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大波乱の過去を乗り越え、共同創業者としてジョインした背景とは

コーポレート部の林です。

株式会社ビズパは、2018年に石井(CEO)によって創業されました。石井が一緒に経営する仲間として真っ先に浮かんだのが、小林(COO)でした。今回は、小林のこれまでの経歴やジョインの背景、これから一緒に働く方に期待することを話してもらいました。

▼プロフィール

小林 玉喜のプロフィール - Wantedly
株式会社ビズパ, COO 1977年生まれ。2019年4月に共同創業者として株式会社ビズパを立ち上げ。 中小・スタートアップ企業のための広告プラットフォーム「BIZPA」を運営しています。 小さな企業でも、大企業と同じように様々なメディアから自身にあった広告を探すことができる、企業の成長に無くてはならないサービスになるよう日々努力しています。
https://www.wantedly.com/id/kobayashi_bizpa

学生社員・Webデザイナーでキャリアがスタート。学生時代から幅広い業務を経験。



――まず、ビズパ立ち上げ前のお話から聞いていきたいと思います。石井さんとは、株式会社ラクーンで勤務していた頃に一緒に働いていたそうですね。新卒で入社したのですか?

いえ、大学在籍時からアルバイトで勤務しはじめて、在学中に学生社員になりました。

確か、大学と近い渋谷にラクーンがあって。Photoshopとillustratorを使える仕事だったので、応募したことを覚えています。

――そうなんですね、Photoshopとillustratorを使えるということは、Webデザインに興味があったのですか?

そうですね。

もともと趣味でHPをつくって、そこに掲示板機能を付けたりして、Web制作やデザインが好きでした。自分がつくった掲示板が、友達のたまり場みたいになってましたね。

――なるほど、それでラクーンでデザイナーとしてキャリアをスタートしたのですね。具体的に、どんな仕事をされていたのですか?

最初は、商品を写真撮影してPhotoshopでアレンジして登録する業務でした。

その後、社内のWebマスターの募集があって、やりたいと手をあげてWeb制作系の仕事に携わりました。サイトのバナーつくってコードを埋め込んだりチラシ作成したり、学生ながら色々経験させてもらいました。

――そうなんですね、大学卒業後もラクーン以外で働く選択肢はなかったのですか?

なかったですね、やりたいことをやらせてもらえる環境で楽しかったからですかね。やりたいと手をあげれば、新しいことにチャレンジできたのはありがたかったです。

Web制作の業務以外にも顧客獲得や問い合わせ対応といった、カスタマーサポートやマーケティングの仕事も経験させてもらえていました。

石井(CEO)との出会い

――幅広く経験されたのですね。そんな経験をされている中、石井さんとはそろそろ出会っていますか?いつ頃出会ったのでしょう?

情報戦略部という部署にいた頃に出会いました。

部署内でチームが分かれていて、デザインチームに私が属していて、分析チームに石井さんがいました。席も、隣とか斜め前に座っていたと思います。

ただその頃は、一緒の部署にいるとはいえチームが別だったので深く関わってはいなかったです。

――その後、一緒に仕事をする機会があるんですね。どのような関わり方でしたか?

ラクーンの中で新規事業の立ち上げがあったタイミングです。そのチームに所属している際に石井さんが責任者になりました。責任者とメンバーの関係ですね。

当時石井さんは自分にも他人にも厳しかったので、よく怒られたりもしましたが、残業して夜遅くに一緒に帰ったり、週末二人で競馬場にいったり。一緒に働いた期間は1~2年ぐらいでしたが、不思議と気が合いました。

波乱の20代後半。先の見えない焦りが募る日々。

――一緒に働いた期間は短かったのですね。

はい。父が亡くなってしまい父が経営していた会社を継ぐため、ラクーンは辞めました。

当時27歳ぐらいだったと思います。

――なんと…!経営されていた会社は、どのような事業でしたか?

酒屋のディスカウントショップです。50名規模の会社で、店舗販売や卸売をに行っていました。

しかしながら、経営が上手くいっておらず、10億以上の赤字で借金を抱えていました。なので、金融機関とのやり取り等お金のやり繰りを毎月どうするか、ばかり考えていました。

さらに追い打ちをかけるかのように、お酒販売の規制緩和もあり…。酒屋で買うのが当たり前だったお酒が、コンビニや大型スーパーなど売り場は広がり値下げがされてしまい、非常に厳しい状況でした。

――20代でかなりハードな状況ですね…

このとき、本当にすごくしんどかったですね…

もう生きた心地がしなかったです。自分がどうなっちゃうのか先も見えなくて…毎日どうやったら上手くいくのか考え続けた日々でした。

――それはそうですよね…。その後、会社はどうなったのでしょうか?

結果的に、倒産してしまいましたね。

ただネット通販の事業は残りまして、しばらくしてリードオフジャパン株式会社という食品・酒類を取り扱う商社にM&Aで買収されました。

――20代でなかなか波乱の経験ですが、得たものや学んだものありますか?

仕事に対する向き合い方は、会社の代表者になったことで大きく変わりましたね。ラクーン時代も頑張っていたつもりですが、次元が変わった感じです。

後は、日々努力し続けていけば、どんな形であっても夜は明けるという事を体験できました。色々と厳しい体験をしたので、非常事態があっても焦らずに物事を考えられるようにはなりましたね。

――確かにいつも冷静で穏やかなイメージあります。その後はどういうきっかけでビズパにジョインしたのでしょう?

実は、まだ先なんです。

ここで、買収先とも色々と話があり、私がネット通販事業の責任者として取り仕切ることになりました。数年して組織も売上も安定してきたタイミングで、自分で大きなビジネスを立ち上げたいと考え始めました。

ビジネスをゼロから立ち上げることへの挑戦心

――なるほど、小林さん自身も起業にチャレンジしたかったんですね!起業したかったのは、なぜですか?

倒産はしてしまいましたが、やはり幼少期から父を見て、事業を自ら行うことへの面白さを感じていたからです。

父は酒屋のディスカウントショップを開いたのですが、開いた当時はお酒は定価売るもので、常識を覆したやり方でした。さらに、40歳を過ぎてから急に英語を勉強して海外からお酒を輸入することもありましたね。

もともと若い頃から起業願望が強く、20代の頃からそれに向けた準備をしていました。大学時代の仲間と一緒に会社設立の準備をしていた最中に父が亡くなり、その時は断念しましたが、起業への思いはずっとありました。

――そういう背景があるんですね。では、起業を考えていたタイミングで、石井さんから声がかかったのですか?

そうですね。気力も体力も、経験もある40代のタイミングがいいなと頭の中で考えていたところ、ちょうど石井さんと2回飲みに行く機会がありました。

1回目は、石井さんがラクーンをやめて起業する話を聞きました。そのときは、今後仕事で絡めたら面白いですね、ぐらいの話で終わりましたね。

2回目飲みに行ったときに、「起業するから一緒にやらないか」と誘われて。ただ、正直酔いが回っていて、詳細は覚えてなかったです(笑)

後日「例の件どうなった?」と石井さんに聞かれたのですが、責任者をしていたことや子供や妻のこともあったので、即答はできませんでした。

――そのときは、まだジョインを決意してなかったんですね。決意したのは、どのタイミングだったのですか?

当時働いていた会社が埼玉にあったんですけど、石井さんから正式に話がしたいと会社に来てくれたんです。

そのとき、この人本気なんだと思って、このタイミングで決意しました。そして、2019年4月にジョインしました。

あと、石井さんといつか一緒にまた仕事したいなと純粋に思っていました。酒屋が厳しいときも、石井さんならどう対処するんだろう、石井さんなら解決策を必死に考えて見つけるのかな、とか思い出していました。

――最初は、何から取り掛かったんでしょう?

どういうサービスにするか、の話し合いがスタートでした。ジョイン当時は、石井さんと私だけだったので、構想を練りながら開発外注の方とやり取りしていました。

あとは、サービスリリース前に、掲載いただくメディアへの営業活動を始めていました。β版リリース時点で掲載してくださったのは30社程度でしたね。まだリリースしていないサービスの実現したいことを、一生懸命に案内した記憶があります(笑)

あと、創業メンバーの採用も行いました。

――そして、同じ年の8月頃から開発メンバーは入社してますよね。加藤さん(ビジネス推進部)も10月に入社されました。

そうですね、開発メンバー3人や加藤さんが入って、2019年11月にサービスのβ版ができて掲載メディア数も増えました。

この頃から一緒に働く人が増えて、できることは広がりました。

サービスの成長には、サービスを創る人の成長が必要


――小林さんはビジネス推進部を統括していますが、メンバーと接する上で気を付けていることはありますか?

指示をこちらからするのではなく、本人のやりたいことを尊重して、任せることを意識しています。やらされている、と思ってはほしくないですね。

自分自身、何か指示されて動くことが本当に嫌っていうのもありますけど(笑)、過去のマネジメントで、上手くできなかった経験を反省しているからなんです。

酒屋を経営していた頃は、自分が指示をして部下を管理するというマネジメントしていました。指示した直後はまだその通りできるんですけど、結局パフォーマンスは伸びないことが多いです。指示するマネジメントは、いいこと何にもないんです。能力以上に成長しないというのも経験から身に染みて感じてますね。

本人が成長すればできることも増えて、結果サービスが成長するキッカケにもなると思っています。

――サービスの成長には、サービスを創る人の成長も必要ですよね。どんな人と一緒に働きたいですか?

そうですね、未来の自分を信じられる人が良いです。

今の自分の評価は低くてもいいんですが、自分の将来を信じて「絶対何者かになってやる!」というマインドの方と一緒に働きたいです。

そうすると、何事にも自ら進んで仕事ができると思いますし、こちらも様々な仕事をどんどん任せます。裁量持って仕事できるので、成長スピードも早いと思いますよ。

――最後に、今後の抱負を教えてください。

ビズパのサービスを、中小企業の広告戦略の立案から掲載までをワンストップで対応できるプラットフォームにしてきたいです。世の中に無くてはならないサービスにしたいですね。

その理想としているサービスに近づけるために、今やりたいことはたくさんあるんです。

皆でどんどん取り掛かっていきますが、メンバー発案で新機能や新規サービスをやっていきたいとも考えています。意見を遠慮なく発してもらって、サービスもより良くしていきながら、メンバーもイキイキ働いてもらいたいですね。

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