ジェラート製造部門 伊藤千絵
Q.【入社経歴・動機】
高校を卒業後、とにかく自分の興味ある仕事に片っ端から就いてみました。自分は何が好きで何が得意か不得意か、やってみて確かめたい、納得したいという気持ちは思えば子供の頃から強かったかもしれません。父の起こしたニットデザイン会社でデザインに携わり、その流れでファッションデザインの情報企画会社の事務、喫茶店のウエイトレス、書店の販売員を経験しました。
どの仕事にも共通していたのは、ただ働くのは嫌だということ。常に何かを知りたい、習得したいという好奇心があり、新しい分野に興味がありました。
その後、結婚し子供を3人授かりしばらくは専業主婦として10年過ごしました。FAR EASTを初めて知ったのは、本社のある飯能に引っ越す半年前のことでした。子供3人と新しい生活を送るにあたり「ただ生活のために働くのではなく、楽しく自分らしく働きたい」と考えていた時、飯能に新しいレストランが建つというWEB記事を見つけました。まだCARVAANが出来る前の、飯能河原の崖っぷちの写真と事業説明。会社HPを読み込むうちに理念や社長のメッセージに強く惹かれ、居ても立ってもいられず、引っ越しの半年前というタイミングでしたが連絡をしたのが入社のきっかけです。当時はクリーニング会社に勤務しており、食品製造は全くの未知の世界。それでも「ジェラート製造」という新しい挑戦と、FAR EASTから感じた
“いつも何かが始まっている空気”にワクワクが止まりませんでした。
Q.【仕事内容、働き方】
現在はジェラートの開発・製造をはじめ、製造計画、在庫・品質管理、発送、原料発注などを担当しています。入社当初はパートからスタートし、食品や器具の扱い、衛生について一から学びました。
原料となる輸入したオーガニックのドライフルーツやナッツ、国産の果物を加工してからジャムを作り、ジェラートの素になるベースが出来て、ふんわり柔らかなジェラートになる工程とレシピはフレーバー毎に全て違い、それぞれの特徴と魅力が詰まっています。
FAR EASTのジェラートの魅力は、素材の特徴を最大限に表現していることです。誤魔化しがない、直球の味ですね。そこを目指し、開発から製造、充填して配送されお客様の口へ入るまで、最高のジェラートを届けるための努力を惜しみません。
食品製造という仕事は、ただ作ることが仕事ではありません。生産者の人のどんな思いやストーリーがあるか、美味しいジェラートを届けるには何が大切か、効率的に製品を仕上げるにはどう動けば良いか。
常に気を配り、頭を使います。少人数のチームなので朝のミーティングで役割を確認し、それぞれが分担しながらも強い連携で作業を進めています。お互いに支え合って一日を完結させる、そんな働き方です。
Q.【FAREASTとは?大変なことは?】
初めてHPを読んだ時に感じた「いつも何かが始まっている」は、まさにその通りでした。強いエネルギーと個性、熱い思いが動いている会社だと思います。そのスピード感に食らいつく気持ちは必要ですが、同時に“常に進んでいくワクワク感”と“挑戦を応援する空気”があります。
社長をはじめ個性的で魅力的な人が多く、刺激を受けながら自分を成長させてくれる場所です。とにかくスピード感のある会社なので、ぼやぼやしている暇はありません。ただ、それを大変と感じるか、刺激的と感じるかは自分次第。挑戦したいという思いを否定されることはないので、可能性を広げたい人にはいつでも門が開かれています。
社内のスタッフは日本中に点在していたりするので、なかなか会えない人もいますが、オンラインで繋がっていたり、部門間で交流があったり、それぞれの場所で役割を全うしている姿を感じると、改めて自分の役割の大切さを実感します。そして日本だけではなく、世界中とも繋がっているのも特徴の一つです。
一昨年は直輸入しているウガンダのパイナップル生産工場の現地スタッフとオンラインで交流をする機会があり、実際に目の前にあるドライパイナップルがどんな場所でどんな人が大切に作っているのかを知ることが出来ました。FAR EASTの商品はいつも歴史と世界の文化を感じられるもので溢れています。
Q.【今後の目標は?】
「誰かの心を動かすジェラート」でありたいと思っています。それは食べる人だけでなく、作る人・売る人・考える人、関わるすべての人を含みます。美味しい、楽しい、嬉しい、難しい、もしかしたら苦しいこともあるかもしれません。でも、その一つひとつが体験となり価値になっていくはずです。
その価値をジェラートを通じて生み出し続けること、それが私の目標です。