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”テキストコミュニケーション”を取り入れた、コロナ禍の採用活動へバージョンアップ

WEBコンサルティング事業等を展開する株式会社SFIDA X。現在では、グループ全体で社員数は400名を超え、売り上げも26.7億円(2020年9月期)と、右肩上がりの成長を続けるベンチャー企業だ。

ベンチャー思考の学生を毎年50名以上採用してきたが、2021年度の新卒採用は、新型コロナウイルスの影響により、これまでの採用手法を変えざるを得ない状況に陥った。


■新型コロナウイルスによる就職活動への影響

緊急事態宣言が発令され、外出が制限される中、対面での面接・面談等のコミュニケーションができなくなった。学生は授業もリモート授業となり、友人との就職活動の情報交換や、先輩からのアドバイス等のコミュニケーションも取りにくくなってしまった。当社に限らず、全ての企業がオンラインでの採用活動へのシフトを余儀なくされ、手探り状態で採用活動が進んでいった。

当社では、エリア特性に合った採用活動を進めるため各営業所で採用活動を実施している。福岡営業所で人事を担当する柿木(かきのき/入社3年目)は、コロナ以前の学生と2021年度の学生とでは、選考フローを変えなければならないと感じ取っていた。


■学生とのコミュニケーションの回数を増やす

新型コロナウイルスの影響により、名の知れた大企業が窮地に立たされているといったニュースがしばしば取り上げられ、学生の安定思考に変化が起こるのではという予測も多く立てられていたが、柿木は学生と面談する中で、そうではないことを察知していた。「特に地方の学生は、東京の学生と比べて圧倒的に情報量が少ない。そのため、マイナスのニュースや周囲とのコミュニケーション不足による就職への不安感から、これまで以上に大手思考・安定思考が強くなっていた。ベンチャー思考の学生を集めたい当社としては不利な状況かもしれない。。」そこで柿木は、対面でコミュニケーションが取れない分、これまでよりも学生とのコミュニケーション回数を増やすことにした。オンラインであれば、会社まで来てもらう手間や時間もなく、学生としても気軽に参加が可能だ。


採用活動がオンライン化したメリットとして、これまではある程度限られたエリアからの応募者が大半を占めていたが、オンラインで説明会や面接を受けることが可能となり、より広いエリアから応募が集まるようになった。インターンの希望者も、コロナ前と比較すると増加した。しかし、これは当社に限った話ではなく、全ての企業も同じ恩恵は受けており、ここからはいかに自社の事を伝えることができるか、“伝える力“がかなり重要になると判断した。

「“面接“となると、評価する人とされる人の関係になる。学生としっかり対等なコミュニケーションをとり、自社の事を伝え、入社したいという想いを高めることに専念しました。」

■テキストコミュニケーション

オンラインでの面談の回数を増やすことと同時に、柿木はSNSも積極的に活用するようになった。「今の学生は、対面でのコミュニケーションよりも、LINEなどに代表されるテキストコミュニケーションに馴染みが深い。対面では聞けないことが、TwitterのようなSNSだと、スッと出てきたりします。」Twitter運用の裏にはもう一つの目的もある。「我々ベンチャー企業は、知名度や商品力では大手には勝てない。当社の魅力を情熱を持って伝える力がないと大手とは戦えない。Twitterは、選考のような学生を評価する場ではなく、会社の魅力を伝える場として捉え、日々学生に伝える力を鍛えるつもりで運用しています。」



また、内定者限定のnoteも始めた。これまでは対面で入社前の心構えなどを話していたが、全てを覚えている学生はほとんど居ない。定期的に配信、かつテキストに残すことで、より想いを浸透させることができているという。また、月1回の定期配信をすることで、そのタイミングで就職することへの意識が高まったりする効果もあるという。配信後にメッセージをくれる内定者も次第に増えてきている。福岡営業所でスタートしたこれらの取り組みは、2022年度の新卒採用では、他の営業所でも取り入れようという動きも出てきた。


■22新卒は、コロナ禍の採用活動へのバージョンアップ

SFIDA Xでは各営業所で採用活動を行なっている。それぞれの営業所で試行錯誤しながら積み立てられたノウハウが会社全体で共有され、それぞれの営業所が取り入れながらまたブラッシュアップされていく。先の読めないコロナ禍の採用活動だが、ベンチャーならではのスピード感と柔軟な対応力で、より良い人材に出会うために、これからもSFIDA X人事部は日々バージョンアップしていく。


■株式会社SFIDA X

WEBコンサルティング、WEBサイト制作、アプリ開発などの事業を展開。子会社の株式会社スタイル・フリー、株式会社バークリーコンサルティングでは、中小企業から大手企業に対して、ITコンサルからシステム開発まで幅広く対応しています。「会社の主役は社長ではなく社員である」という想いから、新しい事になんでも挑戦できる文化と組織を創造し、チャレンジできる環境として、社内ベンチャー事業に率先的に挑戦し、若い社員に多くのチャンスを与えています。

(※この記事は2021年3月18日のPR timesストーリー記事を転載したものです。)

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