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成長し続けるデータディレクター。-「人」を意識し、「コト」を進める力の追及

データディレクターとして働く新卒4年目の佐藤久実子。約3年間で3つの部署を経験し、いくつもの困難に直面しました。彼女は困難の中でも気持ちを前向きに切り替え、自らの意思で成長し続けています。
今回は彼女の経験と仕事観についてご紹介します。

<インタビュアー:萩原良太>

佐藤 久実子/メディアソリューション本部 ソリューション部
2018年度新卒入社。営業部にて動画広告営業、メディアセールスを経験し、現在はメディアソリューション本部 ソリューション部に所属。データディレクターとして主に通信キャリアデータの分析案件を担当。
小学生から大学生までソフトテニス一筋で部活動に専念。現在は料理とゲーム実況動画の視聴が趣味。

自分のものさしだけでは上手くいかない人間関係の難しさ

萩:本日はよろしくお願いします。いろいろとお話を聞かせていただきます。
早速ですが、まず初めに学生時代に打ち込んでいたことを教えてください。

佐:そうですね、小学校4年生の頃にソフトテニスを始めて、大学卒業まで続けていました。

萩:かなり長く続けていたんですね。

佐:勉強が好きではなかった分、ソフトテニスに夢中になっていました。
ソフトテニスを通して学んだことは人生の大きな財産だと思っています。

萩:ソフトテニスからはどんな学びがありましたか?

佐:何よりも「人間関係」の大切さを学びました。小学校から中学校時代は自分主体で自分が勝てれば良かったのですが、高校に入ってから人間関係の複雑さと難しさに直面したのがきっかけですね。

萩:多感な時期になっていろいろと悩みも増えていきますよね。
そこから具体的にどのような学びと行動に至りましたか。

佐:「相手がどんな性格でどんな考えを持っているのか」を理解した上でコミュニケーションを取ることの大切さを学びました。
今までは自分のものさしで物事を判断して、それを周りに押し付けることが多かったのですが、それではいけないということに気付いてからは、相手目線での人間関係を構築していくようになりました。

萩:ソフトテニスを通して貴重な気付きがあったんですね!

佐:そうですね、そういった経験からどんどん人への関心も強くなりました。仕事においても相手目線での人間関係は意識しているので、ソフトテニスで培ったものが現在につながっているのかなと思います。



プロ意識への気付きと負けず嫌いな自分への焦り

萩:D2C Rへ入社後、初配属の部署と担当業務を教えてください。

佐:営業部へ配属になり、動画広告の営業チームという当時の新設チームの所属となりました。担当業務は主に稼働案件のクリエイティブ制作ディレクションや動画広告のプロダクトを持つ媒体社との折衝などを担当していました。

萩:当時の経験で印象に残っていることはありますか?

佐:自分が考えたものが世の中に発信されることへのやりがいと同時に責任を強く感じました。

萩:仕事において実感を得たエピソードですね。その経験からご自身をどのように変化させましたか?

佐:新人ながら広告のプロとして仕事への意識を持つようになりました。
世の中やクライアントからすれば新卒1年目であろうが、常にプロフェッショナルでなければならず、無責任な対応はできない、中途半端なものを提供してはいけないという意識が芽生え始めました。

萩:プロ意識はビジネスにおける前提にはなりますが、新人の頃はなかなかイメージしにくい部分だったりしますよね。
また、当時新人ならではの悩みはありましたか?

佐:同期と比べた時に自分の成長スピードが遅いのではないかという焦りはありましたね。
業務の関係上、仕方ないことではあるのですが、特定の領域を突き詰めるような形ではなかったことが焦りにつながっていましたね。

萩:その焦りはどんなことが要因で感じていましたか?

佐:初配属の部署では案件ディレクションをメインに対応領域が広く浅かったのと、新設部署だったのでチームの方針が途中で変更したことが要因としては大きいですね。
その後、他の同期よりも早い時期に部署異動もしているので徐々にそう思うようになっていました。

萩:他部署の同期に負けたくないという気持ちがあったんですね。

佐:そうですね、新人の頃は仕事における比較対象が同期しかいないので、他部署の同期がどのくらい成長しているのか意識していました。

萩:その焦りはご自身の中でどのような変化をしていきましたか?

佐:複数の部署を経験して、徐々に広く浅く積んできた経験もメリットなんだと思えるようになりました。
当時の配属先で得た知識や経験、指導いただいたことは異動した先で役立つことが度々あったので、段々とポジティブに捉えられるようになりました。


0から切り開き、生み出した大きな結果とその先に見えた仕事観

萩:その後、メディアセールスを担当されてからの業務内容・ミッションを教えてください。

佐:その後、営業部のメディアセールスチームに異動となりました。メディアセールスチームはチーム名の通り、担当メディアの取扱高を最大化することをミッションとしているチームです。社内の営業担当と連携をして、担当メディアの提案をしていました。
私は当時まだ黎明期だったTikTok広告の担当になり、社内ノウハウや実績が一切ない状態からTikTok広告の取扱高を拡大させていきました。

萩:0から切り開くという難しいミッションを担当されることになったんですね。
TikTok担当として個人の目標は何でしたか?

佐:「TikTokと言えば佐藤」と社内の方々から認知され、頼られる存在を目指しました。
先程の焦りと負けず嫌いな性格にもつながるかもしれないですが、何事もやるからには活躍したいという気持ちがあったので、この任せてもらった担当はすごくチャンスだなと思いました。

萩:なるほど。その目標を設定した後、意識して行動していたことを教えてください。

佐:まず媒体社と連携して事例など情報収集を地道に行い、勉強会などの社内共有をしていました。さらに営業担当一人一人へアプローチをしていくという泥臭い活動を続けていました。
その結果、「TikTokと言えば佐藤」という目標の実現になり、結果的に担当から1年後にTikTok Adsゴールドパートナー賞(企業部門)とゴールドパフォーマー賞(個人部門)を受賞することになりました。

※上記2つの賞はTikTok Adsを提供する媒体社(Bytedance社)が主催する表彰の一部
※2019年当時の受賞
https://www.d2cr.co.jp/archives/2276

萩:目標の実現に加えて、メディアセールスとして大きな実績を上げることができたんですね!
メディアセールスチームで学びを得たことをあげるとしたらどんなことですか?

佐:TikTok担当を経験して、仕事に関するパフォーマンスがモチベーションに左右されなくなりました。仕事でうまくいかないことって多くあると思うんですが、それまではすぐにモチベーションが下がって文句を言ったり不満に思ったりしていました。
ですが、TikTok担当として行っていた泥臭い活動が結果につながったことによって、どんな行動も誰かが見ていて、必ず自分の財産になるんだと思えるようになりました。それからは、モチベーションに左右されなくなり、精神的にしんどくなったり、パフォーマンスが変わるということが徐々に少なくなっていきました。

萩:ビジネスマンとしての成長を感じられた体験ですね。

佐:そうですね、自分の中ではステップアップした感じです。


「人」と「コト」の両軸からのディレクション

萩:その後、現在の部署に異動となってからの仕事内容を教えてください。

佐:その後、メディアソリューション本部 ソリューション部に異動となり、現在のデータマーケティングチームに所属しています。業務としてはアプリ案件の休眠配信に関する運用・ディレクションを経て、現在は通信キャリアデータを用いた分析・プロモーション案件のディレクションを担当しています。

萩:ぼくも営業時代には佐藤さんにはアプリ案件の休眠配信でお世話になりました。
2度目の異動で苦労されたことはありましたか?

佐:最初は取得しなければならない知識の膨大さに圧倒されました。
もちろん、異動をしたので今までやってきていないことが多いのは当たり前なのですが、データマーケティングの領域はすごく奥が深く複雑だなという印象がありました。

萩:なるほど。その困難に対してどのような行動をしましたか?

佐:チーム内で知識レベル向上プロジェクトを発足したり、データ分析に関する実用書を読んで勉強しています。

萩:チームメンバー同士での取り組みがあるんですね!具体的にはどのようなことをしていますか?

佐:内容としてはデータアナリストとデータディレクターがそれぞれの立場から業務に関連する情報共有や、専門的知識のレクチャーを行っています。

萩:チームでパフォーマンス底上げの取り組みをしているのは素晴らしいですね。
少し切り口を変えての質問ですが、上司やチームメンバーとの業務でご自身の仕事観に影響を受けたことはありますか?

佐:そうですね、現在の上司へ仕事の相談をした時のフィードバックがとても目から鱗だったことがありました。
悩みの根本は人に関することがベースだったのですが、仕事は「人」ではなく「コト(事)」に目を向けることで最善策を取ることができる、と教えていただきました。

萩:非常に興味深いですね。
それを聞いてご自身の考え方はどう変化しましたか?

佐:それを聞いてハッと目覚めたような感覚がありました。
今まで自分自身の経験から相手目線での対応など人間関係を意識してきたのですが、それだけではうまくいかないことも多かったです。
仕事における「コト」を進める上で大事なポイントを整理して、自分や周りを動かしていくという視点が自分には足りなかったと気付くきっかけになりました。

萩:仕事って本当にうまくいかないことだらけですもんね。当時の悩みに対して大切なことに気付けた瞬間だったんですね。

佐:そうなんです。「人」と「コト」のバランスをうまくコントロールしてディレクションしていくことが一番大事じゃないかなと思っています。
もちろん相手の状況(いわゆる「人」)に合わせたコミュニケーションや対応が必要ですが、「コト」を予定通りに進行するためにやらなければいけないことがあるので、「人」と「コト」の両軸で状況に適した進行管理をすることができるように日々意識しています。

萩:「人」と「コト」のバランスはかなり難しいと思いますが、ディレクションにおいて両軸で高い意識を持っていることが伺えました。
最後にご自身の課題と今後なりたい姿を教えてください。

佐:はい、課題としては先述の「人」と「コト」の両軸でバランス良く全体俯瞰していけるディレクション力とデータマーケティング知識の蓄積ですね。
ここは日々の業務とチーム内のプロジェクトを通して、必死に追及していきたいと思っています。
その後、会社にぶら下がっていないような、市場価値の高い人材になっていたら良いかなと思っています。


自身の原体験から人間関係を意識した相手目線を持ち、負けず嫌いな性格で自分を奮い立たせていた佐藤。
複数の部署を経験し、「人」と「コト」の両軸でディレクションを追及していく姿には、止まることなく成長し続ける姿勢とデータマーケティングチームの伸びしろを感じました。

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