自己研鑽するために書籍に親しんだり、巷で行われているセミナーに参加し自身の見識をひろげることは一般的には「よいこと」とされています
私自身、特に20代の頃は「日頃会わない人たち(職場以外の人たち)に会い」に出かけたものです。当時の書籍には筆者個人の連絡先が記載されていたりしたので「ごはんおごるから」などと言って筆者を御茶ノ水駅まで呼び出し予め用意しおいた質問を山のように投げかけた懐かしい思い出もあります
ところで、あなたの周りに、あたかも呼吸をするように自己啓発本を読み漁ったりセミナーに参加したりする人、居ませんか?
こうした人たちは往々にして手段が目的化しています。本を買ったり読んだりセミナーに参加することそのものがゴールになっているという意味です。この場合のこれら媒体を俗に「キャリアポルノ」と言い、行き過ぎると、彼らは読んだ本の量やセミナーの数を懸命にSNSでご披露するようになります
そうなるともう【キャリアポルノ中毒】な訳ですが、この傾向は働き方にも表れます。即ち「生産性」ではなく「働いた量(時間)」に満足するこのタイプは燃え尽き症候群にもなり易く、最終的に身体を壊し【戦力外】となっていきます
WHO(世界保健機関)も、キャリアポルノ中毒からのバーンアウト(燃え尽き症候群)の問題に警鐘を鳴らしています。有限なヒューマンリソース、そして何より自分の身体の健康を大切にしたいものです

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