What we do
弊社は、1928年に秋田県平鹿郡増田町(現横手市増田町)にて茶店として創業しました。
太平洋戦争後、呉服など衣類の商いを再創業し、現在の所在地である横手市十文字町へ移転。
その後80年、地域の女性の暮らしに彩りを与える仕事に取り組みながら、時代の変化に合わせ、商品・サービス、業種業態を変化させてきました。
2008年、食事業部を開設し、食の側面から女性を輝かせる事業に進出し、「デリカテッセン&カフェテリア紅玉」という店舗を運営しており、これが現在の弊社事業の中核です。
この店名には3つの願いが込められています。
紅玉というりんごはその花粉で他のリンゴを結実させる役目を持っていることから、「地域の食を健やかで楽しいものに結実させる役割」を担うこと。
紅玉というりんごは調理や製菓において潜在的な美味しさが引き出されることから、「ここで働く人々の潜在的な力を引き出す職場」になっていくこと。
女性が世代を越えて大切にまもり繋いできた「家族や大切な方々と食卓を囲む暮らしを、食の本質を守りながらライフスタイルに合わせて変化」させていくこと。
そのような思いを込めて立ち上げた「デリカテッセン&カフェテリア紅玉」は、地域の食材を活かすことにこだわり、また手づくりで惣菜や菓子を作ることにこだわってきました。
昔から育てられ繋がれてきた郷土作物を使った様々なお惣菜。
オリジナルの特製ドレッシングを使った、野菜嫌いのお子様でも食べられるサラダ。
地元の畜産家が愛情込めて育てた豚や牛のお肉を、大切に美味しくした肉惣菜。
地元の果樹園で採れた酸っぱいりんごの「紅玉」を使ったアップルパイやタルトタタンなどの焼菓子。
少しづつ地域の方々に受けれられ、更には通信販売などを通じて地域外へと拡げられていきました。
連帯してくれる生産者とともに、地域の恵みを日本全国のプロフェッショナルへと届ける事業も進めてきました。
特産品のりんごを始めとした果物を、首都圏や関西のパティシエやシェフに向けて出荷をするべく、試行錯誤を続けてまいりました。
今では多くのプロユーザーからご支持を頂き、更に多くの作り手から問い合わせが舞い込むようになっております。
もちろん厳しい試練のときもありました。
2011年の東日本大震災。
停電の中、社員とともにガスの火を使って炊飯し、買い物に困っているお客様に応えました。
その後、皆んなが打ちひしがれ、ガソリンも手に入らず、お客様もほとんど来られない中、私たちの心を支えたのは、「開けてくれて本当にありがとう、心がホッとしました」と言うお客様の言葉でした。
2019年からのコロナ禍。
お客様の足が途絶え、開店休業状態の中でも、テイクアウトやデリバリー、そして通信販売のご用命は途絶えることなく、私たちの仕事が地域のお客様にとって欠くことのできないものであることを実感しました。
同時に、地域のライフラインとしての責任と使命の重さを強く感じました。
そのような歴史を経て、2025年、今年私たちは広大な干拓の田園 大潟村にある加工施設を借り受け、今までの事業を拡げながら、新たに農産品の加工とシフォンケーキ工房の承継に取り組みます。
地元のお客様のお役に立ちながら、皿に地域の外へ。
更にはプロユーザーからも評価されるものづくりへ。
皆さんのお力をお貸しください。
Why we do
私たちは、手と心で丁寧な暮らしを受け継ぎ、「心の糧」を創造すること、が使命です。
かつては「ただいま」と家に帰ると台所からは湯気が漂い、トントン包丁を使う音が聞こえました。
家族は愛情と感謝をもとに歓びを分かち合う存在であり、
家庭は喜びとくつろぎの場でした。
自ら育てた作物を食べたり、
知り合いの農家から譲ってもらった農作物をありがたく食べたり、
旬の食材に四季を感じたりする田園の暮らし。
それが日本の豊かな食文化を育む源になってきました。
食事は、単に飢えを満たすことでも、単なるエネルギー補充でもありません。
食べ物は、飽食の嗜好品でも、食べられる工業品でもありません。
農から食へ、
食から身体へ、
身体から心へ、
命を支える糧であり、人間らしさを支える「心の糧」であります。
我が社の役割は、皆が一丸となって、この生命のリレーを世代を越えてまもり育むこと。
更にはそのような思いのもと営まれる「丁寧な食」を世代を越えてまもり繋ぐこと。
それを担っているのは、働く仲間一人一人の「手と心」です。
この会社に関わる全ての人が成長する「はつらつとした職場」をともにつくり、
次代へと引き継いでいきましょう!
この志を共にする仲間が、我が社に参加することを心から願っております。
How we do
私たちは行動指針として次のことを定めています。
1、「プロフェッショナル」~お客様の信頼に応える
プロフェッショナルとは「お客様のお役に立ち続けること」が求められてきます。
そのようなプロフェッショナルになるべく、自己研鑽に励む人を目指します。
職場で任された業務を行うだけではなく、より高みに向けて自ら学び続ける姿勢を持ち、その学びを行動で示す人を評価します。
2、「チームワーク」~力を合わせてより良い成果を目指す
チームワークとは「プロフェッショナルが、より良い成果を出す為に力を合わせること」です。
職場のチームワークを促しながら、より良いチームとはどのようなものかを考え行動し続ける人を目指します。
チームワークの醸成に貢献する人を評価します。
3、「三方良し」~自分良し、相手良し、世間良し
自分自身はもちろん自社、そして仲間に役に立つ行動なのか
お取引先様やお客様によろこばれる行動なのか
地域や国、業界、更には人類や自然環境への貢献となる行動なのか
この三つが兼ね備えられた状態を「三方良し」といいます。
プロフェッショナルがチームワークで「三方良し」を築き上げます。
現実の社会で発生する様々な矛盾や課題は、最後には人の力が調停しなくてはなりません。
自社に関わる全ての人を幸せにしたいという思いを形にするために、努力し行動する人を求めます。
4、最後に
私たちは食に携わる仕事ではありますが、働く人に過去の職務経験を求めてはおりません。
もちろん基礎的な調理技術、例えば包丁でのカット、正確な計量などは欠かせない能力です。
しかし最も重要なのは、お料理とそれを召し上がるお客様にどの様な情熱と愛情を注げるのかという点です。
是非、あなたの「手と心」で、この素晴らしい仕事に取り組んで参りましょう。