グローバルエンジニアリング 総務部の山本です。
前回のVol.3「工事開始、大型LEDビジョンは間に合うのか」では、解体して初めて見えた土台や配管との格闘、そして終盤に飛び込んできたLEDビジョンの導入を、業者の皆さんの力をお借りしながら何とか乗り越えていく様子をお届けしました。
今回のVol.4は、いよいよ工事が完了し、約2か月間お世話になったレンタルオフィスから本社へと「帰還」し、新しいオフィスで社員のみんなを迎え入れるまで。半年間の活動が、ようやく「形」になる回です。
目次
1. 工事、完了 —でも総務の戦いは続く—
2. レンタルオフィスからの「帰還」
3. 「迎え入れる」ための最後の総仕上げ
4. 4月1日 —社員を迎えた日—
5. 「やり過ぎ」が「正解」に変わった日
6. Vol.4 総括
1. 工事、完了 —でも総務の戦いは続く—
3月下旬。緻密に組まれたスケジュールの最後のピースがはまり、ついに工事が完了しました。Vol.3までさんざん「想定外」と格闘してきた空間が、図面通り…。いえ、正直に言えば図面で見ていた以上の姿になって、目の前に現れました。
この時の私は、社長をはじめ、誰よりも早く新オフィスの完成を噛みしめていました。(役得役得…)
ですが、(本音を言うと息切れしてましたが…)ここで気を抜けないのが総務部門です。工事の「完成」は、私たちにとってはゴールではなく、最後の大仕事のスタート。ラストスパートの合図でもありました。
何故なら、4月1日には社員のみんなが、この新しいオフィスで普通に働き始められる状態にしておかなければならないからです。入れ物となるオフィスの形は完成しました。
あとは、ここに「会社」を戻す番です。
(少し時系列がおかしいですが…イメージということで ↑ )
2. レンタルオフィスからの「帰還」
Vol.2でお伝えした通り、工事期間中、福岡の社員には本社からアクセスのよいレンタルオフィスで業務を続けてもらい、書類や什器は貸倉庫に預けていました。
このレンタルオフィス、記事構成の都合でなかなかスポットライトを当てられませんでしたが、我々が約2か月間を過ごさせてもらった、思い出深い場所でした。
もちろん社員には様々、在宅と出社の調整や会議場所等で負担をかけてしまいましたが(本当に社員の皆さんも協力ありがとうございました)、それでも普段とは違い、全部署が1部屋に集まって業務にあたるという、平時では味わえない雰囲気の空間でした。
(全体写真は控えて…、原状回復前の雑多な雰囲気の場所を1枚パシャリ)
私自身は現場にいる方が長かったのですが、あのひとつ屋根の下の一体感に意外と愛着が湧いていました。何より、この場所をお借りできた事の感謝の気持ちでいっぱいでした。
そんなレンタルオフィスともついにお別れ。貸倉庫からの物品もあわせ、最初とは逆の流れで、新しい本社へと物品を戻していきます。
約2か月ぶりの「帰還」。預けていた段ボールや什器が続々と新オフィスへ運び込まれ、からっぽだった空間に当社の荷物が積み上がっていく…。完成したばかりのきれいなフロアが什器や段ボールで埋まっていく光景はなんとも慌ただしく、それでいてこの場所が「やはり当社のオフィスだ」という実感が湧く瞬間でもありました。
3. 「迎え入れる」ための最後の総仕上げ
さあ、ここからが時間との勝負。具体的には、レンタルオフィスの引き上げ⇒新オフィス開始まで1.5日しかありません。社員を迎え入れるための“仕上げ”を一気に進めます。
とにもかくにも、まずは段ボールの整理です。初めて社員を迎え入れる日までに、少なくとも雑多な雰囲気を感じさせない程度には整理を進める必要があります。皆が使う総務管理の備品(文房具等)を中心に置き場所を決め、キャビネットに入れ込んでいきます。
この時の私は段ボールの山に圧倒されて9割燃え尽きかけていたのですが、率先して動いてくれた同部署のメンバーのおかげで、少しずつ少しずつですが段ボールが減っていき、その様が気力を取り戻させてくれました。
その他、新座席表にあわせて各々が以前の固定電話を使える様に置きなおしたり、全デスクのモニターを開封・設置したり……(最後まで内装工事業者の方にはお手数をお掛けしました)。挙げればきりがありませんが、1つ1つ作業を進め…。
最後にもう一度、コンセント・Wi-Fi・有線LAN・電話・エアコン・水道・認証ドア・会議室モニター・そして何よりLEDビジョン。様々な動作確認を行いつつ、個人的な趣味で配線を整え…色を合わせたバインダーを用意し…、これで準備完了!
それぞれの業者の方が、約束の日程できっちり対応してくださったからこそ、ぎりぎりの工程の中でも本社機能を立ち上げ直すことができました。本当に感謝ばかりです。
4. 4月1日 —社員を迎えた日—
そして迎えた、4月1日。リニューアルオープンの日です。
工事期間中、テレワークやレンタルオフィスで働いてくれていた社員の皆が、この日、続々と新しいオフィスに出社します。入口で思わず立ち止まる人、新しいレイアウトに迷う人、生まれ変わった執務スペースを見回す人、新しく設置されたLEDビジョンを見上げる人…。あちこちで上がる「おお…!」という声。その一つひとつに、張り詰めていた半年間がようやくゴールを迎えたことを実感し…、この日が、一番ホッとした時間でした。
各自には、座席表を確認して新しいデスクへ移動し、置いてある自分の荷物を個人キャビネットへ整理してもらう…。そんな“新生活のスタート”をお願いしました。
自分のデスクを探してきょろきょろしたり、改めて椅子やモニターの高さを調整したり。どこか浮かれたような足取り・表情で動き回る姿は、今でも忘れられません。
5. 「やり過ぎ」が「正解」に変わった日
Vol.2で、私は「やり過ぎたかも…」という気持ちが芽生えたと書きました。広げ続けた風呂敷、膨らんだ予算と工事規模、各社へのぎりぎりのお願いの数々。正直、その重さに不安を感じた瞬間も、一度や二度ではありません。
ですが、無事に4月1日を迎え、新しいオフィスで過ごす社員の姿を見たとき、その不安は一瞬で吹き飛びました。「きっと今の形が正解だったんだ」と。
そしてこの景色は、私たち総務だけでは決して作れませんでした。本気で向き合ってくださった工事・協力業者の皆さん、自発的に動いてくれたプロジェクトメンバー、そして不便な工事期間に協力してくれた社員の皆。その全員がいて、ようやく辿り着いた景色です。改めて、心から感謝申し上げます。
6. Vol.4 総括
工事の完成から、会社機能をそこに戻し、社員を迎え入れるまで。今回のVol.4は半年間の苦労が「日常」へ着地していく回でした。派手な工事の話ではありませんが、こうした地道な“引っ越しの総仕上げ”こそ、総務部全体の力の見せ所だった様に思います。
無事に新オフィスでの業務がスタートし、リニューアルプロジェクトは大きな区切りを迎えました。次回はいよいよ最終回。
完成したオフィスを、プロのカメラマンに撮影いただいた写真とともにじっくり巡る「オフィスツアー」をお届けします。
この際、東京の時と同様、事務所に関する密かなこだわりポイントもお届けしますので、是非最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。