製化は異業種でも求められるスキルなのかもしれません。
ただ、人の出入りが激しい現場の疲弊ぶりを見てきた私は「医療業界の離職率を下げたい」という強い思いをずっと持ってきました。
だからいまのところは医療現場に特化した採用育成をやっていきたいと考えています。
––荒川さんのように採用育成ができる看護師を増やすことで、今の疲弊した医療現場がどう変わると考えていますか?
人生の約3分の1の時間は、仕事をしていますよね。
そうであれば、医療業界のみなさんも自分らしく輝ける場所で、同じ志を持った仲間と共に働いてほしい。
医療現場でちゃんとした採用の仕組みを広めれば、それは叶うと考えています。
さまざまな理由でいまは看護師の仕事から遠ざかっている人も、自分とマッチする職場であれば、ふたたび看護師資格を生かして働きたいと思えるのではないでしょうか。
それは日本全体の医療現場の人手不足解消にもつながると思います。
また離職率が高いところって、慢性的な人手不足の問題からまだ未熟なスタッフが患者さんやお客さんの前に立つことになり、提供する医療の質の担保が難しくなってしまいます。
ですが人手不足が解消してそのようなことが防げれば、おのずと提供できる医療の質も上がるはず。
そのためにもまず、入り口である「採用」でのミスマッチをなくすことが何より重要なのです。
教えるのはノウハウではなく「志」。共に医療の未来を変える“同志”を増やしたい
––メディフリの採用育成カリキュラムの講師として、どんな人にジョインしてほしいですか?
漠然とではなく自分の中に軸をもって採用に携わってきた経験があるひと、そして医療現場における採用・育成の大切さを心から信じているひとですね。
「採用から医療を変えたい」と思っている人と一緒に仕事がしたいです。
採用ってどうしても、マーケティングなどに比べて優先順位が低くなりがちなんです。予算があればまず採用以外のところに使おう、と考えてしまう現場がほとんどです。
ですがどんなに集患できても、中で働く人が疲弊していれば良質な医療は提供できません。
だから、院長に対して「本当に組織を良くしたいなら、まず採用から変えましょう」と、現場の未来を背負って進言できる。
そんな採用の力を信じ抜ける熱い方と一緒に、業界のスタンダードを塗り替えたいですね。
––最後に、荒川さんのように看護師資格を活かして採用分野での活躍を目指す人へメッセージをお願いします!
看護師資格を活かして「採用」というフィールドで活躍する人は、まだほんの一握り。
だからこそ、私たちが先駆者となって、一緒に新しいキャリアの形を証明していきませんか?
医療現場を、もっと楽しく、もっと誇れる場所にしたい。
そんな志を持つあなたと、メディフリでお会いできるのを楽しみにしています!