東京ばな奈で年商50億円の実績から、ゼロベースのIT業界へ。テニスで培った勝負師の精神で医療・介護・福祉業界を変革する
はじめに
「自分でやんないと意味ねえよ」
この言葉が、三上大輝さんの人生を大きく変えた。大学卒業後、東京土産の定番「東京ばな奈」で有名なグレープストーンに新卒入社。羽田空港で年商30億円規模の店舗管理を経験し、イオンリテールやドン・キホーテなど大手企業の新規開拓で年商20億円の営業成績を残してきた。
しかし、コロナ禍で売上が3分の1に激減。「成長できるか分からない環境に10年以上いる意味はあるのか」と自問し、29歳で未経験のIT業界へ飛び込んだ。スプレッドシートも初めて触るような状態から、今ではCyXenのエンタープライズ営業として大きなミッションに挑んでいる。
中学2年生のテニスの試合で、勝利を確信してガッツポーズをした瞬間から逆転負けを喫した経験。その挫折から学んだ「最後まで諦めない」精神が、今の彼を支えている。
勝ったと思った瞬間の逆転負け━━テニスが教えてくれた人生の教訓
━━ 学生時代は何に熱中していましたか?
ずっともう学生時代はテニスに熱中してました。小学校は水泳に熱中してましたけど、中学、高校、大学とテニス一筋でしたね。関東レベルまでは行ってました。
━━ テニスでの挫折経験を教えてください。
中2の出来事ではあるんですけれども、中高一貫だったんですよ、私。都内ランキング戦みたいなのが毎年3回あって、AからFランクっていうランキング付けがされている部活だったんです。
AチームからEチームまでは8名しかそれぞれいなくて、残りがFチーム。在籍当時、だいたい100人ぐらいはテニス部いたんですけども。
━━ どんな挫折があったんですか?
部内ランキングのところで、いいところまで行ったんですけども、マッチポイント取ってから負けたみたいなところが一回あったんですね。
勝ったと思ってガッツポーズをしたんです。結果として、そこで隙を見せてしまったと。そこから逆転をされてしまったっていうところ。合宿先であって、その人はその時にもう一気に上がるぐらい強かったんですけども。
━━ その経験から何を学びましたか?
自分自身のメンタルとか、強さっていうところをどうするかだと思いますので。その後は同期とか先輩と試合したり、テニスコート借りたりとかして着々と強くなって、結果として上がれるようになりました。
ちょうど中3のタイミングで一気にFからAまで行ったんですよ。高1の時にはランキング戦でずっと年間1位みたいな形で、部内のランキングでもずっと1位、学校代表みたいなところも選ばれてました。
殿様商売からゼロベースへ━━未経験IT業界での苦闘
━━ なぜCyXenに転職したんですか?
転職理由からお伝えさせていただくと、前職はコロナで売上がもう3分の1ぐらい減ったってところがあって。工場とかも畳んだりとかして、400億円くらいあったんですけど、元に戻るのに多分10年以上かかるんじゃないかみたいなところで。
このまま同じ企業では、成長できないんじゃないかなっていうところで、外を見始めたっていうのがまず第一でした。
━━ なぜ未経験のIT業界を選んだんですか?
自分自身、今までやったことない未経験のジャンルに行きたかったんです。最初は食品系列を中心に受けてました。伊藤忠系列とかも内定いただいたりとかしたので行こうかなと思ってたんですけど。
あるエージェントさんが「20代最後だから未経験で無形とかもやってみたら?」って言って。そうした時に吉田さんと出会って、ITのところとか、ノーコードの部分とかお話いただいた時に、ぜひそういったところで力を発揮してほしいってところで承諾したって形になります。
━━ ツクル事業部での経験はどうでしたか?
めちゃくちゃ大変でしたよ。もう一から右も左も何もわからないところからスタートで。ITの経験とか知識とかエンジニア要素とか全くわかんなかったところですし。スプレッドシートもこの会社入って初めて触ったぐらいなんですね、実は。
ズーム商談っていうところもこの会社入って初めてしたぐらいだったんで。
━━ 一番印象に残っている言葉は?
「自分でやんないと意味ねえよ」っていうのはめちゃめちゃもう覚えてますね。
方針を決めるとか大前提みんなで合意は必要なんですけど、じゃあどういうふうに提案するかとか、どういう風に次にコミュニケーション取るかっていうのは、自分自身でやるってところだったんで。その経験っていうのは今まで上司がいたりとかあったんですけど、本当に初めてだったんです。
━━ どう乗り越えたんですか?
自己学習とか、吉田さんに頼んで。終電ギリギリまで、3時間一日でビデオ通話でなんかやってもらったりとかを2日間連続でやったこともありますし。吉田さんと提案書とかで、もう夜中1時ぐらいまで一緒にやったこともあります。
昔のDeNAみたいなことをやってましたね(笑)。
━━ ツクル事業部での成功体験は?
ある会社で、今もつながっているところの成約受注してってところが非常に印象に残ってます。売上も3000万円規模ってところで受注できたところ。
要望がめちゃくちゃ多かったんですけど、事業再構築とか補助金も絡んだところも全部対応して。プロジェクトもエンジニアとかベンダーさん、パートナー会社と一緒に橋渡しっていうところも全部やったんで。
完了して、向こうからも「本当にありがとう」みたいなところとか、保守契約で継続でゴールド保守契約を結んでくれて。追加受注も取れて、ホームページサービスサイトも作れたんで、満足度が高く、結果としてあったなと。営業冥利に尽きるなと思いながら。
エンタープライズ営業として年商100億円への挑戦
━━ 現在のミッションは?
メインとしてはエンタープライズ営業として売上を最大化させるっていうところで、売上100億円以上を目指していくっていうところがミッションになります。
━━ 会社のミッションとどう繋がっていますか?
医療業界、福祉業界としてはまだまだ採用に対するとか、ITに対するリテラシーのなさとか不足ってところは感じられてます。
その中で私たちのような会社が入ることによって、採用の円滑化をしていくとか、企業としての価値が上がっていく。そういったところに貢献ができるようなサービスだと思ってるので、特に大企業でもそういったところができてないところが多々あるので、助けていくっていうところをファーストペンギンと言いながらやっていきたいなってところです。
━━ 現在の課題は?
課題としては、新規獲得についての課題と、役務提供レベルの課題という2種類あるかなと思ってます。
新規開拓、特に大企業、上場企業とかに関しては、非常に突破するのはやっぱ難しいからこそ、段階的に小さい契約みたいなことがなりがちで、最初の口座を開けるまでが時間かかったりするっていうのが課題です。
━━ 組織のリーダーとしての課題は?
よく自分が社長だったら、どう考えるの?と問われるんですけど、まだまだ目標設定とか現状の延長線上で考えてしまう。
でも自分の転職の軸でもあったんですけど非連続的な成長のための目標設定と逆算には課題があるなと感じています。
苦しんでいる業界を変革する━━医療・介護・福祉への想い
━━ この業界に対してどんな想いがありますか?
やっぱり苦しんでるなっていうところが非常に感じています。今回の最賃しかり、賃上げとか世間的なところで需要はあるのに人がいない。人がいないから現場が回らないっていうのを、調理業界も含めて介護業界も含めて、もう至るところでやっぱ見ています。
虐待が起きるケースとか、ヒヤリハットみたいなところはやっぱり起きているっていうのはやっぱ聞くので、すごく大変だなって思う反面。
━━ どう変えていきたいですか?
なんで応募来ないかっていう言語化をじゃあしてねっていう、私たちの役務の中である中では、やはりその現場から経営までがやっぱり繋がってない。経営者が非常に多いなというのが感じています。
やっぱりそこの部分に対しては、変えられるところの自負はあるので、どういうふうに変えていくかってところを一緒に取り組んでいきたいなっていうところが業界としての想いです。
明るく、勉強好きで、数字が好きな人と━━理想のチーム像
━━ どんな人と働きたいですか?
まず第一に明るい人。これは確実ではあるんですけども。
━━ 他には?
勉強好きな人。学習意欲とかそういったところで情報収集好きな人。
━━ なるほど。
これが揃っていれば何でもOKです。コミュニケーションスキルとかは後からついてくるんで。
あと売上とか数字とかが好きな人がいいですね。成果にコミットできる人。
ゼロからの挑戦が、新たな価値を生む
東京ばな奈という日本を代表するお土産ブランドで、殿様商売ともいえる環境にいた三上さん。しかし、彼はあえて未経験のIT業界という荒波に飛び込んだ。
スプレッドシートすら触ったことがない状態から、終電まで先輩と学習を重ね、夜中1時まで提案書を作り込む日々。「自分でやんないと意味ねえよ」という言葉を胸に、ゼロから這い上がってきた。
中学時代のテニスで学んだ「最後まで諦めない」精神。それは今、医療・介護・福祉業界という、日本が抱える大きな課題に立ち向かう原動力となっている。
「最前」で「最善」をつくす━━CyXenのコンセプトそのままに、三上さんはエンタープライズ営業として、業界の変革に挑戦し続けている。
CyXenでは、一緒に医療・介護・福祉業界の未来を創る仲間を募集しています
「明るく、勉強好きで、数字が好きな人」
三上さんが語ったこの言葉に共感する方、ぜひ一緒に働きませんか。
私たちは「介護・医療・福祉から、高度経済成長をもう一度」というビジョンを掲げ、テクノロジーの力で業界の「当たり前」を変革しています。現場と経営を繋ぎ、採用の円滑化を実現し、企業価値を向上させる。それが私たちの使命です。
未経験でも構いません。むしろ、異業種での経験があるからこそ見える課題があり、新しい解決策が生まれる。三上さんのように、ゼロから挑戦する覚悟があれば、必ず道は開けます。
一緒にファーストペンギンとして、業界の未来を切り拓いていきませんか?