今回は私の同期でもある田中さんにインタビューを行いました!クック1/2やお惣菜の食部門で活躍している田中さん。会社選びから現在までのお仕事の様子や食事業ならではの悩みなど色々聞かせて貰えました。
就職活動中、どんなお仕事をしたいと考えていましたか?
大学は栄養学科で勉強していたので栄養士として働くか、全く別の職にするかの分かれ道になっていました。栄養士だと仕事が限られるので、食品関連の会社も含め、幅広く探していました。八百一ではお惣菜も扱っていると説明会で聞き、面接前の店舗見学で京都八百一本館を訪れたことでさらに興味を惹かれました。
初めて「京都八百一本館」を訪れてどう感じましたか?
入った瞬間「すごい!」と思ったのを覚えています。まずお店の活気の良さに驚きました。お店に入ってすぐ分かるくらい従業員が元気で、品物の陳列がめちゃくちゃ綺麗でした。目に見える所からも他の会社にはない店作りや雰囲気を感じたのが印象に残りました。
八百屋さんがメインの会社ということもあり、お惣菜販売でも「野菜を食べてもらう方法としてのお惣菜」がコンセプトのお店だと知って、良いなと思いました。「毎日食べられる味付け」でこれからの共働きが増えていく時代に合っていると共感できたのもポイントでした。
半調理野菜のブランド「クック1/2」の野菜のあえて味付けせず、下茹でや蒸されただけのものを販売するというブランドもその当時は他ではなかったので驚きが大きかったです。お惣菜の部門でもここまで広く行っていることを知り、接客もしたいと考えていたことから入社のきっかけになりました。
1年目の店舗は入社のきっかけになった「京都八百一本館」でしたよね。働き始めの頃の様子を教えてください。
1年目でまだ仕事も慣れておらず、お店も忙しく、毎日があっという間でした。
その中でも一番難しかったのが「接客」でした。お客様に話しかけにいくのが難しかったです。お客様にいつ声を掛けて良いのかのタイミングがつかめず、「今、話しかけてもいいのかな」と迷い、分からないまま時間が過ぎてしまうような感じでした。また「いらっしゃいませ」と声を掛けても次の一言目がなかなか出てこなかったりでさらに難しさを実感したのを覚えています。
悩んでいた頃に、先輩からこういう感じで話しかけてみたら良いよとアドバイスをもらい、先輩の接客の様子を実際に隣で真似てみたりと、失敗しながらもどんどん売場に出て実践していました。初めは難しいなと感じていた接客も売場で実際にお客様とコミュニケーションを取ることでコツをつかみ、接客が楽しくなっていったことを覚えています。
仕事を覚え始めてからは、異動や新店オープンなど様々な経験があったと思います。その中で成長していったのはどんなところですか?
4年目、初めての店舗異動がありました。これまで勤務していた店舗とは、来店して下さるお客様の年齢層の違いや、それに伴う、売れる時間帯の違いに戸惑いました。それ同時に「これまでの仕事のやり方では通用しない」と感じました。朝の時間帯が良く売れるお店だったので、開店時のお惣菜の品揃えが勝負になると考えていました。お店の開店時にいかに毎日の品揃えを統一していけるかを重点をおいて、お店のメンバーみんなで実践していきました。一番、お客様が来て頂ける時間帯に品揃えを豊富にしていけたことで、チャンスを逃さないようなお店の動きになっていけたと実感しています。
クック1/2と惣菜部門のリーダーとして任された新店では、全部の事を手探りで試していくしかないかったです。お店が忙しい中でメンバーの人材育成、タイムスケジュールの作成などお店の型枠を作っていくことが必要でした。正直、色々なお仕事に追われて、辛くなるタイミングもありました。ただ、この忙しさの中で仕事の伝え方の大切さに気付けたなと思っています。どこまで細かく伝えるか、メンバーによっても変わるし、仕事内容によっても変化させていくことが大切だと分かり、自分のスキルアップにつながりました。何よりも新しくお店を作ることに関われたことが、良い経験となってます。
現在は食部門の管理業務や従業員への商品案内の資料作成などをされていますが、どんなことを目指していますか。
これまではお店での販売業務を行っていましたが、その裏側でその業務を支えてくれているお仕事や惣菜工場でのお仕事を知ることができました。だからこそ、お店で販売を行っているメンバーにも惣菜工場で生産された商品に対する思いを伝えたいと考えています。また、せっかく八百屋さんで働いているのだから野菜の知識を販売で活かして欲しいと思い、季節ごとに変わる商品案内の資料を作成し、配布しています。先輩のメンバーが少ない店舗へはお店に合わせた売り場の展開や商品量のアドバイスをしたりとこれまでの経験を活かして仕事行っています。
仕事をしていく上で大切にしていることはありますか。
「感謝」「気遣い」「心配り」です。
例えば、一緒に働いているメンバーの仕事を見て、「次、これが必要だろうな」と考え、先に準備しておくこと。小さいことでも、物事の先まで見て自分の仕事を考えて動くようにしています。また、お客様はもちろんですが、メンバーなど一緒に働く人に常に感謝の気持ちを持ちながら働くように心掛けています。
今後の目標を教えてください。
現在の業務がサポート的な立場なので、かゆいところに手が届くような仕事していきたいと思っています。また、販売の経験を活かして、人のスキルに合わせたお店のサポートなど仕事の幅も広げていきたいと考えています。
食部門での管理業務をしながら、時にはお店に入って、接客販売で人材育成を行っている田中さん。今回の取材を通して、食部門を様々な面から支えていていることを知り、改めてすごいなと思いました!忙しい中、お話聞かせてくれてありがとう!