もし、30年かけて身につけた経営者の経験を、
次の世代へ引き継ぐことができたら。
もし、税理士や社会保険労務士、弁護士などの専門家が持っている「経験からくる判断」を、AIに残すことができたら。
そして、その知恵を一部の大企業だけではなく、日本全国の中小企業が使えるようになったら。
日本の会社経営は、もっと変わるのではないか。
そんな問いから、NLVグループの構想は始まりました。
NLVは、AIを売りたい会社ではありません
いま、世の中では毎日のように「生成AI」「AIエージェント」「DX」という言葉が飛び交っています。
しかし、私たちが本当に重要だと考えているのは、AIそのものではありません。
大切なのは、
「AIに、誰の知恵を入れるのか」
ということです。
企業には、長い年月をかけて蓄積されてきた知恵があります。
経営者の判断。
ベテラン社員の経験。
税理士の数字を見る感覚。
社会保険労務士の人事・労務に対する知見。
専門家だから気づける小さな異変。
ところが、その多くは「その人の頭の中」にあります。
その人が会社を離れれば、失われてしまうこともあります。
私たちは、ここにAIの大きな可能性があると考えています。
人の知恵を、会社の「資産」に変える。
NLVが取り組んでいるのは、
人の経験・判断・ノウハウをAIにログ化し、経営に活用できる状態にすること。
そして、それを企業ごとのAIダッシュボードとして実装していくことです。
たとえば経営者が朝、ダッシュボードを開く。
そこには、
売上、利益、資金繰り、人材、営業、顧客、現場の状況が表示されている。
しかし、NLVが目指しているのは、数字を並べるだけのダッシュボードではありません。
AIが、
「この数字は少し注意が必要です」
「このまま推移すると3か月後に資金繰りに影響する可能性があります」
「採用より先に、既存社員の定着率を改善した方がいいかもしれません」
といった形で、経営判断を支援する。
つまり私たちがつくりたいのは、
「見るダッシュボード」から、
「一緒に考えるダッシュボード」へ。
という世界です。
NLVという名前に込めた意味
NLV=Next Leaders Vision
次の時代を担う人たちと、
次の時代の企業経営をつくる。
そんな意味を込めています。
私たちが考える「Leader」は、肩書きを持った人だけではありません。
経営者も。
士業も。
AIエンジニアも。
営業も。
これからAIを学ぶ若い人も。
それぞれの専門性を持ち寄り、一つの企業の未来を一緒につくる。
そんな人たちが集まる場所をNLVにしたいと考えています。
なぜ、士業の先生と一緒にやるのか。
NLVグループの大きな特徴があります。
それが、
「現役の士業の先生と、合弁会社をつくる」
という考え方です。
なぜ、税理士や社会保険労務士などの士業なのか。
理由はシンプルです。
日本の中小企業を、最も近くで見続けてきた人たちだからです。
経営者が銀行には言えないこと。
社員には相談できないこと。
家族にも話せない経営の悩み。
そうした相談を長年受け続けてきたのが、士業の先生たちです。
そこには、インターネットを検索しただけでは手に入らない「生きた経営知」があります。
NLVは、その知恵に大きな価値があると考えています。
業務提携ではなく、「一緒に会社をつくる」。
ここもNLVの特徴です。
単に、
「先生、顧客を紹介してください」
という関係をつくりたいわけではありません。
NLVが目指しているのは、
専門家と一緒に、新しい事業そのものをつくること。
士業の先生が持つ専門知。
NLVが持つ経営・マーケティング・AI活用の知見。
AIエンジニアが持つ技術。
それぞれを持ち寄り、
専門家の知見 × AI × 経営 × ダッシュボード
という新しい事業をつくる。
だからこそ「業務提携」だけではなく、合弁会社という形にも挑戦しています。
2030年、300法人へ。
NLVグループには、大きな構想があります。
2030年までに、300法人。
ただし、300社の会社を所有することが目的ではありません。
私たちが本当につくりたいのは、
300の「専門知の拠点」です。
会計・税務に強い会社。
人事・労務に強い会社。
介護に強い会社。
建設に強い会社。
製造業に強い会社。
飲食に強い会社。
事業承継に強い会社。
地域企業の再生に強い会社。
それぞれの分野で経験を積んできた人たちの知恵をAI化し、互いにつながっていく。
300法人が300個の点ではなく、一つのネットワークになる。
その先に私たちが描いているのは、
「日本企業の経営知をつなぐ、新しい経営インフラ」
です。
NLVは、まだ完成していません。
むしろ、これからです。
完成された会社に入って、決められた仕事をする。
NLVが求めているのは、それだけではありません。
「まだ存在していない仕事を、一緒につくれる人」
と出会いたいと思っています。
AIコンサルタント。
AIエンジニア。
PM。
営業。
マーケター。
士業。
経営者。
そして、
「AIはまだ詳しくない。でも、これからの時代に必要な仕事を身につけたい」
という人も歓迎したい。
なぜならNLV自身が、これからつくられていく組織だからです。
私たちがつくりたいのは、「AIの会社」ではない。
AIが主役になる未来をつくりたいわけではありません。
人が何十年もかけて培ってきた知恵を、AIによって次の世代へつなぐ。
経営者の経験を残す。
専門家の判断を残す。
企業の知恵を残す。
そして、それを次の世代の人たちが使い、さらに新しい知恵を加えていく。
それが、NLVの考えるAIです。
人の知恵を、AIで未来へ。
NLV — Next Leaders Vision
2030年、300法人。
これはゴールではありません。
日本の中小企業の経営を、もう一度面白くするためのスタートです。
そして、この構想を一緒につくる仲間を、私たちは探しています。
最後に、私自身について。
ここまでNLVの未来について書いてきましたが、最後に少しだけ、私自身のことをお話しさせてください。
私は神奈川県内の学校を卒業後、遠縁の親類が経営していた有限会社肉の宝屋(現・ロピア)で、約5年間働きました。
そこで学んだのは、教科書の中の経済学ではありません。
「商売とは何か」
「お客様から選ばれるとはどういうことか」
「利益を生み、会社を継続させるとはどういうことか」
いわば、現場で学ぶ「商売道」でした。
その後、資本金1,000万円で自ら会社を設立。
一方で、複数の会計事務所においてCMOとしてマーケティングや経営支援にも携わるという、少し変わった道を歩んできました。
今でいう「ハイブリッド起業家」だったのだと思います。
食品、IT、金融、士業、マーケティング、新規事業、組織づくり。
30年以上、経営の世界に身を置いていると、成功したこと以上に、思い通りにならなかったことや、人との出会いから学んだことが数多くあります。
そして気がつけば、私の手元には30年間で積み上げてきたものが残っていました。
人脈。
信頼。
経験。
専門家とのネットワーク。
そして、失敗から得た知恵。
50代になった今、私はそれらをもう一度、集め直しています。
その中心に置いたのがAIです。
30年間の経験を、AI時代の「経営資産」へ。
現在は、元大学教授、元経済学講師、大手上場企業の元社長・役員をはじめ、それぞれの世界で経験を積んできた方々と連携しながら、AIダッシュボードコンサルティング集団の構築に取り組んでいます。
私一人の知識をAI化するだけでは、大したことはできません。
しかし、
経営者の30年。
税理士の30年。
社会保険労務士の30年。
大学教授の30年。
上場企業経営者の30年。
それぞれが人生をかけて積み上げてきた知恵を集め、AIによってつなぐことができたらどうでしょうか。
私は、そこに大きな可能性を感じています。
だからNLVでは、士業の先生方とも合弁会社をつくり、専門家の知見や判断プロセスをAIへ蓄積し、企業経営に活用できる仕組みをつくろうとしています。
50代から、もう一度起業する。
20代では食品。
30代ではIT。
40代では外資系企業の日本代表として、経営と専門家ネットワークの世界へ。
そして50代。
これまで別々に存在していた30年間の経験、人脈、信頼、専門知を、AIという新しいテクノロジーを使って再結集する。
それが、私にとってのNLVです。
若い頃の起業は、「自分が何を成し遂げられるか」という挑戦だったのかもしれません。
でも今は少し違います。
「自分が30年間で得たものを、次の世代に何として残せるのか。」
そこに興味があります。
NLV — Next Leaders Vision
人の経験は、その人だけのものにしない。
専門家の知恵も、経営者の判断も、次の世代へつないでいく。
そして2030年までに、志を共有する専門家・経営者と300法人のネットワークをつくる。
300社を所有することが目的ではありません。
300の会社に、300の知恵があり、300の物語がある。
それらをAIでつなげたとき、これまでとは違う企業経営の形が生まれるのではないか。
そんな仮説を、私たちはこれから実証していきます。
NLVは、まだ完成していません。
だからこそ面白い。
完成した会社に参加するのではなく、
「これからの会社を、一緒につくる側に回りたい。」
そんな人たちと、Wantedlyを通じて出会えたらと思っています。
折瀧 浩二
NLVグループ(2026年6月現在12社)
AIダッシュボードコンサルティング構想 Founder