- 事業開発・PM
- フロントエンドエンジニア
- 宇宙IT・カスタマーサクセス
- Other occupations (29)
- Development
- Business
- Other
天地人は、衛星データを使った土地評価コンサルを行っているJAXA認定ベンチャーです。現在、自治体コンサルティング営業の積極採用を行っております。天地人のことをより深くお伝えすべく、入社の決め手や、業界のポテンシャル、仕事のやりがい、チームのカルチャーを掘り下げる社員インタビューシリーズを始めます。
今回は、自治体応援部の白坂さんにお話を伺いました。
プロフィール
白坂 滋行(しらさか しげゆき)/東京都出身
自治体応援部 サポートリード
地理情報システム(GIS)のコンサルタントとして、官公庁や民間企業の課題解決に15年以上従事。経路探索技術や地図コンテンツ、クライアントデータを組み合わせた業務改善に取り組み、幅広い実績と知見を有する。現在は天地人にて、「天地人コンパス 宇宙水道局」の自治体営業を担当。趣味は水泳。きれいな花々を眺めるのが日々の癒し。
偶然の出会いが転機に。天地人との出会いと、入社を決めた理由
── 天地人を知ったのはどのような経緯だったのですか?
Wantedlyで偶然見つけたのがきっかけです。それまでは公共分野の仕事をしていて、GIS(地理情報システム)に関わっていました。
衛星データをビジネス活用しようという流れが出てきたのは2006年頃からあったと思うんですが、当時はまだ自分の業務に取り入れられる段階ではなかったんですよね。
あれから時代が進んで、「そろそろ衛星とGISを組み合わせたソリューションが自治体様向けにもできるんじゃないか」と思って、いろいろ探していたところ、たまたまWantedlyで天地人を見つけて。「あ、これだ!」っていう直感がありました。
── その頃はまだ「天地人コンパス 宇宙水道局(以下、宇宙水道局)」のプロダクトはなかったですよね?
「宇宙水道局」という名前はなかったんですけど、「水道局向けに人工衛星を活用して漏水リスクを評価する」っていう話は採用面接の時点で聞いてました。
その話を聞いて、直感的にこれから伸びる事業になるだろうなって改めて確信しましたし、自分のやっていきたいこととマッチするなと思い、迷わず入社を決めました。
自由な社風に、スーツ姿で入社。最初は戸惑いも
── 実際入社してみてどのような印象でしたか?
私が入社したとき、いちばん最初のオフィスは6人座れるくらいの小さな部屋で、そこにみんなで集まっていたので、狭いなぁと思ったのを覚えています。
年齢的にも、自分より若い方ばかりで大学のサークルにいるような自由度の高い雰囲気でした。活気があって夢や希望に満ちあふれていて、これから新しい時代が動くような大きなエネルギーを感じたのを今でも覚えています。
あるメンバーは、僕がスーツを着て出社してきたのを見て「天地人はこれから“会社”になるんだな」と思ったそうです。
── 入社前と比べてギャップはありましたか?
うーん……ギャップを感じている暇がなかったですね(笑)。
── 最初はそれほどやることが山積みだったんですね。
とにかく手あたり次第に動くしかありませんでした。提案書も、入札参加資格もなかったし、そもそも商流の流れとかスケジュール感も、当時はみんな手探り状態でした。
だから、走りながら仕組みを整えていく。メンバーへのレクチャーも同時にしながら、必要な書類もすべてイチから作りました。
老朽化する水道インフラに、宇宙からアプローチ
── 初受注のあと、実際に現場で自治体と向き合っていく中で、どんな社会課題を改めて実感されましたか?
水道管の老朽化は、やはり全国的な課題だとかんじました。でも、様々な理由で、すぐにすべてを更新することは現実的に難しいと言われていて。
そうした中で、「どこから優先的に更新すべきか」「どのエリアを重点的に調査すべきか」を判断するソリューションとして、宇宙水道局は非常に有効だと感じています。
── お話を聞いていると、本当にやりがいを持って取り組まれているのが伝わってきます。
そうですね。自治体様から「導入してよかった」という声を聞くと、本当にモチベーションになります。
自治体×宇宙×営業。ゼロイチの現場で、自分も育つ
── そんな「宇宙水道局」も三期目に入りましたが、営業視点での現状の課題ってどんなところにありますか?
まずはユーザー数をどう増やしていくかが大きな課題です。導入に至っていないエリアもまだまだあるので、そこのアプローチ方法はチーム内でもよく議論しています。
あとは、継続利用いただくための仕組みをもっとしっかり整える必要があると思います。2期目以降も継続してくれている自治体様はすでにいくつかありますが、やっぱり長く使っていただけるプロダクトにしていかなければなと。
そのうえで、「宇宙水道局」を全国47都道府県に展開していきたいですね。これは本当に大変なことですが、やる価値のあるチャレンジだと思います。
── 白坂さんの率いる「自治体応援部」は今年から新体制になりましたよね。
はい。今年からは「ワンチーム」として、メンバー間での共通意識がこれまで以上に強くなってきています。メンバーにはこれからも現場での経験をどんどん増やしていってもらおうと思っています。
スタートアップで、しかも県庁所在地や政令市といった“大きな自治体”と直接関われる経験って、そうそうないですから。
信じているのは“積み重ね”。毎日バントで出塁するイチロー型
── 白坂さんが大切にしている言葉や信念ってありますか?
「ローマは一日にして成らず」です。僕は自分のことを“仕事ができるタイプ”とは思ってないんですけど、毎日少しずつ積み上げてきたものが、今に繋がっていると思います。
たとえば、セミナーを開催するにもリスト整備が必要で日々の積み重ねが成果に繋がっているんですよね。
ホームランバッターみたいな大きいホームランを連発はできないんですけど。
── どちらかというと、アベレージバッターみたいな?
そうそう。セーフティーバントで出塁して盗塁して、タッチアップで帰ってくるみたいな(笑)。でも気づいたらチームが勝ってる、それでいいと思ってます。
── 継続、というと、白坂さんは水泳をずっとやられているそうですね。
はい、続けてますよ。休日の朝に行ってます。5歳からスイミングスクールに通っていて、短距離専門で、25メートル一本勝負みたいなスタイルだったんですけど、自分に合ってたんでしょうね。
水泳も、営業と一緒で“日々の練習”が大事なんですよ。今でもオリンピック選手と一緒に泳ぐ機会があったりして、彼らから学ぶことも多いです。
結局「毎日の積み重ねがすべて」って、どんな世界でも共通なんですよね。
現場を支える人を、支える仕事。それが「自治体応援部」
── そんなコツコツ型の白坂さん。これからどんな方が「自治体応援部」にジョインされたら嬉しいですか?
やっぱり社会課題解決への関心が強い人。もしくは衛星データだったり、水道業界に関心がある人。
天地人は関連分野が幅広いので、その中のどれかひとつでも「これ、好きだな」と思えるものがあれば直ぐにはじめられます。
それを通じて、お客様の業務改善につながったり、会社の売上に貢献できたり。そこにやりがいを感じてもらえると嬉しいですね。
とくに、「自治体が好きだな」って思える人はいちばん向いてると思います。
── それはどうしてでしょう?
僕、自治体職員さんって本当にすごいと思ってるんですよ。
たとえば、消防士さんは火事が起きたらすぐ現場に向かいますし、救急も同じ。水道なら、漏水事故があればすぐ現地に駆けつけて対応する。
インフラの最前線で、住民のために動いているその姿勢には、本当に頭が下がります。
── 確かに、そういう人たちの役に立てる仕事ができるというのは、ありがたいことですよね。
そう。「世の中のためになることに関わりたい」と思っている方にとっては、きっと大きなやりがいを感じてもらえる環境だと思います。