私は今、拠点を山梨に置き、東京の企業に勤務しています
「山梨ですか?!富士山も近くて、水と空気がキレイでしょう?いいですねー」と言われるのですが、一応ネタバラシしておくと、私の居住スポットは甲府盆地のど真ん中ということもあり
富士山 → 先っぽしか見えません
水 → サントリーの工場がある白州(北杜市)のピュアウォーターの足元にも及びません
空気 → 東京よりはキレイですが、農地&盆地の事情から、割と頻繁に砂交じりの突風が吹き荒れます
ということでご期待に応えられずなのですが、私なりに「いいね」というのが、実は、夜空の星だったりします
最近、息子に勧められてみ始めた「チ。」という漫画作品。今では当たり前の【地動説】が、如何に市民権を得てきたかという話が描かれているのですが、当時の教会(宗教)の権威と利権、対する研究者達(天文学者、物理学者等)との仁義なき闘いが展開します。【天動説】を否定することは、神への冒涜だった訳です
社会の常識でないことを口にすれば直ちに「異端」「魔女」と認定され、社会から消されるという、好奇心を抱くことすら命がけだった時代に、当時の人たちは現代の私達と同じ夜空の星を眺め、見果てぬ夢を抱いたり、遠い未来へ思いをはせたりするのですが
彼らの好奇心や探究心、また大きな犠牲の上に、私を含めた現代の人類が活かされているのだと思うと、なんとも有り難く、またどこか申し訳ない気持ちになるのは私だけでしょうか?

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