60歳近い私がにわかにタイトルにある言葉の意味を説明するのは避けておきますが、今やネットに拡がる情報に「その真偽を問う」のは殆ど意味を成さない時代となりました
時間潰しになればいい、面白ければいい、楽しければいいといった刹那的な快楽が勝ってしまっているためであり、実際、SNSによるネットミームの威力は凄まじいものがあります
模倣、改変、拡散がミームの意義であって、ネット社会が真偽や質よりも「関心を得ることが正義」であることを示唆しています
ところで、最近仲間と「生命とは何ぞや」と議論になりました。わたし的には従前から「複製の連続」と表現したことがあります。親から子への遺伝子のバトンしかり、自分の身体で起きている日々の細胞の再生も同様に、COPYしているに過ぎません。と喝破してしまうと人生がどうにも無味乾燥なものに思えてきそうですが、実際は「そう」であって、これを如何に楽しくするかは自分(ら)次第なのだと思う訳です
ミーム(meme)という造語の由来が、gene(遺伝子)とmimeme(模倣)である点も興味深いです
あと、高杉晋作が病床で詠んだ辞世の句「おもしろき こともなき世を おもしろく」を思い出しました。歌人の野村望東尼がそれを受け「すみなすものは心なりけり(どう生きるかは自分の心持ち次第である)」と下の句を添えたとされるのは、これまた何とも妙味のある話です

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