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【対談】大手人材会社 社長直下の新規事業責任者2人がトレジャーフットへジョインした理由

こんにちは。トレジャーフットの齊藤圭と申します。

今回は、若色さんと高橋さんへ、対談形式で、転職の背景、前職との違い、地方企業と都心の企業の違い、そしてトレジャーフットへの想いについて、インタビューしました。

会社のことから事業内容まで、幅広く知ることができますので、ぜひトレジャーフットへご興味ある方は、ご一読いただけると幸いです。

プロフィール

若色 広大(わかいろ こうだい)
営業本部 兼 事業連携推進部 部長

学生時代に北海道移住、海外への留学経験を経て、新卒でコカ・コーラ社へ入社。入社1年で新人賞受賞、3年でエリア課長就任、営業で300人中2位の成績を残す。パソナ社へ転職後、顧問事業にて、新人賞/年間MVP/マネジメント賞を受賞。その後、同社にてシェアリングエコノミー事業を3つ立ち上げ成功に導く。地場産業の輝く未来を創造する為、トレジャーフットに参画。

高橋 範慈(たかはし のりちか)
全国事業連携推進部

秋田県大仙市出身。新卒で株式会社パソナに入社。20都県以上を行脚し、商工会議所や地場企業と連携した採用イベント実施や、東日本大震災被災者のカウンセリング等に従事。防衛省からの受託事業運営、経営者専門営業部隊の立上を経て、自ら新規事業を企画し、初年度で黒字化を達成。地元秋田東北をはじめとした地場産業へ貢献するため、トレジャーフットに参画。

「トレジャーフットと自身のミッションが「一致」したなと感じました。」

ーーまずは、お二人のトレジャーフットの転職経緯やジョインした理由を教えていただけますか?

若色広大(以下、若色):代表の田中さんとの出会いまでさかのぼると、私は株式会社パソナで働いており、一方、田中さんは株式会社ベネフィット・ワンの部長代理を経てサービスを立ち上げるフェーズでした。同じグループ企業ということもあり、共通の知り合いが繋げてくれたのが最初のきっかけです。当時は、まだサービスの構想段階でしたが、お互いがありたい姿ややりたいことに対して、非常に共感したことをよく覚えています。

そこから時間も経ち、業務委託として1年半ほど関わっていましたが、地場産業が求めている課題感がわかってきて、徐々に拡大フェーズへと移り、事業責任者としてジョインする、そんなところが大まかな流れでしょうか。その時に範慈(のりちか)さんへ声をかけたら、いつの間にか、今もこの場にいる流れとなりました(笑)

高橋範慈(以下、高橋):私の場合には、ジョインするまではあっという間でした(笑)。事前に若色さんから事業の方向性や想いについては聞いていましたが、田中さんとは、オンラインでわずか2度お話で、リアルでは一度も会っていない中で、決断に至りました。

というのも、私は秋田県出身ということもあり、元々地元の秋田東北をはじめとした「地域」への貢献する仕事をしたいと考えていました。また、関係人口の創出といった領域はこれまでの自分が役立てることですし、トレジャーフットと自身のミッションが直感的に「一致」したなと感じたので、ジョインを決めることができました。

「"人材"のシェアか、"場所"のシェア、今も以前もやっていることは一貫しているんです。」

ーーとはいえ、大手のパソナからベンチャーのトレジャーフットへの転職というのは、簡単な決断ではない気がしますが、どうでしょうか?

高橋:そうですね、パソナでは勤続14年目に入っていたのですが、正直なところ、これから何をしたいというよりも、「できる一通りの仕事をさせていただいた」という感謝の気持ちの方が強かったかなと思います。そのため、実はそれほど難しい決断ではありませんでした。

若色:パソナでは、人材サービスや顧問事業などもやっていましたが、私と範慈さんが最後に進めていたのは、シェアリングエコノミーに関する事業でした。世の中の時流を見ても、「既存の場所がシェアされる」という概念は、必ず広まると思ってました。当時はコロナ前でしたが、ホテルの部屋やラウンジを仕事場として提供する新規事業を推進していました。

高橋:最終的には、全国130社ほどのホテルに参画いただき、toB向けのプラットフォームを提供するまでに至りましたね。

若色:今トレジャーフットでやっていることは「人材」のシェアで、当時は「場所」のシェア。扱うものは異なりますが、本質的には近しいことをやっていて、実は今も以前も一貫しているんです。

当時の事業体制で言えば、もともと既存の部署があったわけではなかったんです。自分たちで社長やその他役員方々へアプローチし、社長直下の部署を立ち上げました。大企業ではありますが、社長から直接”YES”をもらえる環境だったので、「ベンチャーっぽさ」も元々持ち合わせていたかもしれません。

ーーなるほどですね。となると、実は、働き方や環境そして事業内容もそれほど大きなギャップはなかったんですね。

若色:もちろん、大企業であることには間違いありません。社長からGOサインをもらっても、現実的な決裁やスピードまで制限があること、また法務チェックが入ったりなど、進める難しさもありました。ですが、前述の通り、本質的にはかなり共通することも多かったと思います。

高橋:私もギャップはそれほどありませんでした。新規事業を立ち上げた時は、「社長・若色さん・事務の方・高橋」の数名でやっていたので、少数精鋭のチームという意味では、今のトレジャーフットとそれほど変わらないかもしれません。むしろ、稟議を通したり、根回しをするプロセスを簡略化できるので、やりやすさは勝るかもしれません。

若色:確かにそうですね。ギャップという意味では、私の場合には、事前にトレジャーフットの仕事に業務委託として関わっていたので、「目線合わせ」もできていたと思います。最初から正社員で働いていたら、方向性の違いなどを、感じることもあるかもしれないですもんね。

ーー「パソナ」と「トレジャーフット」、会社の認知度の違いなどは大きくあるかと思いますが、その辺りの認知度の違いという観点では、どうでしょうか?

高橋:確かに、会社としての「看板」の違いはあったのかなと振り返って思います。

ただ、結論的には、その違いも事業を進める上ではあまり感じませんでした。シェアエコの新規事業も「人材系のパソナがなぜやっているの?」という状況からスタートしました。つまり、看板から来るイメージに依存せずに、事業を推進していく必要がありました。

トレジャーフットの事業も、「自分自身」がクライアントの印象に大きく影響するサービスなので、こちらも本質的には近いのかなと感じています。

若色:私も同意です。一方で、面白い観点としては、私の経験上、前職のクライアントの8割は、「パソナさん」とか「コカコーラさん」とかって呼ばれるんです。ただ、トレジャーフットのクライアントには、「若色さん」って呼ばれます。ここに一番の違いがある気がします。

高橋:確かに!今は、社名からイメージを持たれることはないので、反対に「何の会社?どこの会社?」と思われる。限られた時間の中で、どのようにお客さんに伝えていくか、に難しさと楽しさがありますね。

「都心の企業に商品・サービスを売る時と、地方の企業にサービスを売る時は、180度異なると感じています。」

ーー我々トレジャーフットは、フリーランスや複業・兼業など専門性を持つプロ人材を、地場産業を中心とした企業へマッチングするという事業をしていますが、仕事の面白さややりがいについて教えてください!

若色:やりがいで言うと、やはり自分のミッションである「営業面(顧客との関わり方)です。商談をして課題を伺っても、顧客が認識している課題と本質的な課題が異なることは往々にしてあります。基本的には「顧客が言っていることが全て」なのですが、前職と違って、トレジャーフットでそれをやってしまうと失敗する可能性さえあります。

『それは本当に課題なのか』『何番目の課題なのか』『このままいくと課題が解決しない可能性があるな』など、一つ一つ確認する必要があって、時間はかかりますが、そうした課題を一緒にすり合わせていくプロセスが非常に面白いと感じます。

高橋:「人材」という言葉は使っているものの、カウンターパートも全く異なりますよね。一般的な人材紹介や人材派遣の場合には、もちろんクライアントの採用担当が窓口となります。

一方、私たちの場合には、業務委託で人材を活用し、その企業の課題を解決する、なので、DXの部門と話すこともあれば、経営企画もあるし、デジタルマーケティング、EC、経理総務、もちろん社長へアプローチすることもあります。難しさもありますが、仕事の面白さという面では非常に奥深いなと思います。常に新鮮です。

若色:正直、トレジャーフットに入社して、最初の1ヶ月は地場産業の方々への営業スタイルを確立するのに、苦戦した事を覚えています。それは前職の顧問営業のスタイルをそのまま転用してしまったことにあると思っています。

都心の企業に商品・サービスを売るときと、地方の企業に売るときでは、180度異なると感じています。例えば、都心の企業で最初に聞かれるのは、費用感や稼働工数について。ですが、地方の企業になればなるほど、『会社の概要、強み、特性』『人材の職歴や経験値』、この辺りをしっかりと確認した上で費用や稼働工数という「数字面」に移っていきます。そうした違いも、非常に面白いなと毎回感じています。

高橋:確かにそれは私も実感しています。

「都心と地方」というトピックで話をすると、前職でも「地方軸」は掲げていたものの、基本的な業務形態は「アウトソーシング」がメインだったので、東京・大阪の仕事を地方でやってもらう、つまり、お客様である都心の企業「が」地方で課題を解決する、というかたちでした。

一方、トレジャーフットは、都心の複業人材を活用し地方の課題を解決する。つまり、お客様である地方の企業「が」都心の方々を一緒に巻き込んで、課題を解決していく。私は、トレジャーフットの”地方発”で取り組める事業が好きだなと思いますね。

ーーサービスの魅力はたくさんありますよね。反対に、難しさや大変な部分をリアルな目線で伺ってもよろしいですか?

高橋:外部人材をマッチングすることは魅力的な事業ですが、言ってしまえば「楽して成約する」ことは絶対にないんですね。絶対に一筋縄ではいかない。

なぜなら、地域の会社からすると、私たちのサービスを使ってくださるのは一世一代の買い物なんですよね。ミスをしてしまったら死活問題になる、その部分の難しさは本当に感じます。

若色:確かに。しかも、成約したとしても、トレジャーフットのビジネスモデルでは、違約金も設けていないので、いつでも契約解除が可能なので、企業側はリスクヘッジ出来て、我々トレジャーフット視点で言えば、解約リスクとなります。だからこそ、定期的にきちんとフォローしますし、1社1社時間を掛けて見ていかなければならないんですよね。

ある意味、そうした難しさがある中で、全ての条件が合致し、1年2年・・・とプロジェクトが続くことは、言葉を選ばずに言うと「めっちゃすごいこと」更に言うと「奇跡」ですし、それだけ顧客には認めてもらえていること(信頼)のような気がしますね。

「トレジャーフットのメンバーのまとってる雰囲気が皆さん似ている気がします。」

ーー今やっていることは、実は結構”すごいこと“だったんですね。事業について伺いましたが、次は、会社自体に関する質問です。トレジャーフットとしてのオリジナルな部分や「トレフっぽい」特徴を教えてください!

若色:そうですね、、、いくつもありますが、1つ目は、「人」ですかね。言葉を選ばずに言うと、「イヤミな人がいない」ことですかね(笑)。

普通の企業だと、やっぱり”色んな人”がいるんですよね。大抵の場合、イヤミな人も1人はいるんですけど、トレジャーフットは本当にいないんですよ。コミュニケーションスピードが早いのは、本当に素晴らしいことだと思っています。

高橋:それは確かにそうですね!はじめからリモートワークを前提としたコミュニケーションを設計しているので、コミュニケーションロスがほとんど発生しないんですよね。だからこそ、たまにリアルで会えると純粋に嬉しいですよね。オフィスに行きたいと思えますよね。

それなのに、トレジャーフットのメンバーのまとってる雰囲気が皆さん似ている気がします。地方にルーツがある方が多いことも関係しているかもしれませんが、親しみやすいという「色」もあるんだと思います。

若色:みんなが同じ志を持って動けていることもそうだし、田中さんのリーダーシップがあるからこその、そうした「トレフっぽさ」が出てくるんだと思います。各個人が「仕事だけではなく、自分の人生どうしたいか」という目標を持っていること、そしてそれを言い合える環境が特徴でもありますね。

高橋:まさにそうですね、そして、そうした目標ややりたいことを「認め合っていること」、ここが素晴らしいなと思います。あとは、メインオフィスとしてコワーキングを運営していることも、大きな特徴ですよね。斬新かつおしゃれ、居心地が良い。多様な働き方を自分たちで体現しているわけで、これはめちゃくちゃ素敵なことですね。

ーーありがとうございます。では、次の質問がラストとなります!会社として、または個人としての、お二人の今後の目標や展望をお聞かせください。

若色:会社としては、トレジャーフットのビジネスが今後「当たり前」になることを目指してますし、私自身そうなると信じています。世の中の評価軸が、売上規模なのか、上場なのか、そこはわかりませんが、トレジャーフットという会社が、少しでも早く世の中に認められることが目標です。

高橋:私たちの外部人材活用は、まだまだ限られた企業にしかご活用いただけていないので、この外部人材活用のサービスを1社にでも多く届けて、サービスを実感してもらいたい、というのが今後の理想です。

若色:個人としては、「自分自身のレベルを毎日上げる」ことが目標です。自分自身のレベルというのは、自分ではなく市場(マーケット)が判断するもの。多くの企業と仕事をする環境をチャレンジングに作り出し、将来的には関わらせて頂ける企業様の外部COOになれたらと思っています。その目標から逆算して、日々仕事に取り組んでますし、業務外の時間を活用して、ベンチャーや様々な企業にて、私自身業務委託で仕事に携わらせてもらっています。

高橋:確かに、若色さんは社長タイプではなく、COOタイプですもんね(笑)。

私自身は、「いつでも、どこでも、誰とでも」働けるスキルを身につけたいと思っています。自身の自由や責任を担保しながら、地域の会社へ深く入り込み、貢献していきたいですね。その地域の中にいることも重要ですが、その地域にいない人が、その地域のことをやる意義や必要性もあるんじゃないかと最近は感じています。さらに新しい働き方を実現していきたいです。

ーー最後に、トレジャーフットに興味を持ち、この記事をご覧になってくださった方へ、一言メッセージをお願いします!

若色:今後トレジャーフットは、間違いなく全国的にも有名になっていくと思います。ぜひ一緒に成長していきましょう!市場を大きくしていきましょう!

高橋:今は、メンバー全員が1つの目標に向かって全力で注力しているところです。今後は組織が大きくなるにつれ、人数が増え、セクションも増えていきます。同時に「ベンチャー感」もなくなってくると思います。今だからこそ楽しめることもあるので、共に進んでいけたら嬉しいです!

ーー最後までお読みくださり、ありがとうございます!皆様との素敵な出会いを心から楽しみにしております!

(笑顔がとても素敵なお二方です!)

▶︎対談インタビュー:若色 広大/高橋 範慈
▶︎インタビュアー:齊藤 圭

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