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「ホテルは、ただ寝る場所じゃない。訪れる人の記憶に残る"体験"をつくる場所だ——私たちはそう信じています。」
—岡さんは現在「事業企画室」のリーダーとして活躍されていますが、ホテル企画の魅力について教えてください!
新しい空間を考えることが、僕は純粋に好きなんです。 もっと言えば、コンセプトを考え、それを空間に落とし込み、サービスにまで反映させていく──そんな一連の営みがたまらなく楽しい。魅力的なホテルをつくることで、このまちをもっと面白くしたいという思いもありますが、シンプルに、ホテルを企画している時間が何より楽しいんです。
ありがたいことに、僕たちの会社には担当が描いた企画を信じて、背中を押してくれる文化がある。 だからこそ、自分の"好き"にちゃんと責任を持って形にしていこうと思えるんです。 僕たちは100室未満の小規模なホテルを得意としています。 だからこそ、横並びのシリーズではなく、ひとつひとつにこだわって、ここにしかない場所、ここでしか味わえない体験をつくっていく。 それが、僕たちがホテル企画に取り組む理由でもあります。
唯一無二のホテル体験を創造するプロセス
そんな想いをきちんと事業として成立させるために、僕たちの仕事があります。 現在は6棟127室のホテルを運営していますが、今後3〜4年で14棟500室規模へと拡大を予定しています。日々、ホテル事業に関する新たな相談も舞い込んでおり、次々とプロジェクトが動き出しています。
僕たちの業務は、下記のような内容です。
【受託前】は、 候補地のマーケット調査やターゲット設計から始まり、ホテルプラン・コンセプト立案、収支計画の作成、事業者向けプレゼンまでを行います。 限られた敷地や条件の中で、どんなホテルがこの場所で成立しうるのか。正解がない問いに、自分たちで仮説を立て、形にしていく仕事です。
【受託後】は、 設計・施工会社との打ち合わせや、ホテル名・ロゴ・Webといったブランド構築、FFEやアメニティの手配、社内運営チームとの連携による開業準備など、実行段階を担います。 ここでは、体験の細部をどう設計するかが問われます。たとえば、客室にどんなアートを置くか、どの器でコーヒーを出すか。それだけで滞在の記憶が変わってくると信じているからです。 僕たちのホテルづくりは、分業ではなく共創。 「このホテルで、どんな感情が生まれるだろう?」といった問いをチーム全員で共有しながら、空間・プロダクト・サービスすべてを編集していきます。 少人数チームだからこそ、年次や役職に関係なく、良いアイデアは即採用されます。 ひとりひとりの裁量も大きく、やりたいことがある人にはどんどん任せていく文化です。 現在のチームは、ホテルの現場経験者を中心に構成されていますが、いわゆる企画職としてはまだ発展途上。 だからこそ今回、企画やプロデュースの経験がある方に加わっていただき、チームの軸を一緒につくっていきたいと考えています。 とはいえ、経験だけがすべてではありません。 ホテルや空間づくりに強い関心があり、「学びながらでも挑戦したい」という気持ちを持っている方であれば、ぜひ一度お話ししてみたいと思っています。
共に成長を目指すリーダーと、多彩なバックグラウンドを持つメンバーたち
—チームの特色とチームメンバーについて教えてください。
ホテルの企画業務自体は、これまでも社内の様々な部署で担ってきました。 しかし近年、相談案件が増え、開発スピードも上がってきたことから、2025年3月にホテル企画に特化したチームを新たに立ち上げました。 まだ立ち上げから間もない、4人だけの小さなチームです。
私自身も、2025年の年始に大手不動産デベロッパーから転職してきたばかり。 これまでは、オフィスビルやシェアオフィスといったアセットに関わりながら、企画やプロジェクトマネジメントの仕事をしてきました。 とはいえ、ホテルは今回が初めてのフィールドです。 さらに言えば、マネジメント職もこの会社に来てからが初めて。 今は、プレイヤーとして手を動かしながら、リーダーとしてチームをどう育てていくか──日々、模索と挑戦を繰り返しています。 リーダーとして、まだまだ未熟ではありますが、ひとつ大切にしていることがあります。 それは、メンバーと"一緒に考えること"。 答えを教えるのは簡単だけれど、それでは育成にはつながらない。だからこそ、「これってどう思う?」と問いかけながら、互いに成長していける関係を目指しています。
個性豊かなチームメンバーたち
メンバーは、Mくん・Kさん・Aくんの3人。
Mくんは当社での社歴が長く、これまでにフロント、清掃、支配人業務など幅広く経験してきた現場のプロ。
Kさんは20代ながら、複数のホテルで現場業務を担ってきた経験があり、現場の視点を活かして、企画チームにも実直に取り組んでくれています。
そして、4月に入社したAくんはアメリカ出身。大学院で建築やCGを学んでいて、日本語も堪能。今は空間デザインやビジュアルの面で自分の強みを活かしながら、ホテル企画という新しい領域に挑戦しています。
つまり、私を含め、全員が"どこかに未経験"を抱えたチームです。 それでも、共通しているのは「ホテルをもっと面白くしたい」「自分たちの手で、体験をつくりたい」という前向きな意志。 まだ完成されたチームではありません。 だからこそ、これから加わる人の存在が、チームの輪郭を決めていきます。 ぜひ、あなたの色を、このチームに加えてください。
求める人材:チームに「推進力」をもたらすプロフェッショナル
—どんな方にチームに加入してもらいたいですか?
私たちの企画チームは、2025年に立ち上がったばかりの少人数チーム。 現場経験に強みを持つメンバーや、空間・ビジュアルに関心のある若手など、個性豊かなメンバーがそろい、それぞれの視点からホテルづくりに取り組んでいます。 いまのフェーズで求めているのは、このチームに推進力を与えてくれる存在です。 ホテル業界の経験は問いませんが、不動産や空間づくりの"つくる側"での実務経験を重視しています。
歓迎する経験
たとえば:
• デベロッパーでの開発推進や企画業務
• 設計事務所やPM会社でのプロジェクトマネジメント
• 商業施設やホテルなど、新規開発の上流から関わった経験
私たちのチームには、
• ホテルのコンセプトを企画する人
• そのコンセプトを設計に落とし込む人
• ブランドやネーミングを生み出す人
• ビジュアルをディレクションする人
• 収支や事業性をコントロールする人 ……といった、多様な役割が必要になります。
その中でもまずは、企画全体を俯瞰し、社内外と連携しながらプロジェクトを前に進めていける人に加わっていただきたいと考えています。 もちろん、すべてが整った即戦力である必要はありません。 大切なのは、「まだ未完成のチームを、一緒に形にしていきたい」という意志です。
私たちが共感する想い
- 自分の専門領域を軸にしつつ、企画や戦略にも関わってみたい
- チームに新しい視点や考え方を持ち込みたい
- ホテルという"目的地"を、自分の手で生み出したい
そんな想いを持った方に出会えたら、とても嬉しく思います。
ホテル企画の魅力:企画が「体験」に変わる手応え
—ホテル企画のやりがいや魅力を教えてください。
自分が描いた企画が、数年後には街に立ち上がり、 そこにゲストが実際に泊まり、レビューというかたちで感想が返ってくる。 そんなふうに、企画と体験が直結する手触りのある仕事はなかなかありません。 空間をどう使ってもらうかまで想像しながら設計する——そこに、ホテル企画ならではの面白さがあります。
たとえばコンパクトな客室なら、写真を撮りたくなるようなハイライトをどう仕込むか、 水回りやテレビなどの必要な機能をどう納めるかなど、細部に創意工夫が求められます。 一方で、広い客室は必要な機能だけでは空間が余るため、 滞在スタイルの提案や、メディアに載せたくなる"象徴"の設計が必要になります。 ゲストの動線や過ごし方をリアルに想像しながら、 限られた条件のなかで最適な体験をどうつくるか——そこに、この仕事の醍醐味があります。
また、少人数のチームだからこそ、企画から開業まで一貫して関われる環境があります。 社内外のプロフェッショナルと協働しながら、一つのホテルを"編集"していくような感覚も、企画チームならではの魅力です。
手掛けたホテルが「企画書」となる未来へ
―今後の展望(ビジョン・拡張性)はどのようなものですか?
ありがたいことに、いま僕たちは営業をかけずとも、数多くのホテル開発相談をいただいています。 ただ、そのすべてが「やりたい」と思える内容とは限りません。 たとえば、「できるだけコストを抑えて、宿泊機能だけのホテルをつくりたい」といった相談も多く、 僕たちが目指しているような、体験価値を軸にしたホテル企画とは方向性が異なることもしばしばです。 理想は、「御社の◯◯ホテルのようなホテルをつくりたい」と、僕たちの企画そのものに共感してもらえる状態。 受託を目指すのではなく、「この場所に、このチームでしかつくれないホテルをお願いしたい」と言ってもらえるような相談を増やしていきたいと考えています。 そのためには、まずは自分たちが手がけるホテルひとつひとつを、きちんと世の中に届けていくこと。 自分たちのつくるホテルが、次の相談を生む"企画書"になるように。 その積み重ねこそが、企画チームとしての価値をつくっていくと信じています。
岡さんのパーソナルストーリー
ここからは、岡さんご自身のキャリアや人柄に迫ります。
—入社したきっかけを教えてください
大学の先輩である城戸さん(副社長)が、前々からこういう会社をやっているというのは知っていたんです。そしたらビズリーチのスカウトがたまたま届いて、直接城戸さんに募集してるんですか?と聞いてみたら「してるよ」と言われ、じゃあ飯行きましょう!というのがきっかけです。
—実際入社してみてどうでしたか?
まず河辺社長が基本何でもOKと言ってくれるところが良いなと思います。「こうしてほしい」「こうがいい」「こうやれ」ということがなく、こういうホテルが作りたいですと提案したら「おもしろいね」って言ってくれるので、結構自由に考えられるいい会社だなと思いますね。
—前職でもホテルの企画業務をされていましたか?
オフィスビルの営業をしていたので、ホテルの企画をするのはLocal Designに入って初めてです。シェアオフィスの企画やプロデュースなどは過去に何件かやったことがあるので、企画の仕事自体はやったことあるんですけど、ホテルを扱う仕事は初めてです。
—個人的な岡さんの印象はテキパキしていて色んな人に頼られているというイメージですが、周りからどんな人だと言われますか?
追い込まれているだけです(笑)
【部下のKさんに自分がどんな人か聞いてみる岡さん】
Kさん:ベビーフェイスです
岡さん:そういうことじゃないんだよ
Kさん:結構鋭いことを人にズバッと言っても顔がかわいいからなんか別に優しく感じます。
岡さん:切れ味が鈍く感じる?もっといいコメントないですか
Kさん:頭が良くて優しいです!
岡さん:浅くない?
—子どものころはどんな性格でしたか?
皆にそうじゃないって言われますが、今も昔も僕は人見知りの小心者なんですよ。社会に出て、仮面を作る技術を会得したので大丈夫なんですけど、初めましての場所や初めましての人とは本当は喋りたくない人間です。
—プロフィールに「清濁を併せ飲む」という言葉をモットーにされていると書かれていますが、きっかけは何ですか?
人から言われたことがきっかけです。「良いことしか言わない人もいるし、面倒臭いと言って逃げる人もいるけど、両方ちゃんとやる人だから信頼できますね」と言われて、そこから「清濁を併せ飲む」を自身のモットーにしています。
—休日はどんな風に過ごしてリフレッシュしていますか?
子どもと遊んでいます。休日に限った話ではないですが、子育てと両立できるように働かせてもらえているので、とてもありがたいです。
—仕事に活きている意外な経験があれば教えてください。
営業スマイルを身に付けたのはカフェでのアルバイト経験からです。あと、新卒で入社した会社で、厳しい上司・先輩に揉まれたのも活きているかもしれません。社会人のいろはを叩き込んでもらいました。ビジネスマナーもそうですし、こういう喋り方をした方が伝わりますよとかっていうのは活きてますかね。