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「会社沿革」で分かるムスびVol.8

Vol.8 過渡期(2021年7月~2022年7月)

皆さんこんにちは、このシリーズでは、ムスびが今までどの様な沿革を経て今に至るのかを、代表の水口に質問形式で当時の事を振り返って頂き、なぜその答えで進んだのか。なぜそう考えたのか。等々思いや考え方について余す事なく皆さんにお伝えしていければと考えています。

コンセプトは「どうせ働くならもっと有意義に、楽しく、充実感を持って働きたい。」です!

このシリーズを通して、少しでも弊社を気になったり、質問したいなと思って頂ければ嬉しく思います。

という事で、本日は少し時を遡りVol. 8 過渡期(2021年7月~2022年7月)について質問していきたいと思います。


2021年7月酒類の免許を取得されました。これは今までムスびで扱ってきた雑貨や、お菓子などのカテゴリーから更にお酒の取り扱いを増やしたという事ですね!

そうですね。
常日頃新しい商材となるものは何か、何をやれば面白いかを考えており、二つまで候補を絞った上で日本酒に決めて進みだしました。

日本酒の国内消費量は年々右肩下がりの中、輸出消費量は年々増加の傾向があります。
国内消費量の減少を補えるだけの輸出出荷量まではまだ届いておりませんが、それでも確実に日本酒がジワジワと世界に認識されつつあります。

そして、日本には1000を超える酒蔵がありますが、そのすべての酒蔵が平均的に輸出を行っているわけではありません。
輸出で流行っているお酒は日本で誰でも聞いたことのある有名なお酒ばかり、大手酒蔵のお酒ばかりで、地方の小さな、昔からの手法で変わらず人の手で丹精込めて造られた日本酒は世界に全く知られていないのが実状です。
日本の商社は大手酒蔵とタッグを組み、現地展示会で大々的に宣伝し販売しています。

我々がやりたい事は、売れているお酒を売る、「流行りに乗りたい」わけではありません。
地方の小さな酒蔵の美味しいお酒をいかに海外に展開するか。です。
現在の弊社の主力商品に対する思いと同じです。

酒蔵の数はここ10年で400~500件程も減少しています。
我々に何かできる事はないかと考えた時、流行りを追いかけるのではなく、流行りを作る、と考えた時に、なんとしてもこの日本酒ビジネスを上手く行かせたいと思いスタートした事業です。

※実際に一軒一軒、アポイントを取って酒造を訪問しております
 青森から長崎まで "本物" を探すため移動時間に糸目をつけません


2022年3月、数年やってきたBtoCのパッキングから個別発送までを請け負う業務ですが、撤退となりました。一大事業が撤退となった事について今までの思い出や、撤退となった事についての心境を教えてください。

この事業に関しての思い入れはやはり他とは比較にならない思いです。
沿革ストーリーVol.3の頃から始まったこの事業は、ムスびをここまでの会社に成長させて頂いた本当に核となる事業でした。

当時は「商品の購入を継続してもらう為」にほぼトントンの利益率でこのパッキング事業を行っておりました。
何度も口をすっぱくして言っている「お客様が儲かってこそ」の精神で約6年間走ってきたのと同時に、やはりこのパッキングと個別配送、痒い所に手が届く事業ありきでないと商品を買ってもらえないかもしれない、との不安から続けておりました。

しかし、6年の間このアメリカの企業様とは本当に様々な苦難を共に乗り越えてきました。
特に大きかったのはやはり世界的なコロナウイルスの蔓延。
日本郵便の個人配送サービス、EMS等のサービスが2020年2月~3月に全て一気に止まり、あろうことか出荷した数万件の荷物がそのまま弊社に戻される事態。
そしてどの荷物が返され、どの荷物が出荷されたのか分からない始末。

ありえませんよね。

このような事態にも共に乗り越えた我々にとっては、「パッキングや配送請負業務がなくても大丈夫。このいい関係は続く」と思える仲となりました。

撤退のきっかけはアメリカの会社様からの提案でした。
撤退と言ってもこのビジネスをやめる撤退ではなく、商品の売買とパッキング、配送の会社を分けて事業を円滑にする。です。
最初はやはり寂しい思いでしたが、実際に撤退した今、商品売買に力を入れられる今の環境がやはりやりやすいのが正直なところです。
何かお困りごとがあればなんでもフランクに相談し合える、他社にも関わらず社内コミュニケーションのように個別チャットアプリで社員全員が連絡を取り合える。
最高の関係性を構築できていると日々実感しております。

※アメリカの企業様と合同で展示会へ。新しいビジネスの起爆剤となる商材を共に探しました。


BtoCのパッキング発送業務撤退や、酒の販売に始まり、ムスびの過渡期を日々実感します。正直な所、この過渡期は怖いですか?不安ですか?楽しいですか?

怖い、不安、楽しい、全て当てはまります。
怖い10%、不安10%、楽しい80%ですかね。
あ、こう見るとほとんど楽しいになりますね。

会社って私が一人でなんとかできる、成長させられる物ではないと思っています。
社員のみんなが力を合わせて「ムスびの為に」と動いてくれることで大きく前進するのです。
私はそのサポートの一人でしかありません。

そして今はその「みんな」が「会社のために」、「ひいては自分の将来の為に」と日々奮闘してくれております。

みな動機は様々です。

ムスびを大きくして将来重役のポジションに行きたい
こんな面白い会社他にない。この会社をつぶして転職なんてしたくない。
尊敬する先輩がいる。尊敬する社長がいる。その人の力になりたい。

もうね、泣けますよね。

約8年、会社を経営しておりますが、今程「何があってもこのメンバーなら大丈夫」と思った事はありません。

今後どんな壁があっても、この皆が力を合わせれば絶対に乗り越えられると思っているからこそ、楽しいが80%なのかもしれません。


●最後に●

長い文章をお読みいただきありがとうございました。
次回はこれからをお伝えしていきます。
では次回も楽しみにお待ち頂ければと思います!


※おまけ お客様の荷物を無事に届けるため、沢山の資材を持って梱包に向かう勇姿!!

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