皆さんこんにちは♪ 広報チームの藤本です!
本日は当社の蓄電池プロジェクトチームの好事例をシェアさせていただきます。
先日社内でも発表があった本事例ですが、当社として最も注力している蓄電池事業の中の一つで、私の所属する営業部と蓄電池プロジェクトチームを兼務されている池田マネージャーからお話を伺いました。
専門的な用語も出てくるかと思いますが、あえて電力会社の仕事風景を感じていただくため、そのまま記載させていただきます。
プロジェクト概要とともに、実際に一気通貫で担当した池田マネージャーの生の声をお聞きください。
■本プロジェクトの概要を教えてください
日本国内では、2050 年カーボンニュートラルの実現に向け、太陽光発電や⾵⼒発電などの再⽣可能エネルギーの導⼊が進んでいます。
その⼀⽅で、日射量や風況といった天候や時間帯により発電量が増減することが課題となっています。
電力の安定供給には、発電と需要を同時同量に保つ必要がありますが、前述の課題に対し、電力の供給と需要のバランスに応じて、充電・放電が可能な系統用蓄電池の活用に期待が高まっています。
本プロジェクトでは、当社にて系統用蓄電池を設置した蓄電所を事業者に譲渡し、譲渡後は当社で充電・放電等のコントロールを行い、主に卸電力市場・容量市場・需給調整市場で活用することを目的としています。
■本蓄電池プロジェクト最も大変だったことを教えてください
オーナー様へ蓄電所を譲渡するまでの間、オーナー様への提案(IRR試算)、土地開発、メーカー・工事事業者との調整、消防対応、送配電事業者への手続き(接続検討申込、発電量調整供給兼基本契約申込、接続供給兼基本契約申込等)、各種契約書の締結等様々ありました。
中でも最も大変だったことは、送配電事業者への手続きです。
送配電事業者への手続きは、何段階にも分かれており、順を追って手続きをする必要がありました。
初めてのことだったので、手続きのフローも理解できていない中だったため、送配電事業者に必要な手続きを確認しながら進めました。
中には技術的な内容で一人では対応できないものもあり、都度、当社技術メンバーや業務部メンバー、工事事業者に協力いただくこともありました。
周囲の方々のサポートのおかげで、送配電事業者への手続きを完了させることができました。
■本プロジェクトで一番時間がかかったことを教えてください
送配電事業者への手続きも時間はかかりましたが、最も時間がかかったのは、オーナー様への提案(IRR試算)です。
提案するにあたり、卸電力市場・容量市場・需給調整市場での想定収益を確認する必要があります。
各市場の過去約定価格をもとに想定収益を算出することはもちろんですが、制度の変更による影響も併せて確認する必要があります。
また、収益面だけでなく、費用面についても、メーカーや工事事業者、土地費用等も各所に確認したうえでオーナー様へ提案を行いました。
■本プロジェクトで一番嬉しかったこと/やり甲斐をおしえてください
一番嬉しかったことは、無事に運転開始を迎え、開所式を実施できたことです。
開所式では、オーナー様や工事事業者も立ち合い、これから本格的に運用していくうえでの期待が大きくなりました。
やりがいとしては、新しいプロジェクトに最初から最後まで一気通貫で携われたことです。
社内で誰もやったことのない事業を完遂させたことは、会社として意義のあることだと思いますし、自分としても自信になりました。
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いかがでしたでしょうか?
当社として、初めての事業を完遂された池田マネージャーを筆頭に、その他協力された皆さんに盛大な拍手を心の中で送っていただけると嬉しいです!!!!
当社は新電力会社ではありますが、実に様々な事業が同時に進行しており、多種多様な事業に関わることができ、他社ではなかなか味わえない充実感や経験値を獲得することができると思っています。
勉強しないといけないことは尽きませんが、自分の成長を自分でも感じることができるこの環境が私は大好きです♪
電力業界・蓄電池事業・再エネ関連に興味のある方、当社では様々な経験をすることができます。
グローバルエンジニアリングでは、これからもチャレンジを恐れず、電力業界に新たな価値を創出していきます。今後のさらなる取り組みにも、ぜひご期待ください!