私たちBeansはどんなことにも「まめ」でありたいと考える、そんな広告屋です。
「クライアントに真摯に向き合い、一番近くであれこれよく動き、気が利いて、行き届いた仕事をする」をモットーにしています。まずは相手の立場に立って、共に悩み、進んでいく姿勢を大切にしています。どんなに私たちに利益の出る案件であっても、それが相手にとって利益とならないと考えれば、案件自体を考え直すようアドバイスします。それが、クライアントにとってのBeansの存在意義であり、価値だと思うから。
私たちは、クライアントにとって一番の理解者であり、良きパートナーでありたいと考えています。
今回は、創業10周年を記念した特別サイトの制作に携わった、デザイナーの三浦さん・上村さんと、コーダーの坂本さん・元さんによる座談会を実施。記念サイトのコンセプトや、10周年を迎えた想いなどをざっくばらんに語ってもらいました!
▼▼Beansの10周年記念サイトはこちら▼▼
https://beansadworks.co.jp/10th/
【座談会参加者プロフィール】
・三浦 正幸:エンタメ商材企業やケーブルテレビ会社、広告代理店を経て、フリーランスのグラフィックデザイナーとして独立。約10年にわたってさまざまなデザインを手がけ、2021年にBeansへ入社。
・上村 鈴音:広告代理店でのグラフィックデザイナー職を経て、2021年にBeans へ入社。
・坂本 隼樹:IT業界未経験からWebデザインの勉強をし、Webサイト制作業務を経て、派遣社員としてBeansへ入社。2023年より正社員に。
・元 梨玲:Web制作会社を経て、派遣社員としてBeansへ入社。2024年より正社員に。
10周年を「お祭り」で盛り上げたい。最も意識したのはBeansらしさ
――Beansでは創業10周年を記念し、自社HPをリニューアルするとともに、10周年記念特別サイトも立ち上げました。どのような流れで企画が進んだのでしょうか?
三浦:当社は2024年11月に社名を変更し、それに合わせてロゴも一新しました。また、ちょうど10周年の節目ということもあり、自社運営フォトスタジオやフリーイラスト素材サイトを立ち上げたんです。これらの紹介も兼ねて、自社ホームページのリニューアルを進めることになりました。その流れのなかで、10周年記念サイト制作の話が持ち上がり、社員たちから「何か面白いことをやりたいね」という意見が出てきたんです。
当社では毎年元旦にHPで新年のご挨拶を掲載していますが、今年は何か特別な要素を加えてみようという話が挙がり、「おみくじ」を作ることになりました。
上村:「おみくじ」から着想を得て、サイト全体のコンセプトをお祭りの「縁日」にしてみたら面白いんじゃないかな、と。
三浦:10周年を「お祭り」で盛り上げたいという思いもありましたね。屋台のようなイメージで、いくつかの楽しいコンテンツを配置して。そこにBeansの歴史や当社のオリジナルキャラクターの紹介を入れたら楽しいのでは、と考えました。
坂本:その後の制作過程では、自然とそれぞれの担当役割が決まっていきましたよね。
三浦:そうですね。僕がコンセプトを考えたものの、みなさんにほとんど丸投げしてしまったかもしれません(笑)。上村さんはキャラクター制作が得意ですし、元さんは動きのあるコンテンツに挑戦したいと考えていたため、それぞれの強みや興味を活かしてサイトを作れたらいいなと思っていました。
――特別サイトの制作を進めるうえで、どのようなことを意識しましたか?
三浦:一番は「Beansらしさ」を表現することですね。
元:Beansらしさ……優しくて、あたたかくて、丸みを帯びた感じですよね!
上村:そうですよね!私も当社の「自由な雰囲気」をうまく表現できればと考えていました。
――ヤギが豆太くん(Beansのキャラクター)の頭をかじるゲームは衝撃的でした(笑)!
一同:笑
三浦:上村さんが考えてくれたんですよね。
上村:Beansのヤギは「マメ―」と鳴くんです。”マメ”とかけて。ダジャレですね(笑)
三浦:その発想をみんなが面白がって、いつしかヤギが頭をかじるゲームができていました(笑)。
元:ゲームの内容は上村さんが考えてくれて、私はそれをコーディングしました。実は、ゲームを作るのは初めてだったんです。動きがある部分はすべてJavaScriptを使って制作しました。難しかったですが、新しいことに挑戦したい思いはありましたし、社長も失敗しても構わないと言ってくれていたので、安心して取り組むことができました。結果、意外とちゃんと作れたことに驚いています(笑)。
坂本:僕は主に特設サイトのコーディングを担当しましたが、先ほどの三浦さんのお話にもあった「Beansらしさ」をいかに出すかを意識しました。デザイナーのお2人が大枠を示してくれたので、とても進めやすかったですね。
プロジェクトをきっかけに活性化した社内のコミュニケーション
――制作プロジェクトを進めるにあたって、特に苦労したポイントは?
元:とにかく時間との戦いだったことですね。通常業務もあるなかで、10周年に間に合うように作るのに苦労しました。
上村:当社は残業をする習慣があまりないため、限られた時間内で進めるのが少し大変でした。
三浦:逆に、通常業務の効率を上げて、特別サイトの制作に充てる時間を確保するようにしたよね。
坂本:たしかに、時間の使い方を意識するようになった気がします。
――今回のプロジェクトに参加したことで、どんなメリットがありましたか?
三浦:特に横のコミュニケーションが増えたように思います。今回のプロジェクトだけでなく、通常業務においても、自然発生的に良いコミュニケーションが生まれるようになってきました。このプロジェクトに直接携わっていないメンバーも、興味を持って関わってくれたことが大きかったと思います。
元:コミュニケーションを深めるきっかけになりましたよね。あとは、個人のスキルも上がったと感じます。
上村:私もキャラクターやゲームの制作など、新しい経験をさせてもらえたことが大きな収穫でした。初めて自社開発のプロジェクトに関わりましたが、社長にも「自由にやってほしい」と言っていただき、楽しみながら取り組むことができました。
元:そうですよね。普段、お客様の仕事では失敗はできません。でも、自社サイトだから挑戦できたことがたくさんあり、良い経験になりました。
坂本:普段のコーディング業務では、動きのあるものを作る機会は少ないのですが、今回新たな挑戦ができて、今後の案件でも活かしていけそうだと感じましたね。
三浦:「Beansの歴史」に関するコンテンツも、最初はインタビュー形式にしようと思っていたのですが、上村さんと元さんがLINEの会話のような内容にしたらどうかというアイデアを出してくれたんです。単なる歴史の紹介ではなく、「読んで楽しいコンテンツ」にできたのが良かったと思います。実際に、本サイトをご覧になったお客様から10周年を祝う言葉をかけていただく場面もあり、外部の方々に楽しんでもらえるサイトになったのではないかと感じます。
相乗効果で成長する「強い会社」を目指したい
――改めて、創立10周年に対するみなさんの想いをお聞かせください。
坂本:この10周年は、多くの方々の力が積み重なって成し遂げられたものだと感じています。これからの10年も、さまざまな人たちと関わりながら、さらに積み上げていければ嬉しいですね。
元:私も今回のコンテンツ制作にあたり、社長にこれまでの歴史をインタビューしましたが、本当にさまざまな苦労があったことを改めて感じました。これまで築いてきた基盤を大切にしつつ、これからはさらに新しいことにも挑戦していければと思っています。
上村:坂本さんや元さん同様、いろいろな人が関わってようやく10周年を迎えることができたと思っています。これからも社員全員が協力しながら取り組めたらいいですね。
三浦:社長の鍋野も、大きい会社や儲かる会社ではなく「強い会社」を目指したいと話しています。個人的に、強い会社とは社員が楽しみながら働ける会社であり、”まめ”な仕事を通じてお客様にも喜んでもらえる会社だと思っています。今後の10年で、そのような状態をどう広げていけるかがポイントだと思っています。
元:「強い」と聞くと、強引だったり押しの強いイメージを持つ方もいるかもしれません(笑)。ですが、当社が目指すのはそういう強さではなく、「ブレない」ということだと思います。
三浦:ある意味、ヤギのゲームも「強い」よね(笑)。Beansはそれぞれが自由でありながら、意志の強さがある組織だと思います。やりたいことがあり、互いにコミュニケーションを取りながら、最良なものを作っていく。まさに「かけ算」で相乗効果が生まれる組織を目指していきたいですね。
みんなの前向きさが原動力に。良い雰囲気が生む挑戦する姿勢
――みなさんがBeansに入社後、特に成長したと感じる事柄は?
元:私は業務時間内にイラストの練習をさせていただき、ついにフリー素材サイトでイラストを配布できるまでに成長しました。1年前の作品と比べると、大きく上達したと感じています。また、入社当初はJavaScriptが使えませんでしたが、勉強できる環境があったおかげでスキルを磨くことができました。現在はフォトスタジオのホームページ更新にも携わっており、そこでこれまで学んできたことが活かされています。
坂本:現在は主に某メーカー様のWebサイト更新作業に携わっていますが、入社当初よりも任せてもらえるページが増えたことが、自分の成長を実感するポイントです。また、デザイナーさんとコミュニケーションを取りながら、スムーズにコーディングできるようになりました。細かい部分では、余白の使い方やサイズ感の調整などにも気を配れるようになったと感じています。
上村:1人でできることには限界がありますが、協力プレーの基盤ができたことで、コミュニケーションが取りやすくなり、仕事の幅も広がりました。前に働いていた会社でも、「あの人と一緒に進めれば、もっとこんなものが作れるのに」というアイデアはあったものの、協力できる環境があまりありませんでした。みんなで新しいものを作り上げられるようになったことに、大きな成長を感じています。
三浦:上村さんはイラストが好きで、徐々に頭角を現してきていますよね。イメージ通りのイラストを仕上げていて、お客様にも喜んでいただける作品を作ってくれています。Beans全体としてもデザインスキルが向上しており、メンバーたちの間でいろいろな質問が飛び交うようになりました。私に対しても、自分で一度考えたうえで「どうしたらよいでしょうか?」と相談してくれる場面が増えたことは、組織としての成長を感じるポイントです。
――まさに成長しつづけられる環境があるということですね!最後に、みなさんが今後チャレンジしてみたいことがあれば教えてください。
三浦:当社はこの1年で次々と新しい取り組みを生み出しています。このような動きをさらに広げていくことが目標です。その過程でさまざまな課題に直面することもあると思いますが、これまで培ってきたスキルを活かして解決しながら、成長していきたいですね。当社のメンバーは「お客様がどう感じるか」をとても大切にしており、そこを最優先に考える姿勢は今後も継続していきたいです。
元:個人的には、自分のレベルを上げることが楽しいと感じています。毎日いくつか新しいことを吸収しようという意気込みで取り組んでおり、これからも「昨日より成長していたい」という気持ちを大切にしていきたいですね。
上村:新しいことは積極的に取り入れていきたいですし、面白いことを続けていきたいと思っています。Beansは自由な社風のため、自発的に動かないと何も始まりません。だからこそ、新しいものを追い求めていきたいと考えています。
元:周囲のモチベーションが高いと、その影響で他のメンバーも自然とやる気が高まりますよね。当社では頑張っている人を笑ったり、否定するような人はいません。本来やりたいことに取り組み、力を存分に発揮できる環境がありますので、今後もどんどんチャレンジしていきたいと考えています。
三浦:そういえば、ヤギのゲームも「これなんの意味があるの?」と聞いてくる人はいなかったよね(笑)。
元:そうですね(笑)。大変なことも含めて、楽しんでいる人が多い会社だと思います。
三浦:面白いことをやっている人を見ると、自分も何か挑戦してみようと思う。真剣に良くしようと努力している人に対して、ネガティブな感情を持つ人はいません。当社ではそのような雰囲気が居心地の良さにつながり、仕事のパフォーマンスにも良い影響を与えていると感じます。
坂本:たしかにそうですね。僕も会社に行くのが嫌だと思ったことは一度もありません。そんな居心地の良い環境だからこそ、これからもここで成長しながら、全力で頑張っていきたいと思います。