こんにちは。感性AI 竹村です。
2023年度3回目となる感性ＡＩアナリティクスのバージョンアップを実施しました。

消費者データを学習したAIから、ネーミングやキャッチコピー、パッケージの印象を定量的に評価出来る感性ＡＩアナリティクス。
今回バージョンアップでは以下の機能が追加・強化されました。
①【新機能】テキストマイニング機能の追加
②【音韻分析】音韻に類似がある外国語の単語の出力
③【音韻分析・テキスト分析】印象評価結果の要因分析
④【連想語出力】機能の強化
　（画像連想語機能、出力されたワードを基点とした連想語の再出力機能の追加）

ここからは各機能について簡単にご紹介します。
①テキストマイニング機能
　商品企画のご担当者からご要望の多かったテキストマイニング機能を追加しました。
　口コミや消費者から調査した定性的なアンケートなど、自由記述の文書の分析に利用できます。
　テキストマイニングでは以下の８つのカテゴリーの分析が可能です。
　・単語頻度分析（ワードクラウド）
　・二文書間比較
　・共起ネットワーク
　・類似文取得
　・文書クラスタリング
　・ポジネガ分類
　・オノマトペ感性評価アンケート
　・文章要約

＜単語頻度分析（ワードクラウド）＞

＜共起ネットワーク＞

②音韻に類似がある外国語の出力機能
　海外で日本の単語を話したら別の意味にとられたというご経験がある方もいると思います。
　当該機能は、音韻が類似しているワードを、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、　
　ロシア語、中国語、韓国語から確認することができます。海外展開の際などに、現地で商品のネーミン
　グからどのような連想がされるかを確認することができます。

　例：「ぽたぽた」の音韻に類似がある外国語

③印象評価結果の要因分析
　音韻・テキストの感性評価結果について、感性評価ごとの予測の説明を出力します。
　ワードごとに評価の内訳を把握することで、どの部分を変えると良いかの検討につながります。

　例：「ブルーベリーでリラックス！こだわりの生絞り果汁が満ちる、至福の一杯。」の
　　　「緊張感のあるー安心感のある」の尺度に関わる予測説明

④連想語出力機能の強化
　（画像連想語機能、出力されたワードを基点とした連想語の再出力機能の追加）
　デザイナーなどの方々から要望が多かった機能を実装しました。
　デザインプロセスの段階で世界観を表すような画像からイメージを膨らませることが多いが、それを
　言語化するのに苦労するというお話を伺ってました。今回のバージョンアップで、画像からも連想語が
　出力できるようになり、画像のイメージを言葉に落とし込む際にご活用いただけます。
　また、出力されたワードを基点として連想語を再出力することもできるので、ワードの関係性を可視化
　しながら瞬時かつ大量に生成することで発想を広げることもできます。

　例：感性AI社のオフィス画像から連想語を出力

ということで弊社のオフィス画像からはスタートアップとかテクノロジー、イノベーションという言葉が出力されて、一安心です。
これで全然違うイメージのワードが出力されたらショックを受けるところでした。。。

感性ＡＩアナリティクスは今後もバージョンアップを行い、より充実して、お客様に使いやすいサービスを目指していきます！