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コンテンツを作る立場を経て伝える立場へ転身して磨き続けるユーザー目線

D2C Rのクリエイティブプランナーが担う役割は、クライアント課題の分析から戦略立案、クリエイティブ制作です。それらはD2C Rが提供するWebプロモーションの大きな武器となっています。

2019年に中途でD2C Rに入社した北澤康成は、コンテンツを提供する事業会社時代から現在に至るまで一貫してユーザー目線に立ち、価値創造を追及していきました。今回は彼の経験と仕事観についてご紹介します。

<インタビュアー:萩原良太>

北澤康成/統合プランニング本部 クリエイティブ部
2019年中途入社。現在は統合プランニング本部 クリエイティブ部に所属。大学卒業後、占いサイト運営会社に入社し、占いサイトの企画・運営を担当。2社目ではゲーム制作会社に転職し、ゲームプランナーとして従事。その後D2C Rに入社し、クリエイティブプランナーとして主にゲーム案件のクリエイティブ戦略立案、クリエイティブ制作ディレクションを担当。
幼少期から現在に至るまでゲームや漫画などのエンタメ作品を数多く嗜んでいる。

エンタメ作品への強い関心から芽生えた探求心

萩:本日はよろしくお願いいたします!
幼少期からゲームや漫画などのエンタメ作品がお好きだったとお聞きしています。

北:そうですね、物心ついた時からエンタメ作品にはずっと触れている生活でしたね。ゲーム、小説、漫画、アニメなど数多くの作品を見たり読んだりしていました。エンタメ作品は現在もずっと変わらず好きですね。

萩:そうなんですね、なぜ昔から現在に至るまでエンタメ作品に関心があるのでしょうか?

北:幼い頃から空想・フィクションの物語がおもしろくて好きだったのかなと思います。現実世界ではあり得ない世界観などを表現できるからという点ですかね。あと、そのような作品を生み出す作者に対してのリスペクトがあって、常に自分自身の関心としては高かったのかもしれないです。
いろいろなエンタメ作品に触れてきて、いつもなぜ面白いんだろう、なぜ流行っているんだろうと考えていたので、自分の中にある探求心の原点ではありましたね。

萩:常に興味関心があった分野であり、ご自身の探求心をかき立てるものだったんですね。
それは現在の仕事観にも関連する部分ですか?

北:それはありますね。広告を作るうえでこの商材の中で一番推すべきポイントは何かから始まり、そのポイントをどのように表現したらユーザーが最も喜んでくれるのかを考えています。そういったユーザーファーストで物事を考えていくことにつながっていると思います。

萩:なるほど、現在の仕事をするうえで商材への理解とそれを届けたいユーザー目線につながっているんですね。

北:そうですね。自ずとそういうスタイルや意識になっていきました。


ユーザーが求める意味や価値を考える視点

萩:1社目で占いサイトの運営会社に入社されたと聞いています。その会社を選んだ経緯を教えてください。

北:大学時代に推理小説研究会というサークルでメンバー同士が好きな推理小説をプレゼンしたり、会誌の発行で創作短編小説を書くといった活動をしていたんですね。そこで少しだけ作品を生み出す側の経験もしつつ、素晴らしいエンタメ作品を生み出す作者に対する憧れもあり、ライターの道に進みたいと思ったのがきっかけです。
そこからライター職を中心に就職活動をしていて、ご縁があった1社目の会社へ入社を決めました。

萩:占いサイトの運営会社ではどのような業務を担当していましたか?

北:占いサイトの企画・運営業務を担当し、コンテンツの制作、ライティングをしておりました。

萩:なるほど、その業務を通してご自身の仕事観を形成する気付きや学びはありましたか?

北:そうですね、一番の学びとしては、物の価値は人が決めるものなんだということですかね。占いサイト運営でいうとユーザーにいかに価値を感じてもらえるのかという視点が非常に重要だということを学びました。

萩:どのような場面でその気付きがありましたか?

北:先輩からのフィードバックを通してですかね。入社当初は自分の頭の中で生み出す成果物ってどうしても限界があって、ユーザーに響くものまでにはならなかったです。
その為、フィードバックを通してどんな価値を提供していかなければならないのか考えることを繰り返していくうちにユーザーのインサイトってすごく大事なんだと気付きました。

萩:占いサイトを利用しているユーザーのインサイトってとても奥深そうですね。

北:そうですね。様々な悩みや境遇を持ったユーザーが占いサイトを通して何を求めているのか、どうなりたいのかなどを考え続けていました。

萩:その経験から物の価値は人が決めるものという気付きに至ったということですね。

北:はい、その後の仕事でもユーザー目線に立ち、価値を創造していくスタイルは変わらず持ち続けています。


コンテンツの作り手として感じた広告の力

萩:2社目でゲーム制作会社でゲームプランナーとして従事されていると伺いましたが、具体的にどんな業務をしていましたか?

北:ソーシャルゲームの企画からシナリオ制作まで担当していました。ゲームのコアとなる部分を設計していて、キャラクターの声優さんのキャスティングなどもしていました。

萩:コアメンバーとして携わっていたんですね。1社目と同じくコンテンツを発信する側の立場として、引き続きユーザー目線での価値の創出という点は意識されてましたか?

北:そこは1社目での経験から活かしてはいましたね。

萩:その視点から上手くいったことや難しかったことはそれぞれありましたか?

北:上手くいったことはやはりユーザーの心が動くであろうことを仮説立てして実施したことが結果として売上やユーザーのポジティブな口コミになって見えたりはありました。ですが、ゲームとして成功させるという点では難しいことも多かったですね。

萩:難しいことというと具体的にどのような部分でしたか?

北:コンテンツとしての完璧な回答や攻略法がなく、ユーザーが10人いれば10人の価値観があって全員を満足させることは難しいという壁に直面していた点が大きかったですね。なので、自分たちがユーザーファーストで企画を立てて実施しても思った以上に売上につながらなかったり、不評な声が多かったりすることもありました。

萩:時代の流れも早くユーザーが離れるのも早い世界だと思うのですが、その中で最も印象的な発見、学びになったことはありましたか?

北:この世界に入って、広告のパワーを強く感じましたね。潤沢な予算を持てる会社ではなかったので、広告をほとんど出さずにリリースしていたんですね。その結果、良い意味でも悪い意味でも世間の中では何の話題にもならず、徐々にユーザーが離脱して縮小していったなと思いました。もちろんコンテンツ自体の問題もありましたが。

萩:今の時代、ソシャゲの広告配信は毎日当たり前のように目にしますよね。

北:大手のゲーム会社がリリースしているタイトルであれば様々なメディアで広告を通してゲームの魅力が世の中に発信されているじゃないですか。
ゲームユーザーからすると、いつしかそれがゲームの面白さを判断するひとつの指標になっているんだと思います。

萩:たしかに入れ替わりの激しい世界の中でのコンテンツ自体の強度とか面白さをはかる目安であり、安心感をそこから受け取っている時代なのかもしれないですね。

北:はい、振り返ってみると良いものを作っているだけではダメで、それを世の中に発信することも非常に重要なことだと身に染みて感じました。


伝える立場からユーザーの感情を動かし、行動させる

萩:今までコンテンツを提供する側として経歴を積んでいた北澤さんですが、なぜ広告代理店であるD2C Rへ入社したのか教えてください。

北:ゲーム会社での経験から広告パワーを知り、良いものを世間に伝える重要性を感じたことで広告への興味が徐々に強くなっていきました。また引き続き制作していく側の立場も希望していたのですが、ゲーム案件も多いということで今までの知見も活かせると思って入社を決めました。

萩:なるほど、ここで新たな挑戦を選んだわけですね。今までは事業会社側での立場を続けてきわけですが、広告代理店という事業会社を支援する側に行くこと自体に抵抗はなかったですか?

北:そこにこだわりはなかったですね。むしろD2C Rの方々との面接や面談を通して、広告の領域でもユーザー目線・インサイトをとことん突き詰めて驚きや共感を与えていることを知って前職、前々職にも共通する部分があると感じました。
そのうえで伝えるという新しい領域で安心して挑戦できる場所や役割がD2C Rにはあると思ったのでクリエイティブプランナーとして入社を決めました。

萩:入社後、クリエイティブプランナーとしてゲーム案件を中心に担当されていると思いますが、実務を通して感じたギャップはありましたか?

北:ただの下請けで終わらないところが良いなと思いましたね。作って終わりではなく、ユーザー目線を突き詰めて行ったプロモーションがどれだけ効果的だったのかを見ながら早いスパンでのPDCAを繰り返していく点はとても良いと思いました。
ただ一方的にクリエイティブ作ってそれをWeb広告で配信するだけではなく、クライアントと二人三脚になってユーザーの感情を動かし、行動させることを真剣に取り組めるなと感じてます。

萩:その中で、クリエイティブプランナーとしてご自身が大切にしていることはありますか?

北:自分の中でそのクリエイティブがつまんないかどうか、自分でないと出せないものなのかという2点は意識していますね。

萩:なるほど、今までに数多くの案件に携わってきた中で、クリエイティブプランナーとしてご自身の武器となっているものはありますか?

北:なかなか自分自身の武器を伝えるのはすごく難しいのですが、メンバーからよく言われるのはユニークさとかアイデアの引き出しというワードですね。

萩:なるほど。そのうえで現在挑戦していること、強化していることはありますか?

北:現在のチームミッションとしてチームの総合力を底上げしていくことに注力しているので、自分自身の関心もそこに向いています。
チームメンバーがまず優秀な方が多くいるんですが、個々の力だけで完結させずチームとして強くなることが会社にとっても価値のあることだなと思っています。

まだ社歴の浅いメンバーも多いので、自分がそのメンバーのトレーナーとして今までのノウハウを伝わりやすく言語化して伝えています。それを実際の案件等で課題解決やパフォーマンスアップという結果につながったときにやってよかったなと思うようになりました。

萩:個人だけでなくチームへの意識もあるということがすごく伝わってきました。
今後、クリエイティブプランナーとして目指していく姿やビジョンはありますか?

北:まだまだ模索中ではありますね。もっともっとクリエイティブプランナーとしての経験を積んでいって徐々に見つけていきたいとは思っています。なので、個人としてもチームとしても、ユーザー目線・インサイトをとことん突き詰めて驚きや共感を与えていきたいです。

コンテンツを提供する立場を経験し、現在はコンテンツの魅力を伝える立場として活躍する北澤は一貫してユーザーファーストで価値を創造することを追及し続けています。

今後も彼にしか生み出せないコミュニケーションでコンテンツとユーザーをつなぐことに期待をしています。

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