今回は、CTOに次ぐ2人目のエンジニアとして入社し、現在は自社プロダクトの開発を一手に担うメンバーにインタビューを行いました!
前職ではチームリーダーやマネージャーを任されるほど活躍をしていたものの、「もう一度開発の現場に戻りたい」という思いからWonderlaboへジョインした宮本。その入社の経緯やWonderlaboで働く魅力、エンジニアとしての成長や目指す姿について、じっくり語っていただきました!
宮本 聖也 株式会社Wonderlabo エンジニア
高校卒業後、現場作業員や公務員として働いたのち、未経験からエンジニアへ転身。前職では受託開発のIT企業にて開発エンジニア・チームリーダー・マネージャーとして幅広く活躍。
2024年5月にWonderlaboへ入社し、現在は ※LMS(学習管理システム)の開発・運用に携わるほか、将来的なエンジニア組織の立ち上げにも意欲を持つ。
※LMS(Learning Management System)は、職業訓練校の受講生が使用する「学習管理システム」。オンデマンド動画の視聴や受講時間管理、訓練校からの各種アナウンスを確認できるシステム。
「もう一度、開発がしたい。」初期メンバーとして選んだ転職
ーーーまず最初に、Wonderlabo入社前のキャリアについて教えてください。
高校を卒業してから2年ほどは民間の作業員として現場仕事をし、その後は和歌山県太地町の町役場で2年間 公務員として働いていました。
その後、「手に職をつけて、自分で稼げる仕事をしたい」と思い、エンジニアを目指して受託開発のIT企業(前職)に入社しました。ここでは約3年間開発業務に携わり、後半はマネージャーとして、約20名のメンバーの査定や評価、組織づくりにも関わっていました。
また、採用業務にも携わったり、開発ではエンジニア3名ほどのチームリーダーとして、設計や提案書の作成、工数見積もり、クライアントとのすり合わせなども担当していました。
ーーー「手に職をつけたい」という中で、なぜエンジニアという職種を選んだのですか?
過去にHTMLやCSSを使って簡単なホームページを作ったことがあり、そのときに「コードで書いた内容が、スマホやPCなどWeb上で実際に表現される」ことに感動したのが、エンジニアを目指す最初のきっかけでした。前職には完全未経験で入社しましたが、それまでは独学で勉強していました。
ーーー数ある企業の中から、Wonderlaboに入社を決めた経緯を教えていただけますでしょうか?
転職を考えたのは、前職では開発業務から退いていたことが大きな理由です。「もう一度開発に携わりたい」と思ったのと、前職ではさまざまな役割を担っていたこともあり、環境を変えて再スタートを切るのも良いと思い、転職を決意しました。
Wonderlaboを知ったのは、転職活動中に採用担当の見市さんからスカウトメッセージをいただいたのがきっかけでした。そのメッセージには、他社にはない熱意が感じられただけでなく、「自分の経歴や想いをきちんと読み取ったうえで声をかけてくれている」と伝わってくる内容で、強く惹かれました。実際に会社のことを調べていく中で、CTO直下で開発に携われることや、設立間もないタイミングでエンジニア初期メンバーとして組織の軸になれる可能性があることにも魅力を感じ、入社を決めました。
CTO直下で挑む、未整備なフィールドでの実践
ーーー 現在どのような業務を担当されていますか?
職業訓練事業で使用しているLMSの改修や新規機能開発をメインで担当しています。現在は行政向け(ToG)の開発が中心ですが、一般ユーザー向け(ToC)のUI調整なども行っています。その中で設計を行うこともあり、幅広く開発に携わっています。
ーーーCTOに次ぐ2人目のエンジニアとしてジョインされましたが、入社後はどのように業務をキャッチアップしましたか?
正直に言うと、入社した時は設計書やシステムの概要がわかるようなページなどが整備されていなくて、そういった情報が全くない状態でした。なので、CTOの一海さんに直接話を聞きながらキャッチアップしていきました。
システムのコード自体は複雑でしたが、やってきたことではあったので、これまでの経験で対応できました。大変だったのは、ドメイン知識の部分──つまり、職業訓練の留意事項(求職者支援訓練を受講するにあたり、注意すべき点や守るべき事項)を鑑みて対応しなければいけないところです。このあたりは職業訓練校の運営を担当している事務局メンバーに話を聞きながら理解を深めていきました。結構周りの人に助けらられているなと感じています。
ーーー宮本さんにとって、CTOの一海さんはどんな存在ですか?
一般的に役員というと近寄りがたいイメージがあるかもしれませんが、一海さんは物腰が柔らかく、とても話しやすいと思います。論理的な思考をされており、何か難しい課題に直面したときも「難しい」で終わらせずに「どうすれば実現できるか」「他にどんな手段があるか」と常に思考されている「The エンジニア」のような方です。そういったところは、僕も学ばないといけないところだなと感じますね。
また、エンジニア歴は圧倒的に一海さんの方が長いですし、引き出しもかなり多く、エンジニアとしても尊敬できる方だなと思います。
現場と共に育てるプロダクトの難しさとやりがい
ーーーWonderlaboのエンジニアとして、技術的に難しかったことはありますか?
職業訓練に関する留意事項が結構ボリュームのある内容なのですが、それを全て理解した上で開発を行わなければいけないところです。なので、職業訓練事業を統括している統括チームと、複雑な内容やニュアンスが曖昧な部分をどうシステム上で表現するか、日々すり合わせをしながら対応を行なっています。難しいところですが、やりがいでもあるのかなって思っています。
ーーー自社開発ならではの面白さはありますか?
自社開発の面白さは、アイデアをすぐに形にできるフットワークの軽さと自由度かなと思います。
「こうしたら便利になるかも」といったアイデアを迅速に相談して反映することができるので、事務局の工数削減にも繋がりますし、良い方向にいくならどんどんやっていきたいと思います。
ただその一方で、綿密な設計は不可欠となります。「現在のシステムをいかに拡張させていくか」「将来的なシステム拡大を見据えてどのようにすべきか」など、多角的な視点からの検討が求められます。
安易に決め打ちで設計してしまうと、将来的なシステム拡張を困難にする可能性があるので、拡張性を持たせた設計を考慮する必要があると思います。
ーーー入社されて約1年ほど経つかと思いますが、エンジニアとして成長を実感されたことはありますか?
CTOの一海さんが書いたコードを読みながら開発を進めていたので、技術面での理解が深まり、進化・成長を感じています。
また技術力だけでなく、周囲と連携して仕事を進める力も伸びたと感じています。例えば、30名近くいる非エンジニアの事務局メンバーと1対30でやり取りしていく中で、多くの要望を効率よく整理し、チーム単位でまとめて共有してもらうための仕組みを提案できるようになりました。こうした動きができるようになったのは、自分の中でも大きな成長だと思っています。
個人としては、技術の進化にキャッチアップするためにAIツールを積極的に取り入れるようになりました。ChatGPTやCursor(コード生成支援ツール)、VSCodeの拡張機能などを触ることもありますね。
組織の“これから”を共につくる仲間を待っています。
ーーー今後の目標を教えてください!
会社としては、エンジニアの部隊を作っていきたいと思っています。リーダーという職責にこだわりはないのですが、自らがリーダーになることも視野に入れつつ、優秀なメンバーが入ってきたらその方にお任せするのもありだと思っています。LMSと事務局機能を一体で持つ会社は少ないと聞いているので、よりそこに特化するためにも、エンジニア組織の層を厚くしてもっと開発スピードを高めていきたいなと思っています。今回の採用活動も、その第一歩だと考えています。
個人としては、全体的な技術力の向上を目指していきたいです。技術的にはAIの進化をキャッチアップしながら、引き出しを増やしていき、ただAIに全てを任せるのではなく、自分の技術力も高めて知識も増やすことで、より良いアウトプットを出せるようになりたいと思っています。
ーーーどんな方と一緒に働きたいですか?
社員として会社に属していただくので、一番は会社の展望について理解してもらいたいと考えています。その上で、ただ迎合するわけではなく自分自身の考えを表現してくれる方であれば、すごくありがたいなと思います。
エンジニアとしては事業に紐づく根底となるLMSのシステム構築は軸となるポイントだと思っているので、エンジニアのプロとして会社の拡大に対しても関心を持っていただきたいなと思います。そうなれば、より良いものが作れていくかなとも思うので。
あとは、やっぱりコミュニケーションが取りやすい人が良いかなと思います。システムについての専門知識を持っていない方とのやり取りが多いので、そういう時に「システムに落とすとこうなりますよ」っていう話を目線を合わせて話せる人が理想ですね。お客様は行政や訓練校の受講生ですが、開発という視点でのお客様は実際に管理画面を操作する事務局の方なので、そういったコミュニケーションは非常に重要な部分だと感じています。
ーーー入社を希望される方へメッセージをお願いします!
私自身フルリモートで働いていて、対面で会うことはなかなかできないですが、そこを埋めていけるくらい積極的にコミュニケーションを取っていきたいと思っています。
これまではCTOのみがエンジニアとして在籍しており、私が最初のメンバーとしてジョインしました。これから入社される方とは、エンジニアとして切磋琢磨しながら、互いに感化し合い、一緒に成長していきたいなと思っています。
一緒に頑張りましょう!!