こんにちは、VRC 10月入社の塩野です。
ディープテックスタートアップに転職した理由や入社後感じたことをnoteにまとめてみました。
自己紹介
幼少期からチャレンジ精神高めでした!
私はVRCの本社がある、東京都八王子市で2人兄弟の長男として生まれ(すごい奇跡ですよね 笑)、青年期はさいたま市で過ごしました。小学校低学年から高校3年までは毎日サッカー漬けの日々を過ごしていました。小さい頃から人と違うことにチャレンジしたいという思いがあり、高校時代の校外学習では大宮駅から墨田区の集合場所まで30kmのランニング、大学時代にはママチャリで大宮駅から富士山まで行ったこともあります。
最近ははしご酒にハマっています!
以前はサラリーマンの多いオフィス街の近くに住んでいたのですが、もっと若者文化のある街に引っ越したいと思い、昨年、渋谷にほど近い三軒茶屋に引っ越しました。自宅近くの飲み屋に一人で行ったり友達と行ったりしながら、20〜30店舗ほど開拓しました。最近では20〜50代の幅広い年齢層の飲み友達ができ、様々な人との会話を通して多くの刺激をもらっています。
転職活動をはじめたきっかけ
前職は「建設コンサルタント」でした!
学生時代は建築士であった祖父の影響もあり、建設系の学部に所属。その後、学生時代に出会った都市や街全体をプランニングする都市計画の分野に強い興味を持ち、建設コンサルタント会社に入社しました。街の計画を立てるのは設計などとは違い、決まった検討手法や制約条件が少なく、仕様書こそあるもののすごく自由度の高い分野の仕事でした。自由度が高い分、クライアント側とコンサル側の成果品イメージが合わないことも多く、入社してしばらくは大きな手戻りが発生するなどイメージのすり合わせに苦労しました。その後ある程度試行錯誤を繰り返していくうちに、業務当初に成果品イメージの仮説を立てて、業務全体の検討項目・フローをすり合わせていく考え方が徐々に身につき、最近は仕事をうまく回せるようになっていました。
ベンチャー企業への転職を決意!
前職では統計データや交通シミュレーションなどを用いて渋滞等の地域の課題を分析し、官公庁の職員と調整をしながら、将来地域にとって必要な道路の計画を作っていく非常にスケールが大きく、まさしく「地図に残る仕事」をしていました。仕事もうまく回せるようになっていましたし、すごくやりがいのある仕事だったのですが、公共事業は基本的に単年度契約、道路事業は完成まで20〜30年かかることも少なくなく、自分が携わる事業の完成を見届けることができませんでした。
そんな背景もあり、若いうちからコンサルではなくプレーヤーとして事業を成長させ、社会にインパクトをもたらすものを作っていきたいと考えるようになり、転職活動をスタートさせました。
転職活動ではこれから事業を成長させていくフェーズで、主体性を持って取り組んでいくことを求められるベンチャー企業を中心に転職先を探しました。
VRCの第一印象
はじめは全く事業イメージが湧きませんでした・・・
VRCを知ったのは転職サイト上で人事の佐々木さんから声をかけてもらったのがきっかけでした。最初のご連絡の時点では、そもそもアバター自体があまり一般的ではなく、実際に体験できるサービスもなかった状況で、なかなか事業のイメージが付きませんでした。そもそもなんで八王子にあって、なんでここまでグローバルな会社なんだろうと「はてな」がたくさんあったのが最初のVRCの印象でした。
面接を通してJoinしたい思いが強くなりました!
佐々木さんやボードメンバーと会話をしていくうちに、「実生活の課題を、バーチャルで解決する」というVRCの掲げるミッションの意味が理解でき、興味が深まりました。特に、VRCは将来的には八王子のGAFAM、ユビキタスアバタープラットフォーム(UAP)はアバターのAppstoreとなるというお話を聞いたときは正直「ぶっとんでるな 笑」と思いましたが、同時にこんなチャレンジしがいのある話はないと思いました。
さらに話を聞いていくと、そのビジョンに対して、3〜4年後の会社の社員数や売上規模、UAPの会員数など具体的な数字やプロセスに落とし込まれているのが印象的でした。「ぶっとんでいるな 笑」と思いつつもそんな話を聞いていると本当に実現できそうな不思議な感覚になりましたし、その場にプレーヤーとしてjoinしたいという思いが強くなりました。
なぜVRCなのか?
VRCに決めた理由は大きく3つあります。
1.社会性の高い仕事
前職では街全体を計画するようなプロジェクトに携わっていましたが、転職活動のうえでもより多くの人の生活を良くする社会インフラに携わりたいという思いが強くありました。また、これまで統計データやビッグデータなど様々なデータを活用して仕事をしてきたこともあり、VRCのアバターデータを活用して、世界中の人々の生活(アパレル、ヘルスケア、エンタメ分野など)に密接に関わり、様々な社会課題を解決していくというイメージが理解でき、すごく魅力的に感じました。
2.急成長する助走段階のフェーズ
VRCは2016年の創業後、様々な業界の大手企業との実証実験を通して粘り強く技術開発を進め、その技術開発の成果として今年〜来年にかけて、VRCの技術を採用いただいたアパレルやヘルスケア関連のサービスがいくつか発表される見込みです。
面接でお話を伺うなかで、これらの発表を皮切りに会社として大きく成長していくタイミングであると確信し、その急成長させていくフェーズにプレーヤーとしてチャレンジしたいと思いました。
3.リスペクトし合う社風
佐々木さんとの面談のなかで、「バイオ系の技術職から趣味でやっていた3Dモデリングの知識を活かして3DのPMをやっている人がいる」ことや「清末さんはブルドーザーのような人 笑」などのお話を聞き、各メンバーの特徴や強みをよく把握していて、お互いをリスペクトしているような印象を受けました。また、一部在宅勤務をしているメンバーもいますが、多くのメンバーは出社しており、コミュニケーションを大切にする文化であるところからも、人間関係の不安はあまりなくJoinを決断することができました。実際に入社して1ヶ月半経ちますが、各メンバーをリスペクトする社風である点はすごく実感しています。
入社後1ヶ月半とこれから
入社後に感じた3つの驚き
入社後に色々と驚きがあったのですが、特に驚いた3つをご紹介します。
●様々な分野の大企業との取組
VRCの事業はクライアント企業様の都合もあり、なかなかオープンになっていないことも多いですが、実際に入社してみると、アパレル、エンタメ、ヘルスケアなど様々な分野の大企業との取組が多くてびっくりしました。この人数規模で大企業のスケールの大きい取組を多く経験できるのは自己成長をしていくうえでもかなり大きなメリットであると感じています。
● ミーティングが多い
前職ではかなり役割が細分化されており、ミーティングは対クライアントが大半でしたが、VRCに入社してからはマーケティングというボジションはあるものの、総務・人事、経営や技術開発に関わる部分など大企業では考えられない様々なミーティングに参加しています。ある程度想像はしていたのですが、入社1ヶ月半経過した今、自分の予定表の埋まり具合にはびっくりしています 笑。
ただ、これらのミーティングは全然無駄なものはなく、会社の仕組みや将来のビジョン達成に向けて直近どう動くかなど、会社の重要な意思決定を行う場であることも多く、ディスカッションしながらとても多くの刺激をもらっています。
●みんな日本語がうますぎる面接時に「VRCは外国人の社員が多いけど、公用語は日本語です」と聞いていましたが、実際に入社してみると、みんな日本語が上手くてびっくりしました。むしろ代表の謝から日本語や日本の文化を教えてもらうことも多いです 笑。今後入社を検討されている方、言語の心配は全く必要ありませんのでご安心ください!
入社後1ヶ月半を振り返って
入社して約1ヶ月半経ちましたが、メンバーとの会話、様々なクライアントの打合せへの出席、納品などに立会い、VRCの事業内容や各メンバーの強みなど色々と理解が進んできました。
VRCは自社でR&DからHardware、Cloud、Softwareの開発まで行うかなり守備範囲の広い少数精鋭のディープテックベンチャーで、メンバーそれぞれがかなり広い範囲の仕事をしています。また、海外のメンバーとも協力して複数の課題に対してかなりのスピードで開発が進められています。そのため、各メンバーが今何をしているのか、開発の進捗状況や課題について把握し、クライアントに対する提案を常にアップデートし続ける必要があると感じています。
また、VRCの技術は様々な最新技術の集合体であり、提案する企業様としてもVRCの技術を使ってどんなことができるか、なかなかイメージが付きづらいところがあります。そのため、提案する企業様の事業戦略や課題を把握し、VRCの技術を使って企業様の事業に対してどんなバリューを提供できるか丁寧に説明する必要があると感じています。
これからどうなりたいか?
●直近の役割についてマーケティング部門で現在フロントに立っているのは清末のみのため、技術メンバーがメインでフロントに立っているような事業もあります。当然技術メンバーがフロントに立たなければいけない場面はあるのですが、メインの部分はマーケティング部門の私が受け持ち、技術メンバーが開発に集中できるような環境を作っていきたいと考えています。また、VRCはR&Dから複数の分野で並行して開発を行うため、なかなか分野間の進捗が把握できないことがあります。前職で培ってきたプロジェクト管理やドキュメント力を活かして、プロジェクト全体のステータス管理にも取り組んでいきたいと考えています。
●短〜中期的な役割について
アパレル、ヘルスケア、エンタメ分野などでの取組が多いですが、VRCの技術はもっと様々な分野へ活用していけるポテンシャルを持っていると思います。BtoBtoCのモデルに取り組む以上はパートナー企業にVRCの技術に対して夢や可能性を感じてもらう必要があります。社会のトレンド、各企業が抱える課題や事業戦略とVRCの開発状況を両睨みしながら、各企業様の事業の成功・課題解決につながるような提案をしていきたいと考えています。