「なんか、壁なくないですか?うちの会社」
そう言って屈託なく笑うのは、ホテルグループのゲストサービスチームでリーダーを務める良元珠美さん。
いつも等身大でエネルギッシュ、ホテルグループの元気印といえる彼女ですが、その笑顔の裏には、かつて味わった大きな挫折と、そこから這い上がった泥臭い経験がありました。
憧れの職業での燃え尽き、そして30代を目前にした異業種への挑戦。一見華やかに見えるキャリアの裏側にある葛藤と、Local Designという「壁のない組織」で彼女が見つけた新しい自分。
「今の職場、人間関係がしんどいな」「このままの自分でいいのかな」と悩んでいるあなたにこそ、ぜひ読んでほしい物語です。
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プロフィール
- 名前: 良元 珠美(Tamami Yoshimoto)
- 役職: ホテルグループ ゲストサービスチーム リーダー
- 経歴:
- 美容専門学校卒業後、2013年に都内の有名美容室へ入社。その後福岡へ戻り、アイリストとして勤務。
- 2022年9月、Local Design株式会社にアルバイトとして入社。同年11月、正社員へ登用、フロントスタッフ、支配人、料飲部門を経験。
- 2025年7月、ホテルグループ ゲストサービスチームのリーダーに就任
キラキラした「憧れの世界」で味わった挫折。
―― 今日はよろしくお願いします!まずは良元さんのキャリアの原点について教えてください。
私は、もともとは美容師になりたかったんです。学生時代からずっと憧れていた東京の有名サロンがあって、新卒でそこへに入社しました。倍率がすごく高くて、3次試験まで勝ち抜いてやっと入れた場所でした。
でも、いざ入ってみたら理想と現実のギャップがすごくて。キラキラした世界だと思っていたけれど、実際は夜中の1時に家に帰って次の日の朝7時には店にいるような毎日で。休みの日もモデルハント(カットモデル探し)に出なきゃいけなくて、自分の時間が全くありませんでした。
結局、あんなに憧れていたのに、心身ともに余裕がなくなって数ヶ月で辞めてしまいました。同期も次々と辞めていくような過酷な環境で、燃え尽きちゃってたんだと思います。「なんで私は頑張れなかったんだろう」という後悔とモヤモヤが、私の中にずっと残り続けていました。
―― 一番やりたかった仕事だし、あきらめがつかなかった。その後、福岡に帰ってからLocal Designへ転職しようと思ったのはなぜ?
福岡に戻ってからは、アイリストとして働いて、そこで改めて接客が好きだなと感じていました。例えばお客様と話すと新しい発見があったり「ちょっと聞いてよ」と愚痴を吐き出したあと、すっきりして「また頑張ろう」言ってくれることが嬉しかったり。
ただ、目を酷使する仕事だったので、夕方に眼がかすむようになってきて。30代を目前にしてふと「これって一生続けていけるのかな?」と不安を感じ始めました。
そんな時に、友人がLocal Designの運営する『Commonde -Hostel & Bar-』(閉館)のイラストを描いていた縁で、会社のことを知りました。元々接客が好きだったこともあり、会社やホテルについて調べていくうちに「面白そうな会社だな」と思うようになって、未経験ですがホテル業界に飛び込みました。
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アイリストとして施術中の良元さん(写真右)。お顔は見えないですが丁寧な仕事ぶりが伺えます。
もう「キラキラ」は求めない。現場で手に入れた「やり抜く力」
―― 実際入社してみてどうでしたか?ギャップはありませんでしたか?
全然なかったです!面接で河辺さん(代表取締役社長)から「ホテルはキラキラしてるだけじゃなく、ハードな仕事だよ」と言われていました。フロントで接客するだけが仕事じゃないというのを伝えてくれましたし、実際そうでした(笑)。当時は清掃も自社でやっていた状況でしたし。でも、むしろ忙しいのは大歓迎でした。前職の挫折があったから「今度はやり抜く」と決めていたので。
―― アルバイトで入社して、正社員になって、フロント、支配人、現在はリーダー。順調なステップアップに見えますが、苦労したことはありましたか?
もう、壁だらけです(笑)。
―― (笑)。一番大変だったことって何ですか?
カフェ『THEN;』の立ち上げです。それまでホテルのフロント業務がメインだった私にとって、飲食の立ち上げは未知の世界でした。コーヒーの淹れ方も、エスプレッソマシンの使い方も、衛生管理の知識も当然ゼロだったので。
何も知らない中で、自分で調べながらマニュアルをイチから作って形にしていくのはとても大変で、あの時期は本当に必死で毎日泣きそうでした(笑)。
―― どうやってそれを乗り越えたんですか?
上野さん(事業企画室 ブランド戦略室 リーダー ※フォロワー約20万人の料理系インフルエンサー、飲食店経験者)にご入社いただいて力を借りて、なんとかお店が形になりました。
それ以外のところでは、正直、「これです!」という明確な解決策があったわけではありません。ただ「今、自分がやるべきことを一つずつこなしていこう」と決め、毎日コツコツとできることを積み上げていきました。 あの経験で「やり抜く力」が身についたんだと思っています。
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当社ではカフェ「THEN;」も運営しています。コンセプトメイキング、メニュー開発、運営まで自社で一貫。
自分のことしか見えていなかった私が、チームの未来を考えるようになるまで。
―― ゲストサービスチームの仕事内容を教えてください。
クライアント(オーナー)対応や月次報告をはじめ、マニュアル整備のような仕組み作り、アルバイト採用まで幅広く色々なことをやっています。現場が運営に集中できるように、その他の業務を引き受けているイメージですね。アルバイト研修で使用するテストも作りますし、スタッフと面談したりもします。
―― ホテル運営の現場を深く知らないとできない仕事ですね。様々な人と関わる仕事ですが、人と接するときに気を付けていることはありますか?
まず話を聞くことを徹底してます。例えばアルバイトスタッフにフィードバックするにしても、状況がわからないと適切な声かけができないので。
あとは報連相。基本的なことだけど、それがいかに信頼に直結するかを痛感したことがあって。以前、スケジュール管理のミスでオーナー様との打ち合わせに遅れてしまって厳しいお言葉をいただいたことがありました。信頼を回復できるよう日々の報連相を細かく積み重ねていった結果、業者さんから「オーナーさんが、最近良元さんが頑張ってるって言ってたよ」と聞けたんです。基本的なことがどれだけ大切なのか身をもって感じる出来事でしたし、本当に嬉しかったです。
そもそも自分がもしオーナーの立場だったら、大切にしている宿泊施設で自分の知らないうちに物事が進んでいくのは不安だなと思います。
―― ゲストサービスチームのリーダーに役割が変わって、心境の変化はありましたか?
視野が劇的に広がりました。入社したての頃の自分を振り返ると、今とは視座の高さが全然違ったなと感じます。当時は自分の業務をこなすことで精一杯で、周囲への配慮が足りない部分もありました。
役職が上がって「全体を見ざるを得ない環境」になったことも大きいですが、今はリーダーとして、どうすればチームが円滑に回るかを常に考えています。失敗を経験したからこそ、相手の立場に立って考える習慣がつき、自然と視界が開けていったんだと思います。
―― 相手の立場に立って考える習慣はどのように生まれたんでしょうか?
上司や先輩からの、愛のある厳しいフィードバックのおかげです(笑)。正直、指摘を受けるのが悔しいタイプなんです。でもその悔しさを「次はもっと良くしよう」という原動力に変えて、行動をアップデートしてきました。その積み重ねが、今の自分を作っていると思います。
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本社オフィスにて、真剣な表情の良元さん。ゲストサービスチームは現場と本社をつなぐ存在でもあります。
―― 最近、何か手応えを感じたエピソードはありますか?
宿泊客向けのアンケート回収率を大幅に上げたことです。それまではQRコードでの回答をお願いしていましたが、月に10件程度しか集まりませんでした。改善するために現場スタッフと相談して、あえて時代に逆行した「紙と鉛筆」のアンケートに変えたところ、一気に回収率が上がって、今は月に70件以上の声が届くようになりました。
「紙ならちょっと書こうかな」というお客様の心理に寄り添えた結果だと思います。こういう現場の小さな気づきが数字として成果に出るのが、今の大きなやりがいです。
「壁がない」から、弱さもさらけ出せる。
―― 良元さんが感じる、Local Designの良さってどんなところだと思う?
壁がないことですね。なんか、壁なくないですか?うちの会社。役職や部署に関係なく、お互いにリスペクトを持って接していると感じています。
―― 確かに壁は感じないね。
会社が本気でコミュニケーションを大事にしているからだと思います。代表の河辺からもコミュニケーションを大切にしようと常に言われていますし。以前の強がりな私だったら、上司の緒方さん(事業本部長)に悩みを相談するなんて、絶対にできなかったと思うんです(笑)。でも今は、自分の弱さをさらけ出したほうが、結果的にチームがうまく回ると分かっていますし、それを受け止めてくれる安心感があります。
―― 「良い意味で人に興味がない」とも言っていたけど、それはどういう意味?
あ、それは変に干渉し合わないって意味です!ベタベタ仲良しこよしするんじゃなくて、プロの仕事仲間として、お互いの個性や得意分野を尊重していると思ってます。だから、仕事が進めやすいし、人間関係の無駄なストレスがない。みんなそれぞれ違う強みを持っているからこそ、助け合える。その適度な距離感が、私にはすごく心地いいです。
未来の仲間に伝えたいこと。
―― これから、Local Designのホテルグループをどんな組織にしていきたい?
現在6棟のホテルを運営していますが、もっとそれぞれのホテルならではの体験を伝えたり、提供できるスタッフを増やしたいです。今はまだマニュアルを整えている段階ですが、最終的にはスタッフ一人ひとりがホテルのコンセプトを理解して、自分の言葉でお客様に魅力を語れる。そんな組織が理想です。
そのために、まずは誰が見ても分かりやすい教育体制や、施設管理の仕組みをしっかり作っていきたいと思っています。
―― 最後に、この記事を読んで応募を迷っている方にメッセージをお願いします!
まだまだ足りないピースはたくさんあります。だから、一緒にその土台を作ってくれる仲間が必要です。
まずは、気軽に応募ボタンを押してみてほしいです!完璧な人を求めているわけじゃありません。私もというかみんなそうですが、最初は未熟でした(笑)。でも、ここでたくさんの人と関わって、アドバイスをもらう中で、少しずつ視野を広げてこれました。
だから安心してください、大丈夫です!
編集後記
インタビュー中、「昔の自分はダメだった」と笑いながら語ってくれた良元さん。潔く弱さをさらけ出す良元さんの強さは、Local Designで培った「やり抜く力」というに裏打ちされているのだと感じました。
彼女のような「弱さを知る」リーダーがいるチームなら、きっとあなたも新しい自分に出会えるはずです。「愛のある厳しいフィードバックから学んで強くなる」と語る彼女の、素直さと向上心。そんな彼女が作る『壁のないチーム』に、あなたも加わってみませんか?
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